発達障害・ADHD傾向の怒りっぽいお子さんに悩んでいませんか?我が子が怒りっぽいのは私が忙しいからだと自分のことを責めていませんか?実は!お子さんが怒りっぽいのはママが忙しいからではないんです!今日は忙しいママでも怒りっぽい子を素直にできるとっておきの方法をお伝えしますね♪
【目次】
1.怒りっぽい子を素直にするにはやらないことを決めるだけ!
2.知らないと怖い!怒りっぽいことの本当の問題点
3.発達障害・ADHD傾向の怒りっぽい娘にイライラが止まらなかった私
4.やらないことを決めるだけで上手くいく!「ワンフレーズ子育て」
1.怒りっぽい子を素直にするにはやらないことを決めるだけ!
お子さんが怒りっぽいと忙しいママは辛いですよね。
毎朝時間がない中、親子バトルが発生すると、もう仕事に行く前からどっと疲れてしまいますよね。
仕事から疲れて帰ってきても、我が子がやることを全然やらず、結局ママが指示をしないと動けない。
動くならまだ良い方で、言っても全然動き出さず、しまいには逆ギレしてくるなんて、本当「いい加減にして!」と言いたくなりますよね。
もう親子バトルは終わりにしたい! そんなママに伝えたいこと。
それは、怒りっぽい子を素直にするには、やらないことを決めることが大事!ということです。
何をやらないかというと…ズバリ!
「できていないことをいっさい言わない!」ということ。
なぜ、できていないことを言わない方がいいかというと、マイナスな感情を湧き出てくると、人の話を素直に聞く耳を持たなくなってしまうからなんです。
「みんな私に注意ばかりする」という気持ちがあるうちは、怒りっぽさはなくならず、自分の頭で冷静に考えて動くことができなくなってしまうんです。
発達障害グレーゾーンのお子さんは、その特性から他の子が普通にできることがなかなかできず、本人も困っていることが多いんです。
そんな中、周りの人から「また〇〇できてないよ!」と注意されてばかりだったら…話を聞きたくない気持ちも分かりますよね。
ですから、素直さが十分に出てくるまでは「できていないことをいっさい言わない!」 この対応がすごく大事なんです!
2.知らないと怖い!怒りっぽいことの本当の問題点
ところで、怒りっぽい子の本当の問題点はどこにあると思いますか?
怒りっぽいお子さんを見ていると、イライラしてしてしまったり、変に気を使ってしまったりしまったりして本当に大変ですよね。
ですが、実は!怒りっぽい子の本当の問題点はそこではないんです。
ズバリ!怒りっぽい子の本当の問題点は「イヤなことがあると怒る」というクセがついてしまうということ。
どうして「イヤなことがあると怒る」というクセがつくと良くないかというと、素直に人の話を聞けなくなってしまうからなんです。 素直に人の話を聞けなくなってしまうと、良い行動をしづらくなってしまうんです。
良い行動は習慣になって欲しいですよね。 そのチャンスを逃してしまうなんて、とっても残念ですよね。
ですから、ポイントになるのが「いかに怒らずイライラせず、楽しく行動できるか?」ということ。
脳の発達が加速するのは、楽しく行動した時なんですよ♪ 怒りっぽさをなくしてあげると、素直に行動できるようになり、発達が加速します。
3.発達障害・ADHD傾向の怒りっぽい娘にイライラが止まらなかった私
実は私も、1年前までは、発達障害・ADHD傾向の怒りっぽい娘にイライラが止まらなかったんです。
以前は公立の保育士として朝から夕方までフルタイムで働いていた私。 現在小学3年生のADHD傾向の娘がいますが、娘は小学2年生までは非常に怒りっぽい子でした。
毎日忙しく働く中で、娘の怒りっぽさは本当にしんどかったです。 お互いにイライラして怒りあっていました。
・気に入らないとブツブツ文句を言う。
・忘れていることを教えると逆ギレしてくる。
・きょうだい喧嘩が頻繁に起きる。
など 娘の態度に振り回される日々。
こちらも心に余裕のない生活を送っていたので、娘のイライラに巻き込まれて、見ているだけでもイライラ。
「私はこんなに頑張っているのに!」と思っていました。
そんな私が発コミュトレーナーとして脳科学を学び、保育士時代よりも一歩も二歩も進んだ子どもの対応ができるようになりました。
自分の子育てだけでなく、今は独立して子育てに悩んでいる働くママ専門に相談を受けるようになりました。
そんな私が、怒りっぽい娘を素直な子に大変身させた、とっておきの方法をお伝えしますね!
4.やらないことを決めるだけで上手くいく!「ワンフレーズ子育て」
素直さが十分に出てくるまでは「できていないことをいっさい言わない!」ことが大事とお伝えしました。
実はこれに合わせて1つだけして欲しいことがあります。
それは「ワンフレーズの実況中継」です。
例えば、
「ご飯食べてるね〜」
「テレビ見てるんだ〜」
「お!歯磨きしてる」
などです。
「できていないことをいっさい言わない!」ことと「ワンフレーズの実況中継」この2つを合わせると、褒めることと叱ること、両方の効果があるんです!
なぜなら、人の脳は大好きな人が注目してくれたことを繰り返しやすいと言う性質があるからなんです。
できていないことを言わない(注目しない)ことで、素直に聞く耳をもたせる。
できていることを実況中継する(注目する)ことで、良い行動が増える。
ですから、叱らなくても十分効果があります。
ここで1つポイントです! ワンフレーズを言う時の顔はスマイル♡
発達障害グレーゾーンのお子さんは視覚優位なお子さんが多いので、見た目の印象がとても大事! この関わり方を続けると、1週間もすると素直になり出します。
子育てがグッとラクになりますよ♪
慣れるまでは笑顔を作るのが大変かもしれませんが、笑顔は作っているうちにどんどん素敵になっていきます。 ママの自分磨きのためにもスマイル意識してみてください。
たくさんの働くママが仕事も子育ても自分のことも楽しめますように!
執筆者:渋沢明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)