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ギフテッド2Eの字が書けない子どもが文章を書けるように!私は子どもの秘書になりました

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ギフテッドの子どもの中には、2Eと呼ばれる発達面での他の課題を併せ持つ子ども達がいます。今回、書くことが嫌いだった子どもが自分の考えを文章にすることができるようになりました!我が家での取り組みをお伝えします。

【目次】

1.ギフテッドだけど2Eで書けない息子

 
 
我が家の小学6年生の息子は、知能が高く、難しい情報を理解して思考する力が強いのですが、文章を書いたり読んだりすることを極端に嫌がる傾向があります。
 
 
ギフテッドの中でも発達障害などを合わせ持つ「2E(”Twice-Exeptional" 、つまり、2重に例外であること)」と呼ばれるタイプです。
 
 
息子の場合、読み書きに苦手さがあるものの、まったく書けないわけでも読めないわけでもありません。書くことに関しては、自分の想いを書き表すことが極端に苦手でした。
 
 
 
 
ペラペラと話すことはできるのに、書くとなると身体中が痒くなり、イライラしはじめ、うまくいかないのです。
 
 
書字が無理だからパソコンでのタイピングに変えても、文字を打つ事自体は書字よりとても楽なのですが、自分の考えや想いをうまく表出することができませんでした。
 
 
低学年の頃から作文は大っ嫌いでした(苦笑)
 
 
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2.なぜ書けないのか

 
 
ギフテッドは、知的探究心が強く、通常の人よりも深く思考する傾向があります。そのため、息子も普段からたくさんのことを高速で喋り、いろんな考えを教えてくれます。
 
 
息子は全般的に知能が高いながらも、一番高い「見る力」と、一番低い「ワーキングメモリー」という記憶を一時的に貯蔵する力の差が大きいです。
 
 
自分の想いを言葉に書いて表現するためには、
 
 
「この出来事が起きたときに、こう思って、次にこんな風に考えて〜」
 
 
と頭の中で情報を保持しながらまとめていく必要がありますよね。息子の場合、知能の凸凹があることであふれんばかりの思考を頭の中でうまくまとめて、文章にするために整えて文字で表出することが困難なのです。
 
 
 
 
といっても完璧主義でもあり、学校では苦手ということを伝える事なく頑張ってやり遂げていたため、先生には書くことが極端に苦手な子と認識されていませんでした。
 
 
苦手なことを高い能力でカバーすることができるため、なかなか周囲に苦しさを気づいてもらえないということがギフテッド2Eの子ども達には起こりやすいのです。
 
 

3.その想い、表現して残せたら嬉しくない?

 
 
我が家の息子は、不登校で学校へは行っていないので、強制的に作文を書かなければいけないということはありません。
 
 
しかし、毎日いろんなことを考えて話してくれるのに、その考えたことはすぐ忘れてしまうという息子を見ていて「もったいないな」と思いました。
 
 
「少しでもいいからパソコンで打ってみよう!」
「ボイスメモ使ってみよう!」
 
 
と提案し、少しでもできたら褒めるということを実践しました。
 
 
でも結局、頭の中には膨大な伝えたいことがあるのに少ししか打てないことや、ボイスメモをとるために話すということが本人の達成感は得られず…長くは続きませんでした。
 
 
私は、2つの気持ちで揺れ動いていました
 
 
「仕方ないのかな、嫌なことを無理にさせるのはかわいそうなのかな」という気持ちと、
 
 
「自分の想いを記録して残せたら、将来いろんな人に見てもらうこともできる可能性が高まる。できるようになったら嬉しいだろうな」という気持ちです。
 
 
 
 

4.お母さんは子どもの秘書になる

 
 
私は悩みながらも、とりあえず、「いろんな出来事や想ったことが記録してあると便利で楽しいよ!」ということをわかってもらおうと思いました。
 
 
息子が何気なく話しているときに「いいこと言っているな」と思った時に私がメモをとっていくようにしたのです。私の服のポケットにはつねに正方形大の付箋とボールペンをいれるようにして、いつでもメモできるようにしました。
 
 
「お母さんは今日から君の秘書になりました!おー!それいいアイデアだね。ちょっとメモするわ」といった具合に、どんどんメモしていきました。
 
 
 
 
すると、自分が喋ったことが記録がたまってきたメモを見て、ある日、考えたことを自分でタイピングして文章にすることができたのです!イライラしてではなく、楽々とできるようになりました。
 
 
とりとめなく頭の中に湧いていた情報が、メモを見ることでしっかり認識できるので、2Eの息子にとって視覚的な情報が文章を構成するのに大きく役立ったのだと思います。
 
 
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5.おうちの発達支援はちょっとした思いやり

 
 
私がやったことは、子どもの発言を簡単にメモしただけ。
 
 
「なんでこんなことに今まで気づかなかったんだー!」とちょっと後悔もしましたが、嬉しさの方が大きいです。
 
 
今まで文章を書くのに癇癪を起こしそうになっていた子どもが、あっという間にパソコンというツールを使って気持ちを表現することに成功しちゃいました。
 
 
 
 
発達のサポートは、医療機関や療育現場の先生などにお願いするものと思っていらっしゃる方もいるかもしれません。しかし、毎日一緒に過ごすお母さんの観察力と、ちょっとしたおもいやりで子どもを一気に成長させてあげることもできるのです。
 
 
私が「少しでも自分の力でやること」にこだわっていたままでは、この息子の成長を見る事はできなかったと思います。
 
 
皆さんもぜひ、お子さんの様子をよく観察し、ちょっとだけ手伝ってあげようかな?という視点を持っていただけたら嬉しいです。
 
 
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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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