発達障害・グレーゾーンの子どもと夏休みのお出かけ計画で準備段階から楽しもう！

発達障害・グレーゾーンの子ども達から「退屈～！」と聞こえてきそうな長い夏休み！毎日お出かけする事はなかなか難しいと思います。数少ないお出かけでも準備から巻き込むことでより濃厚な夏休みにし、子どもの発達も加速させてみませんか？

【目次】

お子さんは、夏休みを楽しみにしていますか？「旅行！プール！海！」と子どもたちのワクワクする声が聞こえてきそうです。

長い休みだから、色んな所に連れて行ってあげたい！しかし、金銭面や時間などを考えると難しいもの。罪悪感を感じるママも多いのではないでしょうか？

数日間は楽しそうに過ごしているものの、「○○した～い！行きた～い！！」「退屈～つまんない！」と子どもの合唱が始まります。罪悪感のあるママには心が痛くなる叫びです。

でも大丈夫！「退屈」はかわいそうなことではないのです。

お出かけできる日が少ないと「子どもにかわいそうなことをしている」と思いがち。でも実は、退屈の体験から子どもが自ら学ぶ場になるのです

・理由①：退屈と感じるからこそ、何か楽しいことをした時に、数倍楽しく感じられる。

・理由②：退屈から抜け出すために、子どもが自ら考え行動する技術を身に着けていく。

・理由③：退屈だからこそ、ママとの共通な楽しみを見つけコミュニケーションがとれる。

退屈の体験は社会生活において大人になった時、待ち時間や仕事の休みなど自分で楽しみを見つけられるようになるでしょう！

※自ら考え行動することが苦手な子どもには、ママのサポートは必要になります。「つまらな～い」と言われたら、ママが２～３個提案し本人に選んでもらいましょう！自分で選ぶことによってよりやりたくなり、少しずつですが自分で提案できるようになっていきます。

退屈は悪いことではありません。楽しい退屈を体験させてあげましょう！

非日常のお出かけはこれらの発達の加速にもつながります。

感覚には、視覚・聴覚・触感・嗅覚・味覚などがあります。旅行に行くと新しい発見や体験ができますよね！

お出かけの際は、初めて体験することが多いですよね！また、体験はしたことはあるけど数回だけ。どう楽しむか？○○したらこうなったなど、試行錯誤できる場面が多くなるからです。

お出かけでは、多くの体験をしますよね！その体験が子どもにとって、自信につながり自尊心となり自己肯定感が高まるのです。

せっかくのお出かけなら、もっと効果的に出掛けたくありませんか？効果的にお出かけする４つのコミュニケーション術については、『発達障害・グレーゾーンの子どもの発達を伸ばしたいなら、夏休みは家族でお出かけしましょう！』で紹介しています。

併せてお読みいただくと素晴らしいお出かけになりますよ！

お出かけがより効果的なものになるように、準備をしっかりすることが必要です！お出かけを楽しいイベントにしたい気持ちで、ママやパパだけが頑張って準備をしていませんか？

よりお出かけを効果的にするには、準備段階から子どもも巻き込んで行うことです。「退屈～つまらな～い」と合唱する子どもには、持って来いの夏休み計画なのです。

具体的な準備には次のようなものがあります。

①ガイドブックや動画などで行きたい場所を子どもと一緒に探してみる(興味を持たせる)

②旅のしおりを作ってみる(一緒にやる事で見通し立つお出かけに)

③雨だったら…などプランBも準備してみる(予定が変わる前提のプランがあると安心)

④予算内で考えてみる（高度：計算が得意な子にはいいですね）

⑤ホテルに予約を入れてみる（高度：子どもの成長の様子でやってみてください）

⑥持ち物リストをつくり準備する。

このように夏休み前から数週間かけて子どもと旅行やお出かけのプラン作りをしていくと、より楽しさが倍増しますよね！

また、子ども自身も見通しが立つので、夏休み中何をするのかがわかるので、過ごしやすくなるはずです！自分がプランを作った旅行やお出かけプランは、絶対に夏の素敵な思い出になりますよ。

こちらの記事もおでかけの参考になります！

ぜひ、家族みんなで発達も加速しちゃうお出かけにしてみてくださいね。

執筆者：雨宮愛
（発達科学コミュニケーションリサーチャー）

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