【お悩み相談室】発達障害ADHDの子どもが頑張っているのにテストの点数が悪いです。どう声をかけたらいいか悩んでいます。

小学校2年の息子は、発達障害ADHDです。テスト勉強を頑張ってしたのにも関わらず、良い点数が取れなくて落ち込んでいます。どう声をかけたらいいか悩んでいます。やる気がでる良い声かけ方法を教えてください。

 

小学2年生・男の子のママ

頑張って勉強したのにテストの点数が悪いと、お子さんは落ち込んでしまうし、やる気がなくなってしまいますよね。発達障害ADHDの子どもは、頑張っているのに良い結果が出ないことがあります。我が家にも、発達障害ADHD傾向の子どもがいて同じような経験があるので、アドバイスさせて頂きますね。

 

発達科学コミュニケーション
リサーチャー 高嶋ともこ

 

【目次】

 

1.勉強したけど良い点数が取れず、やる気をなくす息子

 
 
1年で1番長い2学期も、あと少しになりましたね。テストが多く返ってくる時期です。お子さんのテストの結果は、どうでしたか。
 
 
我が家には、現在小5の発達障害・注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向の子どもがいます。本人は頑張っているのに良い結果が出ないことがあります。
 
 
息子が小学2年生の時、急に難しくなった算数の授業についていくことが難しくなっていました。夏休みには、補修授業に呼ばれた程でした。
 
 
ある日、算数のテストが翌日にある日のことです。頑張ってテスト勉強をしている息子に、私はつきっきりになって教えたり、見守ったりしていました。
 
 
翌日のテストでは、息子自身は手応えがあり、「今回は、良い点数が取れそう!」と言っていました。
 
 
しかし、テストの結果は55点。息子は「もう勉強しても無駄だ!」と言って、やる気をなくし、落ち込んだことがありました。
 
 
私も、親としてどう声をかけてあげればいいのか分からなくて、相談者さんと同じように悩みました。
 
 
 
 
しかし、発達障害ADHDの子どもでも、お母さんの対応次第でやる気をなくさずにに学習に取り組み続けることができます。
 
 
勉強嫌いになったりやる気がなくなったりすると、学力を上げることが難しくなってしまうので、お母さんの声かけがとても大事になります。
 
 
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2.発達障害ADHDの子どもは、どうして頑張っても結果が出ないことがあるの?

 
 
どうして発達障害ADHDの子どもは、頑張っているにも関わらず結果が出ないのでしょうか。
 
 
発達障害ADHDの子どもは、脳に特性があり、発達が未熟な部分があります。テストの時にも、その特性が影響することがあります。
 
 
例えば
 
 
 ◆「見る力」が弱い
 文章問題で大切な情報を読み飛ばしてしまったり、最後までしっかり問題を読まなかったりするので、早とちりしてミスをする。
 
 
ワーキングメモリ(記憶を一時的に保持する力)が弱い
文章問題で大切な情報や数字を忘れてしまいます。
 
 
不注意
集中力・注意力が持続できないので、ミスをしてしまいます。
 
 
◆メタ認知(自分を客観視する力)が低い
 何ができて何ができないか冷静に分析できない。例えば、メタ認知が高い子は、自分はケアレスミスが多いから、注意して見直しをしようと考えて行動ができます。
 
 
以上のようなことが影響しているためテストでミスをしてしまうと考えられます。
 
 
 
 
息子は、この4つの力が全て弱かったんです。
 
 
メタ認知が低いので、自分ができていない問題を理解できていないのです。そのため、自分ではできた!と感じ、実際の結果とのギャップがでていたのです。
 
 
つまり、勉強はしたけど理解はできていなくて、頭にしっかり定着していなかったということです。
 
 
これらは、脳の発達が未熟な部分があることが原因なので、本人の努力だけでは改善することは難しいのです。
 
 
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3.点数が悪い子を勉強嫌いにしてしまうNGな対応

 
 
発達障害ADHDの子どもが、テストで悪い点数を取って、落ち込んでいる。その悔しい想いは、それだけ真剣に頑張っている証拠だと思います。
 
 
本気でやっていないことは、良い結果が出なくても、たいして悔しがらないのではないでしょうか。
 
 
発達障害ADHDの子どもが何か真剣にやっていること、それだけでも素晴らしいことだと思いませんか。
 
 
 
 
子ども自身がやっていることなので、子どもも悪い結果を受け止めて、落ち込んでいることは確かです。なぜその結果なのか、自分で考えているはずですので、次のような声かけは絶対にやめましょう。
 
 
「◯◯していたら△△できたんじゃない!」
 
「もっと頑張ればもっと良い点数が取れたんじゃない!」
 
「だから、もっと勉強(練習)しなさい!って言ったでしょ!」
 
 
説教や否定的な言葉は、落ち込んでいるお子さんにさらに追い討ちになり、自信がなくなってしまいます。
 
 
すると、ますます勉強の苦手意識が強くなったり、勉強嫌いになったりしてしまいます。
 
 

4.お母さんの声かけが学力を上げる鍵になる!

 
 
発達障害ADHDの子どもがテストで点数が悪くても、お母さんの声かけ次第で学習意欲を下げないことができます。
 
 
では、どんな声かけが良いのでしょうか。
 
 
例えば、テストで、10点、20点で「素晴らしい!」は嘘になってしまいますよね。ですので、すでにできているところを探して褒めたり、肯定したりしましょう。
 
 
例えば
 
「この漢字が綺麗に書けているね!」
 
「もうこんなに難しい漢字が書けるんだね!」
 
「名前が上手に書けているね!」
 
「前より点数が5点上がったね!」
 
「この問題が、解けたのはすごいね!」
 
「テスト見せてくれてありがとう!」
 
 
などです。このように肯定することで子どもは認めてもらったと感じ、自己肯定感が低くならずに、自信がついていきます。
 
 
自己肯定感と自信があれば、学習をまた頑張ろうというやる気がでてきます。
 
 
例え、点数が悪くても、お母さんの声かけ次第でお子さんの学習意欲を維持できるのです。
 
 
 
 
さて、我が家の息子はというと、ごく稀にひどい点数を取ってきますが、時々100点を取ることもできるようになりました。テストで時間がある時は、見直しをしているようです。
 
 
発達障害ADHDの子どもが頑張っているのに良い結果が出ない時は、説教や否定的な声かけはNG!お母さんの肯定的な声かけがお子さんの学習意欲につながりますよ。ぜひ、肯定的な声かけをしてあげましょう。
 
 
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執筆者:高嶋ともこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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