収入ゼロ、不登校の子どものために仕事を手放したママ。そんなママが新しい環境で収入を得る手段を手に入れ、子どもの夢は私が叶えると決断!やる気がなくなった息子を夢の実現に導いた4つのステップをご紹介します。
【目次】
1. 収入ゼロの不登校ママ、子どもの夢は私が叶えると決断
2.YouTubeに没頭する不登校児に必要なママのサポートとは?
3.夢を叶えるまでのエネルギーを貯める4つのステップ
◆ステップ1:肯定の関わりでタンクの蓋を開ける
◆ステップ2:見通しを立ててエネルギーを注ぐ
◆ステップ3:夢の計画を立ててエネルギーを満たす
◆ステップ4:夢を確認しながらエネルギーをキープ
4.不登校小学生とママの新たな夢
1. 収入ゼロの不登校ママ、子どもの夢は私が叶えると決断
我が家の息子は小学2年生、現在不登校です。
小学1年生の6月から不登校となり、外出をほとんどせず毎日自宅で過ごしています。
就学前から激しい登園渋りがあり、子どもの問題を解決しようと最終的に仕事もやめ、平日は子どもと2人きりの生活が始まりました。
仕事をやめたことで家族以外との接触がなくなった私は、自宅にこもる子どもを見守ることしかすることがなくなってしまいました。
育児がよくなるどころか、育児への自信もなくなり、自分の存在価値を疑うようになりました。
・育児を変えたい!
・自分の生き方も変えたい!
そんな時に私は発達科学コミュニケーションに出会い、育児を学びながら自宅で収入を得る手段を手に入れることができました。
新たな環境で収入が得られるようになり、自分が収入を得る意味を改めて考えてみました。
そして出した答えは「頑張って得たお金を貯めるのではなく使う」でした。
具体的に「子どもの夢を叶えるママになる!」と決め子どもに宣言をし、子どもの小さなころからの夢「レゴランドホテルでのお泊り」を叶えるために親子で動き始めました。
2.YouTubeに没頭する不登校児に必要なママのサポートとは?
とはいえこの計画を思いついた時の息子はYouTube、ゲームに没頭する毎日を送っていて気軽に外出できる状態ではありませんでした。
なぜならば不登校中のYouTube、ゲームに没頭する期間は自信をなくしたエネルギー不足の状態だからです。
自分を動かすエネルギーがエネルギータンクにない状態では動けません。
自分を動かすエネルギー、それは好奇心から沸き起こる「〇〇したい!」という気持ち=「欲」です。
そして発達障害グレーゾーンの子どもは、ネガティブ思考を貯めこんでしまうためエネルギータンクの中身の調節が難しいのです。
こちらが「〇〇しよう!」と「欲」を誘いだそうとしても、子どものタイミングとズレがあるとタンクの蓋を開けて貰えずエネルギーを注いでやる事はできません。
いまこれをやりたい!という「欲」が沸き起こった時にはタンクはエネルギーで一気に満タンになりますが、すぐにその「欲」が満たされなければエネルギーは一気に漏れていってしまいます。
子どもが自分からタンクの蓋を開け、エネルギーを貯めてキープできるように子どものペースを乱さないママのサポートが必要です。
3.夢を叶えるまでのエネルギーを貯める4つのステップ
私が子どもの夢を叶えると決めてから実現するまでの約半年間で取り組んできたことを、4つのステップに分けてご紹介します。
◆ステップ1:肯定の関わりでタンクの蓋を開ける
まずは自信を取り戻してタンクの蓋を開けられるように肯定的な関わりを心掛けました。
・一日中YouTubeを見ている姿に「何をみているの?」と興味を示し
・子どもとゲームを一緒に楽しみ
・「ご飯食べたね」「着替えたね」「ゲームしたね」当たり前のことを実況中継
・笑顔を意識して表情で肯定をしました
自信をなくした私にとっても子どもを肯定することは簡単ではありませんでした。
その中でも一番効果があったのは笑顔の肯定です。
言葉よりも「笑顔」で接することで子どもとのコミュニケーションが生まれました。
◆ステップ2:見通しを立ててエネルギーを注ぐ
子どもと落ち着いて会話ができるようになったころ、レゴランドホテルに泊まる資金が貯まる〇月に行こう!と宣言しました。
その話を聞いた息子は全身でガッツポーズをして大喜びでした。
息子は自分の夢が叶う見通しができたことで自宅で私が仕事をしていると肩もみをしてくれたり「お疲れ様」とお菓子を持って来てくれたり仕事の応援をしてくれました。
◆ステップ3:子どもと夢の計画を立ててエネルギーを満たす
そして宣言通り資金が貯まったことを報告。
すぐにでも行きたい様子の息子にやりたいことを整理をする会話をしてみました。
私:「レゴランドで何がしたい?」
息子:「水遊び!」
私:「水遊びができるのは〇月〇日からだよ」
息子:「じゃ、〇月〇日にする!」
と日程を自分で決めました。
自分が目的を持って日程を決めることで、いますぐにでも行きたい気持ちに折り合いを付けて待つことができました。
レゴランドホテルはお部屋選びも楽しみのひとつです。
客室が全室コンセプトルームになっており、5つのテーマから子どもが好きなタイプのお部屋を選べます。
全室2段ベッド完備、それぞれのテーマ毎に装飾された室内は画像を見ているだけでも楽しい気持ちになります。
子どもが気に入った部屋を一緒に予約することで夢が現実に大きく前進した実感がありました。
◆ステップ4:夢を確認しながらエネルギーをキープ
予約をしてから宿泊当日までの1か月はお出かけのモチベーションが保てるように努めました。
カレンダーに予定日を書き込み、「あと〇日でレゴランドホテルだね」と声を掛けて予定の確認をしました。
そうしているうちに「今日は〇曜日?」「あと〇回寝たらレゴランドホテル!」と自分でも確認するようになりました。
ホテルの客室の画像を見て「〇〇くんはどこで寝るの?」と会話をしたり、パーク内のアトラクションや水遊びの映像を見たりしながら過ごしました。
予定の1週間前になると荷物の確認をすることで予定が近づいた実感も湧いてきました。
4.不登校小学生とママの新たな夢
こうやって少しずつ「レゴランドホテルでのお泊り」に向けて取り組んできた結果、当日はすんなりと出発できました。
チェックインの時間が待ちきれなかった息子ですが、ロビーのレゴプールで遊びながら待つこともできました。
やっと客室に入っての第一声は「やった!夢が叶った!」でした。
私が一番聞きたかった言葉が子どもから自然と出てきたことにとても感動しました。
夢が叶ったあと、なんでも人任せだった息子に大きな変化がありました。
自主的にお手伝いを始めたり、工作を始めたり、新しいことへの挑戦と興味の幅が広がりました。
そして何よりも嬉しかったのは「レゴランドホテルの次の夢はね、頭が良くなること!」と自分から次の夢を語ってくれたことです。
やる気がなくだるそうに過ごしている息子もなりたい自分を描いて未来に向かっているのだと実感し私の希望になりました。
不登校中の子どもがやる気をなくしYouTubeやゲームに没頭する姿を見ているのは不安で辛いです。
ママは目の前の不安に集中しすぎてしまって自分自身のことを忘れていませんか?
目の前のことに囚われてがんじがらめになっているママ、一人で抱え込まず、自分の人生も大切にする未来を手に入れて欲しいと思います。
発達科学コミュニケーションでは子育てを学び、実践しながらママの活躍する場を提案しています。
執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)