そうなると、子どもにとって、
宿題は「嫌なもの」というイメージが残るようになります。
すると、やらなければならないのはわかっていても、ますますやる気を失って先延ばしするようになります。
うちの子は夜遅くなっても宿題しないまま寝落ちし、プリントやノートが真っ白のままで朝を迎えてしまうこともありました。
このように、発達障害ADHDの子どもは、行動をコントロールできないため宿題に集中してやり遂げられません。叱責を受けることで、さらに「宿題」に対する嫌な気持ちが蓄積されている状態です。
宿題に取り組むにはかなりのエネルギーが必要なことを理解してあげましょう。
3. 宿題のやる気をアップする3ステップ
もし、お子さんの学習意欲が下がって宿題に取りかかれない状態であれば、担任の先生にお子さんの状況を理解してもらい、宿題の工夫をしてもらいましょう。
その上で、家庭では、少しでも宿題をやることが「できた!」という成功体験の記憶を作ってあげるのが、やる気をアップさせるコツです!
我が家で実際に取り組み、ぜひやってみていただきたい3ステップ対応をご紹介しますね。
◆①ひとまず1つ作戦
「ひとまず1つ作戦」は、文字通り“ひとまず1つだけやってみる”ことです。
まずはお子さんに「ひとまず1つだけ、やってみようか」と声をかけてみましょう。
お子さんの得意なことに合わせて、
・計算ドリル1問
・漢字1文字
・鍵盤ハーモニカあるいはリコーダー1小節
・音読1行
などがいいですね。
目標は、まず「できた!」体験を積み上げてあげることなので、あれもこれもは逆効果です。
お子さんの状態によっては、1つしかやらない状態が続くかもしれません。
根気が必要ですが、それを足がかりに、次第に2つ…3つ…と増えていくようになります。
焦らず、スモールステップが重要です!
◆② 褒める
そして、1つでもできれば、肯定し褒めてあげましょう!
・「漢字が書けてるね!」
・「問題できてるね!」
褒められると、自分も「できた!」「できる!」と自信がつき、お子さんの気分が乗ったら、他の宿題も「やってみようかな」と取りかかることができるのです。
全部できるかどうかはさておいて、できた分に注目して褒めてあげましょう。
◆③ ご褒美
ご褒美をあげるのも有効です。
1問できるごとに小粒チョコ1個、2問できたらもう1個…といった感じです。
お子さんの好きなものをご褒美としてあげてください。
このように、お子さんのやる気が下がって集中できないときは、お母さんの目線も下げてあげてください。
「以前はできていたのに、こんなことで褒められない…」 というお気持ちは、とってもわかります!
しかし、お子さんの意欲や行動力が下がっているときは、相当疲れているときです。
時にはペースをゆるめたり、ハードルを下げてあげることが必要です。
理解をしてあげないまま、宿題に取り組めないことだけにフォーカスして、叱責をしたり、あれもこれもやらせようとすると、ますます学習意欲が下がってしまいます。
まずは、スモールステップで成功体験を作り、お子さんのやる気を取り戻しましょう。
脳は行動することで成長し、子どもの発達も進みます。
やる気が低下して行動力が下がっている時でも、「ひとまず1つ作戦」と、お母さんの肯定的な声かけで、お子さんの成長する力を蓄えることができるのです。
自信をつけていった子どもは、次第に自分から考えて行動しはじめますよ。
私の体験が、参考になりましたら嬉しいです。
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執筆者:渡辺みゆき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)