わが子が小学校に通い始めてから学習の遅れが目立ち、発達障害だと判明。「この子の未来はどうなるの?」と子育てに不安を感じた時に出会った発コミュで、明るい未来を見つめて歩み進むトレーナーに話を伺いました。
【目次】
1.好奇心旺盛なお母さんが発コミュと出会って思ったことは「面白そう!」
2.夫に「会社を辞める選択」をあげたい!トレーナーへの転向を決意した強い思いとは
3.笹原さんが語るリサーチャーとトレーナーそれぞれの魅力とは
4.感動が強い思いに変わった!心に火をつけて決意を固めてくれたお客様の声
1. 好奇心旺盛なお母さんが発コミュと出会って思ったことは「面白そう!」
発達科学ラボで活躍しているとトレーナーやリサーチャーは、もともとは我が子の発達凸凹からくる困りごとに悩んでいたお母さんです。
発達科学コミュニケーションを学んで、自身の子育てと子どもに向き合い親子ともに成長してきました。
その経験を生かして、自分と同じように子育てに悩んでいるお母さんに発コミュを伝える講師として活躍するトレーナーとパステル総研で記事を執筆したり教材を作るリサーチャーがいます。
自分の子どもの専門家となって日々子育てと研究を繰り返しながら活躍している人にインタビューをして、活動に対する思いやかつての苦しかった子育てについてお伝えしています。
今回インタビューさせていただいたのは、トレーナーの笹原みらいさんです。」
笹原さんはゆったりIQっ子の娘さんと中学生の息子さんの子育てをしながら活動しています。
そんな笹原さんが、発コミュに出会ったキッカケやトレーナーとして活動している中で抱いる思いについて伺った、第2回目のインタビューになります。
1回目のインタビューはこちらからご覧ください。
ーーー笹原さんが発コミュに出会い、受講したキッカケについて教えてください。
「娘がゆったり IQ っ子だっていうことが分かった時に、どうしたらいいのか分からなくて必死でネット検索していた時にパステル総研にたどり着いたんです。
そこで吉野先生のメルマガに登録してメルマガを読んでいました。そうたら、トレーナー・リサーチャーの募集があって、『これだ!』と直感的に感じて『学びたい』と強く思いました。
当時は会社員をしていたので、リサーチャーをして学ぼうと思ったのがキッカケで受講をしました。
―――学びたい、が先だったんですね!
「そうですね。私の場合は、子どもの困りごとの解決がしたいっていうより、『いやぁ、これすごいなあ、何か面白そうな学びだな』っていう純粋な好奇心が強かったのかもしれないですね。
脳科学とかそういう学問にも興味があったんです。ですから、基礎講座から始めたのではなく、上級講座と基礎講座を同時に受講してリサーチャーになりました。
初めはゆったり IQっ子の娘の学校生活について、どういうふうに対応したらいいかわからないっていう不安感からいろいろ調べて出会った発コミュでした。
しかし、吉野先生のメルマガを読んだりしているうちに、どちらかと言うと『ちょっと子どもを使ってどうなるのか試してみようかな』というみたいな、『変わるなら見てみたいなー』って思うようになったのです。
ちょっと技術者っぽいような、オタクのような探求心があり、実験してみたい気持ちが出たんですよ。
だってすごいと思いませんか?
お母さんが喋ると子どもの脳が変わるということに、『なんだそれ』って衝撃を受けたんです!
『うわー、何それ面白い!やってみたい!』ってなったら、『もうこれしかない』っていう感じになりました」
◆ポイント解説
「こんな声がけをしたら子どもはどうなるんだろう?」と、自分で実践・実験ができるというのが発コミュの面白いところだと思います。
実験の素材が目の前の子どもたちで、声がけをするだけなので材料もいらない!
そういうところに、喜びとか楽しみとか好奇心が見いだせることができるお母さんというのは、すごくお子さんを伸ばすのが上手な方なんだろうと思います。
笹原さんが発コミュを受講してどのようにお子さんへ対応してきたのかとても気になりますよね。
実際に笹原さんの記事では、娘さんが発コミュで一気に成長した軌跡が書かれています。読んでみてくださいね!
2.夫に「会社を辞める選択」をあげたい!トレーナーへの転向を決意した強い思いとは
娘さんの困りごとを解決したいということよりも、「面白そう」と好奇心のほうがつよく湧いて発コミュを受講することを決めた笹原さん。
初めから上級講座を受講してリサーチャーとして学び始め、沢山の記事を書かれてきました。
そして現在はトレーナーに転向して新たな道への活動をスタートしています。なぜ、トレーナーへ転向することを決意したのか伺いました。
―――笹原さんは1年くらいリサーチャーとして活動されていましたよね。トレーナーに転向しようと決めたのには、どんな経緯がありましたか。
「元々リサーチャーとして学びを始めた時から、『いずれトレーナーになろうかな、なりたいな』という気持ちはうっすら持っていました。
しかし、フルタイムに近い共働きでずっと長いことやってきたということもあり、どうしても子育てより仕事を優先しなきゃいけないこともたくさんありました 。
実は、仕事で学校行事にいけないということもあったんですよね…
特に娘が低学年のうちは、ゆとりを持って子どもをしっかり家で見てあげたいなという気持ちがあり、まずはしっかり学んで力をつけてからトレーナーに挑戦しようと思っていました。
また、前の職場から『もし仕事をするなら、お子さんが落ち着いて仕事する気になったら戻っておいでよ』と声をかけていただいていたので、仕事をしたくなったらその職場に戻るのもいいかなと思っていました。
そんな経緯で2020年の2月末に仕事を辞めて子育てに専念することになりました。
ところが、次の日からから緊急事態宣言で休校になってしまったんです!もう家で働けるよさをその時に痛感したんですよね。
子どもが家にいても、早く職場に戻らなきゃ!という焦りとかもなくて、リサーチャーとして記事を書いたり、ラボの仕事を在宅でするというワークスタイルを充実させることができていました。
そんな毎日だったのですが、これまで一度も20年間転勤したことがない夫が会社の方針の転換で転勤を命じられてしまい、去年の10月に関東から九州に異動になったんです。
この夫の転勤がトレーナー転向へのきっかけとなりました」
ーーートレーナー転向へのきっかけはご主人の転勤だったんですね!
「そうなんです。ついていくのかすごく悩んで、家族で相談をしました。
当時の息子は中2の秋で、部活で部長をやっていたり、学校でめちゃくちゃ頑張っていた時だったのです。
そんな息子に『中学校転校するのは絶対に嫌だ!』って言われてしまいました。結局、息子が中学校を卒業するまでの1年半夫に単身赴任してもらい、息子は九州の高校を受験をして一緒に家族で暮らそうというという事になったんです。
しかし、九州で暮らすとなると「戻って来てもいいよ」って言われてきた会社にはもう私は戻れないことになっちゃうじゃないですか!
それを考えた時に、トレーナーの仕事なら日本全国どこに行ってもどこでもできるので、私の中でトレーナーになるっていう選択肢がぐっと上がってきました。
その中で、さらにトレーナーになろうと決めたきっかけは、去年の8月の起業家トレーニングで自分の気持ちに気が付いたなんです。
もう『夫の会社の転勤に家族が振り回されるのは嫌だ!!』っていう気持ちが出てきたんです。
この先にも、夫の転勤はあるので、また子どもの学校やら自分の仕事やら色々なことを夫の会社の転勤によって決められたくない!という気持ちがでてきたんですね。
私がトレーナーになって、次に転勤辞令が降りた時には会社に転勤を断る選択肢を夫にあげたいなって思ったんです。
夫はとっても家族が好きな人で、子煩悩なパパなので単身赴任が本当に寂しそうだったんですよね。
お父さんのことが大好きな娘もどんどん大きくなって、このさきお父さんから離れて行ってしまうかもしれません。
それに私自身が単身赴任生活が大変だしさびしくて、やはり家族と一緒にみんなで住みたいなっていうふうに思っていました。
転勤を断るって、会社の意向に背くっていうことになるわけで、やはり辞めることも覚悟の上、ということになりますよね。
ですから、『もう本当にやめてもいいよ』って言えるくらいに私がしっかり収入を上げていこうっていうことにしてトレーナーへの転向を決断しました。」
◆ポイント解説
引っ越しを伴う転勤は、家族の人生を変えます。
息子さんなりの人生プランっていうのが描けていたはずです。そこで「いきなり九州?!」という気持ちはあったと思います。
それでも高校受験は九州!と決めて、前に進むことを決めた息子さんも素晴らしいと思いました。
通常、引っ越しを伴う転勤を迫られたとき、家族は「パパに着いていくか、着いて行かないか」という2つの選択肢を考えます。
しかし、笹原さんはそこにもう一つの「旦那さんに断らせる」という選択肢をあげたい!と人生を変える決断をされました。
そのために自分が一家の大黒柱になる!家族の人生も自分が背負うんだ!という覚悟が感じられるお話でした。
また、「九州に行って、落ち着いてから新しいことを始めよう」と考える方が普通です。
引っ越しを数か月後に控えている中でトレーナーとして今からやっていこうという決断と行動力は本当にすごいですね!
3.笹原さんが語るリサーチャーとトレーナーそれぞれの魅力とは
笹原さんがトレーナーに転向する決意までの貴重なお話を伺ってきました。次に、リサーチャーとトレーナーの両方とも経験していると笹原さんだからこそ知っている、2つのお仕事の魅力ややりがいをお聞きしました。
ーーー最初にリサーチャーにお仕事内容や魅力について教えていただけますか?
「リサーチャーは裏方の仕事になります。自分の子どもの研究をして、結果を記事にまとめるという仕事で、とてもやりがいがある仕事でした。
記事をリリースして紹介していただいた時に、仲間のお母さんから『すごく今回の記事、あのよかったよ!』とか『家でも参考にしています!』という声もいただいて、心から嬉しく思いました。
自分が書いた記事によって、『どなたかの助けになったんだな』と、感じてとてもやりがいがありました。
ーーーありがとうございます!トレーナーのお仕事はどうですか?
「トレーナーの仕事は直接的に自分の声を渡すことができて、相手の声を直接的に受け取ることもできるというところが一番の魅力だと思うんですよね。
自分が発した言葉や、自分がレクチャーしたことが本当にその方の人生を変えるきっかけになるというところがやりがいになります。
また、トレーナーであれば、自分が頑張れば頑張ったぶんだけの見返りがあります。
トレーナーの先輩たちのなかには、私の夢である、ご主人の年収を超えた方がすでにいらっしゃいます。そんな方たちの背中をおいかけて私も頑張りたいと思っています。」
◆ポイント解説
リサーチャーならではやりがいとトレーナーでしかできない直接的な声のやり取りができる魅力について聞くことができました。
収入面や自分の自立を考えるとトレーナーとして活動することが一番の近道です。発コミュには、すでにそれを実現しているトレーナーが多くいます。こうした先行く先輩から学びながら進めることができるのは大きな魅力です。
4.感動が強い思いに変わった!心に火をつけて決意を固めてくれたお客様の声
笹原さんがリサーチャーからトレーナーへの転向を決めたのは去年の8月。
たった4ヶ月という速さで着実にトレーナーとして前に進んでいる笹原さんにとっての人生のターニングポイントについて伺っていきます。
ーーートレーナーに転向されようと決めてから、デビューするまでの激動の4ヶ月だったのではないかと思います。そのなかでも、特にここが自分にとっては人生のターニングポイントだったと思う出来事はありますか?
「はい、ターニングポイントは初めてのセミナーを開催したことですね。
11月の目標でセミナーを満員御礼で3日間完成開催するということを挙げたのですが、このために日程を決めてお客様にセミナーにお越しいただく声がけをさせていただいたんです。
たくさんのお客さまがセミナーに来てくださるということが決まり、そのための準備を進めました。
実は私は、とってもマイペースなのでお尻に火がつかないと動かないんですよ。ギリギリまで先伸ばししてしまうタイプなのです。
ですから、セミナーの日が決まり、もうお客様が入るって決まってしまったので、ものでもうやるしかない状況になってしまったのです。
そこに向かって、これまでの倍以上のスピードで準備できたというのが事実です。
無事に開催できたのですが、そこでお客様からいただいた声を読んだら、本当に嬉しいものがたくさんあり、感動しました。もうこの時に、私の心に火がついたっていう感じなんですね。
私をきっかけにお母さんが子育てを良くしようというように思う事や自分が変わろうと思っていただいたことが本当に嬉しいこととでした。それと同時に責任を感じました。
ですから、仕事でしっかり皆さんにお届けしようと決意が決まりました。」
◆ポイント解説
初のセミナー開催がターニングポイントだと感じるほど、お客様の声が笹原さんを突き動かす原動力になっているという事がお話を聞いて分かりました。
たった1時間のセミナーで考えを変えてくださる方がいらっしゃるんだという事実が「絶対やらなきゃいけない」という思いを起こさせてくれたのですね。
やはり、お客様の声を直接もらえるって本当に大きな力になるというのが笹原さんのお話から強く感じました。
続いて、毎日子育てに奮闘しているお母さんたちに伝えたいことを伺いました。
ーーー笹原さんは毎日一生懸命、子どもと向き合っているお母さんたちにどんな思いを伝えたいと思っていますか?
「はい、本当にお母さんたちってすごいんですよ。すごく子どものために頑張っているんですよね。
そんなお母さんたちの中でも発達凸凹やゆったり IQ の子育ては他のお母さんから疎外感を感じやすかったりします。
そもそもが、子育て上級コースなので本当に大変なことも多いと思います。
ですが、お母さんが楽しそうに元気にしているという事が子どもにとって一番大事だということを伝えていきたいんですよね。
今はコロナもあり行動が制限されがちですが、大人がイキイキと楽しんでいるから子どもも大人になるのが楽しみだと思えるし、そういうふうにするのが私たち大人の責任ではないのかなと思っています。
だからこそお母さんにはいつも笑っていて欲しいんです。
もちろん毎日忙しいし、楽しんでいるような余裕もないって思ってしまうかもしれないですよね。
しかし、やっぱり楽しいこと嬉しいことにワクワクすることを自分でやってみたり、自分が好きなことをやって自分を大事にして自分を喜ばせることをしてほしいと思っています。
”こなしていく”ことが日常になっているんですけれども、もうお母さんたちにはたくさんできていることがあるのですよね。
ですから、 日々自分ができていることに目を向けて自分を認めてあげて、ほめて欲しいなと思っています。」
「日々自分ができていることに目を向けて自分を認めてあげて、ほめて欲しい」という最後の言葉はなかなか身近な人からは言われないことではないでしょうか。
毎日頑張っているお母さんたちの心が元気になるお話をしていただきました。
発コミュに出会ったキッカケから、リサーチャーやトレーナーそれぞれの立場での魅力ややりがい、そして笹原さんがトレーナーに転向しようと思った決意などたくさんのお話をしていただきました。
最後のお母さんたちへのメッセージも本当に心の支えになる温かいメッセージでした。
次回が最後のインタービューの記事になります。笹原さんの素顔に迫って様々なお話を伺いましたので楽しみにしてくださいね。
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執筆者:さとうみな
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)