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宿題をやらない時は「ひとまず1つ作戦」!ーー発達障害・グレーゾーンの子どもの学習意欲が下がったときの勉強法

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新しい学年が始まって1ヶ月。GW明けは、発達障害・グレーゾーンの子どもの学習意欲が下がりやすい時期です。今までできていた宿題がこなせなくなったら、おうちではどうすれば良いのでしょうか?そんな時、有効なのが「ひとまず1つ作戦」なのです!
 

【目次】

 
 

1.発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、学習意欲が下がりやすいのです

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、日々の学校生活で私たちの想像以上にがんばってすごしています。
 
 
ゴールデンウィークや夏休みなどの長期休暇明けは、リラックスしていた空間から、緊張度の高い学校生活に戻らなければならないことで、子どもたちに大きなストレスがかかります。
 
 
大人でさえ、週明けや長い休みの後に通常モードに戻る時は「あ〜、明日から仕事か〜。なんかやる気起きないな〜」となりますよね?
 
 
 
 
子どもの場合、ましてや発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、発達の凸凹が悪目立ちしやすいため、かかるストレスが大人の想像を超えていることも珍しくありません。
 
 
そうなると子どもたちも、人間関係のトラブルや、学習のつまずき、お母さんに反抗的な態度をとる、生活リズムが整えられないなどの変化が見られます。
 
 
おうちでは、そんなお子さんの変化に寄りそった対応が必要です。
 
 
その中でも、お子さんにストレスがたまって学習意欲が下がり、宿題に取りかかれない、出された宿題が全部できない。といった状況での対応についてお話します。
 
 

2.「宿題は全部やらなければならない」を捨てましょう!

 
 
まずはお母さん、お子さんともに「宿題を全部しなければならない」という思いを捨てましょう。
 
 
こだわりの強いASD(自閉症スペクトラム/アスペルガー)タイプのお子さんは、「0か?100か?」といった考え方をになりがちなので「宿題を全部しなければならない」という気持ちが重くのしかかり、宿題に取りかかれない時があります。
 
 
ADHDタイプのお子さんにとって、宿題は「嫌なもの」。やらなければないのはわかっていても、嫌なものは後回しにしてしまいがち。夜遅くなっても、宿題に取りかからないまま寝落ちし、プリントやノートが真っ白のままで朝をむかえてしまうこともあります。
 
 
LD(学習障害)タイプのお子さんは、ひらがなやカタカナ、漢字が正しく書けない。計算の繰り上がり・繰り下がりが理解できない。文章が読みにくく音読がつらい。といったことで宿題がこなせず、自己肯定感が下がっているケースもあります。
 
 
 
 
もし、お子さんの学習意欲が下がって宿題ができない状態であれば、担任の先生と相談し、お子さんの状況を理解してもらったうえで、宿題を減らしてもらえるようにお願いしてください。
 
 
なにもやってない状態が1日でもあると、そのまま2日…3日と増えていき、ますます学習意欲が下がる…といった悪循環におちいります。
 
 
そうなる前に、少しでも宿題をやることで「できた!」という気持ちを保ち続けたいところですね。
 
 
そんなときにぜひ、やってみていただきたいのが「ひとまず1つ作戦」です。
 
 

3. 宿題に困った時の「ひとまず1つ作戦」とは?

 
 
「ひとまず1つ作戦」は、文字通り“ひとまず1つだけやってみる”ことです。まずはお子さんに「ひとまず1つだけ、やってみようか」と声をかけてみましょう。
 
 
お子さんの得意なことに合わせて
・計算ドリル1問
・漢字1文字
・鍵盤ハーモニカあるいはリコーダー1小節
・音読1行
 
 
など、1つでもできれば「漢字が書けてるね!」「問題できてるね!」肯定し、褒めてあげてください。
 
 
ほめてあげて、お子さんの気分が乗ったら、それを足がかりに宿題を進めることができます。全部できるかどうかはさておいて、できた分に注目して褒めてあげましょう。
 
 
ご褒美をあげるのも有効です。1問できるごとに小粒チョコ1個、2問できたらもう1個…といった感じです。お子さんの好きなものをご褒美としてあげてください。
 
 
 
 
お子さんの状態によっては、1つしかやらない状態が続くかもしれません。根気が必要ですが、それを足がかりに次第に2つ...3つ...と増えていくようになります。
 
 
お子さんの意欲、行動力が下がっているときは、お母さんの目線も下げてあげてください。
 
 
「以前はできていたのに、こんなことで褒められない...」
 
 
というお気持ちは、とってもわかります! しかし、お子さんの意欲や行動力が下がっているときは、相当疲れているときです。時にはペースをゆるめたり、ハードルを下げてあげることが必要です。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもたちは、発達の凸凹がありながらも、毎日の生活の中で成長し、脳の発達も進みます。
 
 
学習意欲が低下して行動力が下がっている時でも、「ひとまず1つ作戦」と、お母さんの肯定的な声かけで、お子さんの成長する力を蓄えることができるのです。
 
 
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

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