こだわりが強い発達障害の子どもの「頑固で融通が利かない」、「思い通りにならないとイライラする」ということに悩んでいませんか?今日からママが2つのポイントに気を付けて対応を変えるだけで解決できる方法をお伝えします。
【目次】
1.こだわりが強い発達障害の子どもは頑固で融通が利かないんです!!
頑固で融通が利かない、思い通りにならないとイライラする、そんな発達障害のお子さんに困っていませんか?
発達障害の傾向があると、こだわりの強いことや、視野が狭いことから融通が利かないことがあります。
今の状況からどうして良いのかわからず、不適切な行動に繋がってしまいます。
例えば、
・思い通りにならないと癇癪を起す
・すぐにキレる
・もう無理!とすぐに諦める
などです。
年齢が小さなうちは大きなトラブルになることは少ないかも知れません。
しかし、年齢が上がってくると幼く見えてしまい本人も困ることが多くなっていきます。
これが続いてしまうと、周りとの調和も取れなくなってしまい孤立に繋がってしまうことも。
2.ショッピングモールで地団駄踏んだ娘
我が家には、発達障害の傾向がある娘がいます。
娘は、困った状況になったとき、それを解決するために考えたり、行動したりすることが苦手で、自分の考えが一つ浮かぶと、それ以外の解決策をなかなか見つけることができないのです。
以前、娘がずっと欲しがっていたリカちゃん人形を買いに行ったときのことです。
娘は、欲しかった人形があるのですが、そのショッピングモールでは完売!
「無いからここでは今買えないよ!」ということを伝えましたが、なかなか受け入れることができません。
娘は、「ここのお店で絶対に買う!」と思っていたので、買えないということを受け入れられず店の中で号泣し、地団駄を踏み始めました。
当時の娘は、こだわりが強く、融通が利かなかったので、この状況を変えることはどうにもなりませんでした。
でも、そんな状況のときこそチャンス到来です!
では、どうしたら、こだわりが強い発達障害の子どもが納得して柔軟に考えることができるようになるのでしょうか?
3.選択肢を増やすママの対応2つのポイント
お母さん!ピンチはチャンスです(笑)
ここで、こだわりが強い発達障害の子どもが、頑固だったり、融通が利かなかったり、思い通りにならないとイライラする場合のママの対応の2つのポイントをお伝えします。
1つ目は、選択肢を常にいくつか提案してあげることです。
このコミュニケーションの積み重ねがお子さんの思考の選択肢が増えるきっかけにもつながります。
例えば、以前の娘のように、お子さんが号泣しながら地団駄を踏んでいる状況が起こったら、その場でいくつかの選択肢を提案してあげてください。
・他店舗に行く?
・今のお店で人形が届くのを待つ?
・今日帰る違う人形にする?
などです。
2つ目は、提案をした後、子どもがじっくり考える時間を与えて、待ってあげることです。
くれぐれも「早く決めてよ!」などと言わないように気をつけてくださいね。
このじっくり考えている時間が、今後、自分で考えられるようになる基になります。
娘に選択肢を多く与え、待つ時間を持つというコミュニケーションを意識するようになってから、娘自身が困ったときにいくつか方法を考えることが多くなりました。
自分で導き出せる選択肢が増えたことで、泣いたり怒ったりということがなくなり、本人ももちろん私もラクになりました。
これから生きていく上で、自分の思い通りにならないことが多くあります。
その度に、一つしか考えが無いと、何も解決につながりません。
思い通りにならなかったときこそ、より多くの選択肢を考えられるようになることがこれから先にプラスがたくさんあると思っています。
今日からママの対応を変えて、子どもの選択肢の幅を増やし、お子さんの頭を柔らかくしていきましょう!
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執筆者:みずおち梨絵
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)