頑張り屋のママ、心に余裕がないとき、発達障害凸凹傾向の子どもとの会話に疲れるときありませんか?ママが疲れていても、子どもの発達も促され、ママも楽に活用できる「肯定・共感」を意味する短いフレーズをご紹介します! |
【目次】
1.発達障害凸凹傾向の子どもとの会話に疲れるときありませんか?
やることがたくさんあって、ママの頭の中が忙しすぎる!
ただでさえ、発達障害凸凹傾向の子どもを育てていると、思うようにいかないことが沢山!
頑張り屋のママ、子どもに矢継ぎ早に話しかけられると、「ちゃんと話を聞いてあげないと!」と思う反面、「ゆっくり話を聞く時間がない!」なんて思ったりしませんか?
以前の私はまさにそうでした。
私は、診断はついておりませんが、私は、注意欠陥性多動障害(ADHD)と自閉症スペクトラム障害(ASD)の特性を合わせ持った発達障害凸凹傾向の小学生2年生の息子と3歳の娘を持つ会社員ワーママです。
朝、子ども達を送り出した後、在宅勤務の日もあると言えど、職場へ向かい、業務をこなす日々。
夕方、保育園へお迎えに行って、自宅に帰ってくると、食事の準備などバタバタとして、あっという間に寝かしつけの時間。
そして、子どもと寝落ちして、翌日、朝を迎える日々…。
やるべきことや、やりたいことのタスクが沢山あり、私自身がいっぱいいっぱいの状態で、疲れて、心に余裕がありませんでした。
私と同じように働くママは、みな同じように忙しいはずなのに、そんな素振りが見えないし、キラキラしているように見える…。
なんで、私はこんな要領悪いんだろうと勝手に凹んでいました。
心に余裕がないときでも、子どもに話かけられると、ちゃんと話を聞いて、返答してあげたし、話を聞いてあげたいとは思うのです。
しかし、その反面、だんだん「自分のことができない…」「早く別の事をやりたいのに…。」と、自分の心がモヤモヤ。
さらには、息子と娘が二人同時にマシンガントークで話しかけられると、私自身の対応が追い付きませんでした。
結局、私自身がふでぶてしい態度を取ってしまったり、子どもに対して返答しても、イライラした声で反応していました。
ママである私がそんな状態なので、子ども達もだんだんとイライラしてきたり、不機嫌な態度に…。
結果、親子同士、イライラをぶつけあい、穏やかなコミュニケーションどころではありませんでした。
しかし、子どもの発達を加速させるためには、ママとのコミュニケーションはかかせません!
私自身が、あるフレーズをいくつか覚えて子どもとの会話の最中に活かすようになったら、親子の言葉のキャッチボールが穏やかになる機会が増えたのです!
さらに、以前と置かれている状況にはさほど変化はないのに、私自身の心に余裕が生まれるようになったのです。
今回は、ママが疲れて、心に余裕がないときでも、子どもとの会話に活かせる便利なフレーズをご紹介します。
2.なぜ、ママとのコミュニケーションが子どもの発達を加速させるのに必須なの?
発達障害傾向の子どもに限らず、子どもは毎日心身ともに成長していきますよね!
保育園や幼稚園、小学校に通っていれば、先生などと接していますが、毎日一緒にいるママとのコミュニケーションがとても大切です。
ママが子どもに、日ごろよりどんな声かけをしたり、どう接するかが大切です。
日ごろの子どもの行動に注目して、ママがその行動を肯定(褒めたり、笑顔を見せるなど)してあげることにより、子どもの行動の変化を促して、ぐんぐん成長を加速させます。
子どもの発達が加速すると、困りごとが減り、子どもの可能性を伸ばすことができるのです。
そこにママが疲れているかどうかは関係ありません。
仮に、ママが疲れ切っていて、子どもの行動に注目しても、ママが否定的な態度(イライラした声、不機嫌な態度など)を取ったとします。
その場合、逆の公式となり、子どもの行動の変化が鈍くなり、ぐんぐん発達を加速させる状況にはなりづらいのです。
そうはいっても、ママだって、疲れているときや思わず不機嫌な態度になってしまうときあります!
子どものためにはよくないと分かっていても、ママだってイライラしてしまうときだってありますよね。
だからこそ、ママが疲れて、心に余裕がないときでも、子どもとの会話に活かせるフレーズを知っておくだけでも便利です!
知っていれば、いざというときもそのフレーズを使うことができるので、穏やかに対応することができます。
子どもの毎日の成長の為にも、子どもに対してのコミュニケーションのレパートリーを増やしていくと、ママも子どもも得するのです!
3.「肯定・共感」を意味する短い相づちフレーズが便利!
子どもの話をきちんと聞いて、返答してあげたい。
だけど、疲れていて余裕がない!というときは子どもの気持ちに「肯定・共感」を意味する便利な相づちフレーズを活用しましょう!
共感してあげるといっても、「なんでそう思うの?」「なぜそう感じたの?」など子どもに根掘り葉掘り聞かなくてもいいのです!
【「肯定・共感」を意味する便利な相づちフレーズの一例】
「なるほどね~!」
「そうか~!」
「そうだったんだね」
これらは短い言葉ですが、子どもに「ママが子どもの気持ちを受け容れているよという意味」を伝えることができます。
また、子どもの話に返答しているので、あなたの話を聞いていますよとアピールすることにも繋がります。
もし子どもが矢継ぎ早に話かけてきたとしても、まずは「肯定・共感」を意味する相づちフレーズを使い、気持ちを受け容れればいいのです。
やがて、子どもは自分の気持ちを受け容れてもらえると、安心します。安心すると、ママの言葉も素直に耳に入るようになります。
長いフレーズだと、ママが疲れている時や内心イライラしているときだと、何て言おうかなと考えてしまったり、思わず態度に出てしまいそうになるかもしれません。
けれど、短いフレーズだと、疲れている態度を出す前に言葉が言い終わります。
短いフレーズでも、子どもの言葉に応えることによって、子どもにとっては、ママが自分のことを見ている、話を聞いているという意味に受け取ることができます。
ママが自分のことを見てくれている、話を聞いていると感じた子どもは安心します。
さらに何より、子どもが穏やかになれば、ママの気持ちがぐっと楽になります。
子どもとの会話の中で、ママにとっても子どもにとっても、想像以上に便利に活用できますので、使ってみてくださいね!
子どもとのコミュニケーションのテクニックを他にも数多くご紹介しています!
執筆者:なつきみき
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)