発達障害・グレーゾーンの子どもの発達を伸ばしたいなら、夏休みは家族でお出かけしましょう!

お出かけには、発達障害・グレーゾーンの子どもの脳をぐんぐん発達させる要素がたくさんあるってご存知でしたか?!夏休みに家族でお出かけ予定のお母さんに、子どもを発達させる親子のコミュニケーション方法をご紹介します!
 
 

【目次】

 

1 お出かけで発達障害・グレーゾーンの子どもの視野を広げてあげましょう

 
 
7月に入り、夏休みの予定を立てているご家庭も多いのではないでしょうか。どんな予定にしようかな?と考えているとワクワクしてきますね。
 
 
子どもが行動したり経験することは、脳の発達に必要な栄養になります。せっかくの夏休み、普段行けないところに連れて行ってあげたり、夏休みだからこそ体験できることをさせてあげたいですね。
 
 
子どもの普段の生活は、親や先生を中心とした狭い世界で生きています。そして、自分の住んでいる世界が社会のすべてだと考えがちです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもの中には、学校生活に自分の居場所が見出せないこともあります。自分の知っている世界が、社会のほんの一部だと気づくことで、前向きに人生を歩むことができるようになります。
 
 
子どもの世界を広げてあげるためにも、お母さんはぜひ子どもを普段の生活とは異なる世界に連れ出してあげてください
 
 
 
 

2 ただお出かけすれば良いというわけではないのです!

 
 
家族とお出かけの時間は、普段仕事や家事で忙しいお母さん(お父さん)と子どもがゆっくり向き合える貴重な時間ですね。
 
 
せっかくのお出かけなのに、移動時間や待ち時間、親はスマホで子どもはゲームに夢中…なんてこと、ありませんか?
 
 
子どもと一緒にお出かけするといっても、“連れて行きさえすればいい”というわけではないんです。発達障害・グレーゾーンの子どもの発達を伸ばすためのポイントはコミュニケーションです!
 
 
親子のコミュニケーションを意識しているかどうかで、子どもの発達を伸ばせるかどうかが変わってきます。
 
 
 
 

3 お出かけで子どもの発達をぐんぐん伸ばす4つのコミュニケーション!

 
 
お出かけでは親子のコミュニケーションが大切だとういことをお話ししました。ここでは、どんな場面でどのようなコミュニケーションをとったらいいのかご紹介したいと思います。
 
 

①お出かけは楽しんでなんぼ!

 
 
どんなに素晴らしい景色を見たり、貴重な体験をしていても、子ども自身が「楽しい!」と思わなければ、子どもの発達は期待できません。
 
 
子どもは何かを「楽しんでいる」ときに、脳を使っているんです!
 
 
楽しむというのは、子どもが「集中している」「真剣になっている」「頑張っている」「興味を持っているとき」なども含まれています。
 
 
子どもが楽しんで活動しているのを見つけたら、発達のチャンス!「〇〇するの楽しい?お母さんも一緒にやろっかな!」など、お母さんも一緒に子どもと楽しめば、さらに脳の発達につながります。
 
 
子どもの興味や関心を引きたいときは、「すごい!こっちにおもしろいものがあるよ!」「見たことない虫だね。なんていう名前かな。」など、発見したことや疑問に思ったことを声に出してみるだけで、子どももやる気になっていきますよ!
 
 

②お出かけ中は役割や目標を決めて褒める!

 
 
普段の生活の中で「子どもを褒めて育てましょう」と言われても、なかなかできないと感じている方も多いのではないでしょうか?
 
 
普段の生活で子どもがやることは「できて当たり前」と思いがちなので、なかなか褒められないかもしれません。
 
 
お出かけするときは、小さな目標が立てやすいので、褒めるタイミングもわかりやすくなります。「自分の荷物は自分でもつ」「元気にあいさつをする」など、ひとつひとつは小さなことでも、できたら具体的に褒めてあげてくださいね。
 
 
うまくできなかった場合でも、どこがよかったのかフィードバックし、頑張ったプロセスを認めてあげることで、次の成功へつながります。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、特性からくる苦手さがあり、できないことを指摘され続けることで自信をなくしています。
 
 
「自分は大丈夫」「やればできる」という、自分を信じる力を持っている子どもは、困難を乗り越え、経験から多くを学ぶことで自立につながります。
 
 
子どもが自信をつけるためには、「できた!」という成功体験を積むことが必要です。そして、「できた!」と実感できるのは、お母さんが認めてくれたとき、褒めてくれたとき。
 
 
お母さんの褒めこそが、発達障害・グレーゾーンの子どもが成功体験を積み、自信をつけるための鍵になるのです!
 
 
 
 

③お出かけを学びの場にする!

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、読み書きや計算が苦手で、学校での勉強に楽しさを感じられないことがあります。
 
 
一方、お出かけでは新しいものや本物に触れることで、知ることの楽しさを体感することができます。すると、子どもの口からは「なんで?」「どうして?」という疑問の声がたくさん出てきます。
 
 
子どもの疑問には即答するのではなく、子ども自身が答えにたどり着けるようにサポートしたり、一緒に調べるようにしましょう。
 
 
子どもが答えを見つけようと考えているときこそ、脳が発達するタイミングです。子どもの答えを急かしてばかりだと、子どもが脳を使うチャンスを奪ってしまうことになります。
 
 
子どもが考えている間は、ぜひ気長に待ってあげてくださいね。
 
 

④思い出をかたちに残す!

 
 
かたちのないお出かけの思い出は、何もしないと忘れ去られてしまいがちですよね。お出かけで得た学びを長く記憶に残すためには、振り返れるように「かたち」にするのがオススメです。
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは、記憶することが苦手な場合があります。お出かけのときの動画や写真を見ながら、ポジティブな振り返りをどんどんしていくことで、記憶の強化につながります。
 
 
「このときの海水浴は、〇〇くんが持ち物を準備したんだよね!」
 
「このときの移動時間で、しりとりすごい続いたよね〜!」
 
「このワークショップで作ったコップ、すごく上手にできたよね!」
 
 
動画や写真を見るたびに、お出かけの楽しかった思い出や成功体験を思い出し、心の安定や自己肯定感につながります。
 
 
ぜひ、楽しかった記憶をたくさん残してあげてくださいね!
 
 
「楽しい!」「できた!」「なんで?」というお出かけの体験は、発達障害・グレーゾーンの子どもの発達につながり、親子関係にもプラスに働きます。
 
 
子どもの力を伸ばす場、親子の絆を育む場として、ぜひお出かけを活用してほしいと思います!
 
 
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもとのお出かけは、トラブルが心配だから出かけたくない!というお母さん。
 
 
外出時のトラブルが不安な場合、子どものタイプに応じた対応策をあらかじめ考えておくだけで、お母さんも余裕を持って対処することができますよ。
 
 
 
 
お出かけの準備については『発達障害・グレーゾーンの子どもと夏休みのお出かけ計画で準備段階から楽しもう!』で詳しくお伝えしていますので併せて読んでみてくださいね!
 
 
執筆者:楢橋真咲子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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