自閉症の癇癪に疲れた!小学生高学年の暴言を笑顔に変える家族の対応

 

発達障害・自閉症の子どもの癇癪対応に、ご家族は疲れストレスも多いですよね。解決方法は、癇癪の理由と本人の辛さを理解して、まず自信を回復すること!みるみるイライラや怒りっぽさが減り、家族で笑いあえる日々を取り戻すことができますよ。
 

【目次】

1.自閉症・発達障害の子どもの癇癪に家族が疲れた…
2.自閉症・発達障害の子どもの癇癪・暴言をはく理由
①発達の特性
②誤った療育環境
3.家族ストレスも激減する癇癪対応3ステップ
①肯定の声かけで自信回復
②癇癪には、無視ではなくスルー!
③家族の理解

 
 

1.自閉症・発達障害の子どもの癇癪に家族が疲れた…

 
 
進級進学して数か月たった6月頃、自閉症の子どもが普段に比べて、怒りっぽい、イライラしている… なんてことは、ありませんか?
 
 
我が家には、今年小学校5年生の自閉傾向の娘がいます。
 
 
 毎年この時期は、4月から新しい環境に適応しようと必死で頑張ってきた疲れから、癇癪がひどくなる傾向があり、暴言も増えていきます。
 
 
 例えば、
 
・朝食に気に入ったものがないと、「食べたいのがない!」と言い、一切食べようとしない
 
 ・会話中、少しだけ視線をそらすだけで「ちゃんと聞いてよ!」とキレる
 
 ・欲しいものを買ってあげないと、すぐさま怒りだす
 
 
このように、こだわりが強く、少しでも思い通りにならないことがあるだけで、怒りだす娘。
 
 
 
 
新しい環境や、学習もさらに難しくなり、ストレスが溜まっているせいだと理解しています。
 
 
しかし、「何でそんなことで怒るの?」「何を考えているの?」「このままでは、家族がみんな病んでしまう」と、私は娘に対して腹立たしさが募り、我慢の限界でした。
 
 
いつ怒り出すが分からない…常に家庭に爆弾を抱えているような状態に、家族で疲れストレスは大きく、辛い日々を送っていました。
 
 
 「ただ笑顔でいてくれるだけでいいのに…」と、私は先の見えない娘の癇癪対応に、途方に暮れていました。
 
 
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2.自閉症・発達障害の子どもの癇癪・暴言をはく理由

 
 
では、なぜ自閉症・発達障害の子どもは癇癪を起こしてばかりいるのでしょうか。
 
 

◆①発達の特性

 
 
発達障害の子どもは、その特性から不器用だったり苦手なこと、できないことが多くあり辛い場面に遭遇することが多くなってしまいます。
 
 
しかし、自分の辛さや気持ちを言葉で伝えられず、感情のコントロールも苦手なので、癇癪や暴れることで分かってもらおうとしているのです。
 
 
学校でも、発達障害の子どもは、他の子どもが何の苦労もなくできることを努力しないとできません。
 
 
 苦手な集団生活の中で、お友達に必死についていこうと頑張っているのに、先生やお友達から「まだできてないの?」等と見られたり指摘されては、落ち込みますよね。
 
 
さらに帰宅後、ママから「宿題は?」「お風呂は、いつ入るの?」「遅くても10時までには寝るよ」等と矢継ぎ早に言われては、気持ちが休まりません。
 
 
そのモヤモヤ、イライラした気持ちを手っ取り早く、「うるさいなー!ババァだまれ」等と暴言を吐くことで、自分の辛さを伝えようとしているのです。
 
 

◆②誤った療育環境

 
 
また、発達障害の特性からくる癇癪に対して、周囲から誤った対応をされ続けると癇癪を悪化させてしまう場合があります。
 
 
発達障害の子どものSOSの癇癪に対して、周囲の人は、指摘したり叱ったりします。
 
 
・「もう、いいかげんにしなさい!もう出て行って」
 
・「どうして、いつも怒ってばかりいるの?!」など
 
 
 
 
これでは、子どもは、誰からも受け止めてもらえず、理解もされず孤独を感じてしまいます。
 
・「自分だって、怒りたくて怒っているんじゃない」
 
・「誰も自分の辛さを分かってくれない」
 
 
さらに、「私って、ダメだな」と、どんどん自信をなくしてしまうのです。
 
 
また、癇癪を起せば、叱られても反応してもらえる「意味がある行動」だと認識してしまいます。
 
 
そうすると、癇癪癖がつき、さらに癇癪がエスカレートしてしまうという悪循環を起してしまうので、絶対に応戦してはいけないのです。
 
 
さらに、進級進学時期は、新しい担任やクラスメイトで、お互いを知り関係性作りから始まるので、普段よりも、ストレスや負担が大きくなります。
 
 
子どもは安心できる場所がなく心が不安定になり、どんどん自信を喪失してしまいます。
 
 
自信がないと、些細な他人の言動にも腹をたてたり、誰でも怒りっぽくなってしまうのです。
 
 
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3.家族ストレスも激減する癇癪対応3ステップ

 
 

◆① 肯定の声かけで自信回復

 
 
まずは日頃から「肯定の声かけ」をして、自信を貯めて心を安定させることが最優先となります。
 
 
そこで、簡単にできる肯定の声かけをご紹介しますね。
 
 
<褒める>
 
・「~できたんだね。すごい!」
 
・「そんなこと知っているの?!すごい流石だね~」など
 
 
シンプルに、できたこと行動したことを、見逃さずに褒めてあげましょう!
 
 
<実況中継>
 
・「ゲームをしているんだね。」
 
・「お茶を飲んでいるね」など
 
 
何を褒めたら良いか分からないというママは、やっていることをそのままことばに表す実況中継がおススメです。
 
 
肯定するということは、褒めるだけではないんです!
 
 
その時、子どもがしていることを言葉で伝えるだけで、子どもは何だかママに注目してもらえている。
 
 
気にかけてもらえていると感じ、嬉しくなります。
 
 
このように、日頃からママが肯定の声かけをすることで、「自分もできていることが沢山あるんだ」と自信を持つことができ、心が安定し穏やかになっていきます。  
 
 

◆②癇癪には、無視ではなくスルー!

 
 
発達障害の子どもが、癇癪を起した時は、絶対に応戦せず、スルー(見て見ぬふり)を徹底しましょう!
 
 
スルーとは、決して子どもの存在を無視することではなく、癇癪や暴れるという好ましくない行動に対して、一切反応しないということです。
 
 
どうしても、親も感情的になり、注意をしたり叱ったりしてしまいますが、それで癇癪が治まることはありません。
 
 
実は、子どもは親の否定的な反応も、注目してもらえると誤学習して、さらに癇癪がエスカレートしてしまうのです。
 
 
よって、癇癪を起こしても、何も意味がないことを教える為に、反応しない対応をしましょう。
 
 
 すると、子どもは自然と癇癪はではなく、言葉で伝える等の別な行動を起こすようになります。  
 
 
 
 

◆③家族の理解

 
 
発達障害の子どもは、普通の子よりもできないことが多く、生きづらさを感じていることを、まずは家族全員が理解をしてあげましょう。
 
 
暴言癇癪の裏の本当の気持ちを理解してあげようと寄り添うだけで、発達障害の子どもに対して優しい気持ちが芽生え、家族ストレスも減ってきます。
 
 
ママ一人で抱え込んでいると、ママが辛くなります。
 
 
パパやきょうだいにも、少しずつ伝え家族全員で、発達障害の子どもの対応をしていきましょう。
 
 
発達障害の子どもは、何気ない日常生活のでも失敗経験が多く、ネガティブ記憶を貯めやすく、自信を喪失しがちです。
 
 
なので、とにかく発達障害の子どもの自信を回復させてあげることが第一優先です‼
 
 
自信がつくと、心に余裕ができ、些細なことに過敏に反応することがなくなり、気が付いたら穏やかになっていた!と気づくことができると思います。
 
 
その為には、ママや発達障害の子の為にも、他の家族にも理解してもらい、家族全員で絆を深め協力して、対応していきましょう。  
 
 
 
 

お子さんの癇癪や暴言に悩んでいるママは、ぜひお読みください!ママの声かけをかえれば、スッと困りごとがなくなっていきますよ。

 

 

 
 
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♡小冊子のご感想
子どもの行き渋りにどう対応するのが正解か分からず困っていました。こちらの本を読んで、行き渋りが悪化する対応をしていたことに気付き、はやめに知れて良かったと思いました。また、どう対応したらいいのか、具体的な対応と声かけが書かれていたので、ありがたいです。今日から取り組んでみます。
 
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執筆者:松あき子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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