小学生の通知表が悪いときに子どもを救うたった一言とNG対応

 

通知表を見た時にリアクションに困ったお母さんはいませんか?思っていたよりわが子の評価が悪くため息や小言が出てしまうお母さんは要注意です。子ども側の気持ちの理解と通知表を見た時の正しいリアクションで次の行動に繋げるチャンスに変えていきましょう。
 

【目次】

 

1.通知表のことが気になってくる時期

 
 
もう12月に入り、2学期も残りわずかになりました。
 
 
楽しい冬休みを目の前に、この時期に避けて通れないこと。それは先生から渡される通知表ですよね。
 
 
「うちの子、大丈夫?テストもボロボロだったし…」
 
 
「通知表、どうなってるのかしら?」
 
 
「このままだと、来年度は授業についていけなくなるかも…」
 
 
 
 
12月の今の時期は、2学期の懇談会直前。さらに受験シーズンで苦労している先輩ママたちを目にする機会も増えてます。
 
 
子どもの勉強に関してお母さんの不安や心配が噴出するタイミングなんです。
 
 
お母さんのありのままの感情をお子さんにぶつけないためにも、通知表の基本知識を知り、正しい対応をできるように準備しておきましょう!
 
 
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2.通知表と親の評価の食い違いはなぜ起こる?

 
 
そもそも通知表ってどうやってつけられているのか知っていますか?
 
 
通知表を見ると、「よくできる」、「できる」、「がんばりましょう」という3段階評価(または5段階評価)のいずれかにチェックが入っていると思うのですが、テストの成績以外のところでは何を評価の対象としているのでしょうか?
 
 
テストの成績が良ければ、「よくできる」にチェックが入っていそうですが、それよりもやや評価の下がる「できる」にチェックが入っていたり。
 
 
だいたい人波にできているのに「がんばりましょう」にチェックが入っていたり、親が思っている評価と通知表の評価に差がある、と感じたことのあるお母さんはいると思います。
 
 
そのような違和感を感じるのは、親の時代と今の時代では通知表のつけ方が変わっているというのが1つの理由です。
 
 
以前は相対評価で、他の子と比べて成績がつけられ、各評価それぞれ何人までと決められていました。例えば、算数に5をつけられるのはクラスに5人だけ、と決まっており他の子よりもできると良い評価をつけてもらえるという仕組みでした。
 
 
しかし今は、絶対評価になり、本人の成績次第で評価がつけられるため、他の子の成績は関係ありません。極端な例ではありますが、クラス全員が「よくできた」に〇がつくということもあり得るのです。
 
 
ですから、通知表の評価が悪い場合、本人の成績が伸び悩んでいたり、学習目標への到達が低くかったりすると評価が下がってしまうことが考えられます。
 
 
また、小学生の通知表は成績以外の部分も評価の対象となります。
 
 
例えば、学習面で言うと、授業を受ける態度、授業中の挙手や発言、授業の提出物などに積極性が見られるかどうか。
 
 
 
 
生活面では、あいさつ、忘れ物、整理整頓、給食や掃除の当番、ルールなどを守り行動できるかどうかなども併せて見られています。
 
 
なので、親が思っているような評価が通知表に現れてこない、ということは多いにあるのです。
 
 
ここで子どもの立場に立ってちょっと考えてみませんか?
 
 
成績にプラスして学習面と生活面の諸々の項目を網羅しないと「よくできる」をつけてもらえないと思うと、それって並大抵なことじゃないですよね?至難の業だと思いませんか?
 
 
テストの成績だけが良ければ良いという問題でもないですし、テストの成績があまり振るわないお子さんにとってはもっとクリアする課題が多い、という状況ですよね。
 
 
子どもも学校で色々な角度から評価をされ大変なんだ…完璧にできるはずはない!と理解した上で、お母さん達には通知表に対して正しいリアクションをとって欲しいと思います。
 
 
正しいリアクションをお伝えする前に、決してしてはいけないNG対応について説明していきますね。
 
 

3.通知表を見たときにしてはいけないNG対応

 
 
通知表の内容に一喜一憂してはダメだと思っていても、通知表の評価が悪かったらお母さんは落ち込みますよね。
 
 
ついついお子さんに、
 
 
「もっと勉強しないとだめだよ!」とダメだししたり、
 
 
「普段から勉強してないから…」と否定したり、
 
 
「いい加減に頑張りなさい!」と怒ったり、
 
 
「もう塾に入れるからね!」と脅してみたり…
 
 
していませんか?
 
 
これはNG!です。
 
 
成績が悪かったことを理由に、お子さんに対してネガティブな発言は絶対にしないようにしましょう!
 
 
子どもに「お母さんは勉強さえできてたらいいんだ…」と思われてしまい、親子の信頼関係が崩れてしまいます。
 
 
私が塾講師をしていた時、塾に成績表を持ってきてくれた生徒さんは、ほぼ全員「先生、見ても怒らないでね」と前置きしていました。
 
 
 
 
成績表を見せる=大人にダメ出しされるとインプットされてしまっているんですね。
 
 
反対に、普段はあまり褒めないけれど、成績表がよかったときはたくさん褒める、というのもNGです。
 
 
「お母さんは、僕(私)の勉強にしか興味がないんだな」と思われてしまいます。
 
 
このように、成績が良くても、悪くても、リアクション1つで親子関係が悪化してしまうのは本末転倒です!
 
 
通知表は、今の学習の理解度を知らせ、これから頑張るための材料となるものです。
 
 
結果が悪かったからといって、やみくもに子どもを怒ることは意味がありません。
 
 
通知表で「がんばりましょう」や「1」や「2」がついてしまうのは、テストの点数だけではなく関心・意欲・態度なども先生から見ると低い状態ということになります。
 
 
今後、少しでも評価を上げるためにできることはないか、親子で相談して作戦を立てればいいんです!
 
 
・提出物を出し忘れないよう使いやすいファイルを用意してみようかな?
 
 
・学校の先生の説明をうまく聞けていないのかな?
 
 
・タブレットなどの教材ならわかりやすくなるのかな?
 
 
・授業中寝ないように、睡眠リズムを見直した方がいいのかな?
 
 
・行事があるとき、緊張を和らげるためにできることはないかな?
 
 
など、通知表を確認することは、親子で子どもの勉強や生活を改善できることはないか考え、相談する機会なのだと捉えてみましょう。
 
 
まずはこのように、通知表の位置づけをおさらいしておけば、悪かったからといって、頭ごなしに怒ることはなくなるはずです!
 
 
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4.正解のリアクションとは?

 
 
ここまでの話を踏まえて、子どもが通知表をもらってきたとき、お母さんはお子さんにどんな風に声をかけたら良いと思いますか?悩みますよね…。
 
 
実は1つだけ「正解のリアクション」があります!
 
 
それは、
 
 
「2学期、お疲れ様!見せてくれてありがとう!」
 
 
この一言です。
 
 
まずは2学期を振り返って、頑張って乗り切ったことを「お疲れ様!」とねぎらってあげてください。
 
 
また、子どもは自分の通知表の内容を分かったうえでお母さんに渡しています。結果があまり良くなかった場合お母さんに見せることをためらうのも当たり前です。
 
 
「どうしよう、全然ダメだった…」
 
 
「どうしてこんなに下がってるの?って怒るかな…」
 
 
「勉強しなさい!って言われるかな…」
 
 
子ども自身も評価を受け止めきれていないこともあると思いますし、通知表を見せたくない気持ちもあると思います。
 
 
そんな気持ちを抑えてお母さんに通知表を渡してくれるのです。「見せてくれてありがとう」と言ってあげれば、子どもの気持ちもきっと和らぎ救われます。
 
 
子どもの気持ちを和らげておくと、内容についてお母さんが声をかける段階でも、子どもが素直に聞き入れることができます。
 
 
私はこのたった一言があるかないかで、子どもたちが変わることを知っています。
 
 
 
 
ただの塾講師の私は、本来通知表を見る権利はありません。ですから、渡されたときは必ず
 
 
「持ってきてくれてありがとう」
 
 
「先生、見てもいい?」
 
 
と声をかけてから開くようにしていました。
 
 
そうすると、みんな表情が一気に和らいだんです!
 
 
「今回、全然ダメだったわ~」と自分か通知表について話してくれたり、「国語が下がっちゃったんだけど、どうしたらいいかな?」と、これからの勉強について話したりしてくれました。
 
 
今回の通知表は、ぜひ「お疲れ様、ありがとう」と言って受け取ってみてくださいね!
 
 
そのような言葉をかけてから、今後どうするか?通知表の対策をどうしていくか?など親子で話し合うと子ども納得し、お母さんの言葉を受け取る体制が整います。
 
 
必ず今後の行動も変わってきますので、ぜひねぎらいの言葉をかけてあげてみてくださいね!
 
 
 
 
 
 
通知表の評価をあげるために家庭でできる取り組みについて発信しています!

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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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