| 朝、何度声かけても起きない…と朝からイライラしてしまうADHD傾向などの発達障害グレーの子どものママはいませんか?ママもしんどいですよね。もしかしたらママの声が子どもの脳に届いていないかも!そんな時にこそ、試して欲しい対応方法があります! |
【目次】
監修者:吉野加容子
発達科学コミュニケーション創始者/パステル総研主宰/発達科学ラボ代表
脳科学をベースに、発達障害・発達グレーゾーンの子どもの発達支援を専門とする。広島大学教育学部卒業後、東京学芸大学大学院修士課程、慶應義塾大学大学院博士課程で学び、民間企業での脳科学研究、医療機関での発達支援、大学での教育に従事。
15年以上にわたり発達に悩む親子と向き合う中で、「子どもの発達を本当に伸ばすのは、家庭での365日の関わりである」という結論にたどり着く。
病院や学校だけでは支援が届きにくい発達グレーゾーンの子どもたちに対して、家庭で再現できる支援を確立するため、脳科学・教育学・心理学を融合した独自メソッド「発達科学コミュニケーション」を開発。
これまでに数多くの親子の変化を生み出し、“ママが変われば子どもが変わる”という発達支援の新しい当たり前を広げている。
著書に『発達障害とグレーゾーン 子どもの未来を変えるお母さんの教室』『脳を育てる親の話し方』『脳が喜ぶ子育て』など。
1.なかなか起きてこない息子にイライラしていました…
季節はあっという間に、もう10月…!朝晩など肌寒いなと感じることも増えてきましたね。
朝の気温が冷え込んでくる冬が近づいてくると、「ただでさえ、子どもが寝起きが悪いのに、さらに、朝起きてこない…」とお悩みのママ、いませんか?
私は、診断はついていませんが、注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を合わせ持った発達障害凸凹傾向の小学生2年生の息子と3歳の娘を持つワーキングママです。
ちょうど1年前、息子の寝起きの悪さに頭を悩ませていました。
朝起きてこないだけではなく、なんとか四苦八苦しながら起こしても、起床後の息子の機嫌は悪く…
朝から癇癪起こしたり、イライラした態度で過ごしている息子。
私も、そんな息子に対応して、朝の段階で疲労困憊でした。
正直、その当時は、前日の夜は、翌日の朝のことを思うと、私が憂鬱になっていました。
声をかけても、なかなか起きない息子…。
息子がスムーズに起きられるようにいろいろ試してみました。
目覚まし時計の他、耳元近くで、当時、息子が好きだったお気に入りの音楽を流す。
さらに、太陽の光を浴びてもらうために、息子が目覚める前にカーテン明けたりなど…。
しかし、これらは効果があった日もありましたが、息子には継続的には効果が続きませんでした。
いろいろ試しているのに、なんでいまいち成果がでないのだろう?と悩む日々。
前日の夜もできるだけ早く寝かせるように努力している。それなのに、どうして朝からこんなに苦労しなくちゃいけないの!!と思っていました。
しかし、発達科学コミュニケーション(発コミュ)で発達障害の特性について学んでいくうちに、息子が朝起きられないのは、息子や私自身の問題ではないと気付きました。
そして、息子の発達の特性に合わせて、朝の起こし方や過ごし方を工夫にするようにしました。
そうしたら、今まで朝から機嫌の悪さ全開だった息子が、朝からイライラした態度を出すことなく、スムーズに起きられるようになったのです。
2.なぜ、ADHD傾向など発達障害グレーの子どもは朝起きるのが苦手なの?
そもそも朝が苦手な発達障害グレーの子どもは、なぜ朝起きてこないのでしょうか?
ADHD傾向も含めて発達障害グレーゾーンの子どもは、定型発達の子どもよりも脳の発達の凸凹により睡眠にトラブルが起きがちと一般的にいわれています。
特に脳の中で主に、記憶を司る「海馬」やその周辺の発達が未熟だと、睡眠のトラブルも起きがちだともいわれています。
記憶を司る「海馬」やその周辺の発達がまだ未熟なことにより、「脳の覚醒」に時間がかかっているのです。
「覚醒」って普段は聞き慣れない言葉ですよね。「脳の覚醒」とは、脳が目覚めて意識がはっきりしている状態のことを指します。
逆に、脳の覚醒が低いと、ぼんやりした状態を指します。
私たち大人も、夜更かししてしまい、朝起きるのがツラく、頭がボーっとしてしまうときは、まさに覚醒が低い状態です。
そんなときに、「なんでそんなボーっとしているの!」と咎められても、どうにもならないですよね。
脳の覚醒には時間がかかるのです。
朝苦手な子どもは、けっして怠けているわけではありません。
朝スムーズに起きられないことに対して、子ども自身も困っている場合があるのです。
しかし、逆に、子どもの脳が覚醒しやすくなる対応をすれば、スムーズに起きることにぐっと近づくことができるのです。
3.脳の覚醒促そう♪子どものモチベーションがアップする対応をチョイス!
朝、ママの「起きて!」という声も、目覚まし時計の音も、子どもの脳に届かないと「聞こえていない」のと同じになってしまいます。
そこで脳を覚醒させやすい方法として、子どもにとって「朝起きるモチベーション」を用意してあげましょう!
例えば、
・TVのアニメ番組が好きな子どもであれば、録画しておいたアニメを1話分見る!
・特定の食べ物が大好きな子どもであれば、朝ごはんに、必ず子どもが大好きな食べ物を出す!
・ゲーム好きな子どもであれば、朝30分、好きなゲームをさせる!
など、子どもが楽しめてモチベーションが上がる活動を朝のルーティンにして、脳の覚醒を促します。
朝何をするかは、ママが勝手に決めるのではありません。
子どもに聞いたり話し合って、最終的に、子どもが朝何をするかを決めてもらいましょう!
我が家では、起床後、息子は録画しておいた好きなアニメの番組を1話分、毎日見ています。
息子は見るのが楽しみなようで、朝は私が起きていなくても、1人でサクサク起きます。
そして着替え終わった後に、日差しが入るリビングで約30分間、アニメ番組を見ています。
やがて、それが毎日の日課になり、息子は徐々にスムーズに起きられるようになりました。
私は、その約30分間で、朝ごはんの準備を落ち着いてしたり、仕事に行く前の自分の身支度をしたりするなど、だんたんと時間が確保できるようになりました。
穏やかな時間が過ごせるようになり、何より私自身の気持ちが、以前の朝の時間がしんどかったときよりもぐっと楽になりました。
ぐっと楽になったことで、私自身が息子に落ち着いて接することができています。
朝は、ただでさえ、時間がないですよね。
子どもは登園や登校に送り出す時間が迫ってくるし、ママも通勤を控えて焦る気持ちも出てくるときもあるでしょう。
しかし、朝からママはイライラしっぱなしでも、子どもの覚醒には繋がりません。
ママと子どもで工夫しながら、子どもにあった朝の過ごし方を見つけていきましょう!
子どもが朝スムーズに起きる秘訣を他にも多数紹介しています!
執筆者:なつきみき
発達科学コミュニケーション アンバサダー
仕事も子育ても、一生懸命がんばっているのに、
なんか空回り。
「どうしてうまくいかないんだろう」
と、思っていました。
子どもが些細なことで怒るたびに、
注意する?なだめる?強く叱る?
「今、どうするのが正解なの?」
仕事に子育てに余裕がないはずなのに、
夜な夜な子育て本やネットで調べては、
答えを探す。
でも、うまくいかなくてと、
最後は私までイライラしてしまう。
本当は優しいママでいたいのに、
怒鳴る自分が怖くなる日もありました。
そんな私が
発達科学コミュニケーションを学び、
変わったのは、
子どもが怒った時に
「どうしたら止められる?」
と考えることだけではなく、
怒っていない時も含めて、
毎日の関わりを見るようになったことです。
すると少しずつ、
子どもの癇癪に
振り回されることが減り、
「この子は、今日はこういう状態だから
今はこうしよう」
と、私自身で判断して決めることが
増えていきました。
働くママは、忙しい。
毎日、完璧にできるわけではありません。
だからこそ、
仕事も子育ても頑張っているのに、
子どもが怒るたびに
「どうすればいい?」と正解を探し、
最後は自分までイライラしてしまうママへ。
完璧なママになるのではなく、
限られた時間の中でも、
「この子には、この関わり方でいこう」
と、自分で選べるようになること。
そして、
親子でイライラする時間を長引かせず、
毎日の関わりを少しラクにしていくことを
お届けしています。