思春期男子あるある|劣等感が強くプライドが高い息子と向き合って気づいたこと

思春期男子が不安定でめんどくさい…そう感じるのはあなただけじゃありません。劣等感が強くプライドの高い息子と向き合った母のリアル体験と、心が軽くなる関わり方をお伝えします。

 

【目次】

1.思春期男子って、どうしてこんなに情緒不安定なの?
2.思春期の男子が劣等感が強くて、プライドが高いのはなぜ?
3.友達より家族と過ごしたがるのは問題?
4.思春期男子と向き合うとき、母親にできること

 
 

1.思春期男子って、どうしてこんなに情緒不安定なの?

 
 
「 思春期男子 あるある」で検索する夜は、だいたい親の心が折れそうなときです。
 
 ・無口
 ・イライラ
 ・急に不安定
 
正直、思春期の男子って「めんどくさい…」そう思ってしまう日、ありませんか?
 
 
実は、思春期の男子は、心・体・脳がバラバラのスピードで成長する時期にいます。
 
 
まず、体は一気に大人に近づきます。
 
 
身長が伸び、筋肉がつき、ホルモンの影響も強くなります。見た目だけ見ると「もう大人」に見えるほどです。でも、脳はまだ成長途中。
 
 
特に、感情をコントロールする力や、先のことを考えて行動を調整する力は、20代半ばまでゆっくり育つと言われています。
 
 
そのため、「分かっているのにやめられない」「頭が真っ白になる」「感情が爆発する」そんな状態が起こりやすくなります。
 
 
さらに心は、いちばん情緒が不安定。自分に自信が持てなかったり、失敗を「全部ダメだった」と感じたり、ゼロか100かで考えてしまうことも少なくありません。
 
 
  だから、不安・怒り・落ち込みがジェットコースターのように入れ替わります。
 
 
 「気分屋」「扱いにくい」のではなく、本人が一番、しんどい状態なんです。
 
 
 そう分かっていても、毎日向き合う母は…正直つらいですよね。
 
 
我が家の高1の長男も、昨日までは元気そうだったのに、急に「減量しなくちゃなのに食べ過ぎた」「何もやりたくない」「学校やめたい」と言い出し、テスト勉強に集中できず、弟には暴言を吐く始末!
 
 
以前の私だったら、立ち往生していたかもしれませんが、私には発達科学コミュニケーションからの学びがあったので、迷わず長男の対応をすることができたのです。
 
 
 
 
それは、答えを出すことじゃなく、一緒に並んで立ち止まって話をきくことでした。最後に具体的な対応をお伝えしますね。
 
 
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2.思春期の男子が劣等感が強くて、プライドが高いのはなぜ?

 
 
 思春期男子あるある劣等感が強くてプライドが高い理由は、これです。
 
 
  人と比べて落ち込む
  自信がないのに強がる
 指摘されると不機嫌
 失敗を極端に怖がる
 
 
本当は「できない自分を見られたくない」「期待を裏切りたくない」その気持ちが強すぎるだけなんです。
 
 
劣等感があるからこそ、プライドで必死に守っている。
 
 
だから母親ができることは、説得や正論ではなく“うんうん”と話を聞くこと。正直、神経質でめんどくさい…そう思う日もあります。
 
 
だけど私は、「今は辛抱」「きっと3年後、5年後の力になる」そう信じて、横で聞くようにしました。
 
 
 3年後、5年後。そのアンテナはきっと、
 ・人の気持ちを汲む力
 ・危険を察知する力
 ・粘り強く考える力
 に変わっていくからです。
 
 
そしてその土台にあるのが、「どんな話でも聞いてくれた人がいた」という記憶。
 
 
アドバイスじゃない。正論でもない。「うんうん」って頷いてくれたこと。
 
 
 
 
それは、子どもが将来つまずいたとき、必ず自分を立て直す“内側の声”になります。
 
 
▼「学校がつまらない」と感じる背景には、学校環境だけでなく、家での安心感も大きく影響します。「実は、家庭での関わり方を少し変えただけで子どもが落ち着いたというケースもあります」▼
 
 
 

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3.友達より家族と過ごしたがるのは問題?

 
 
最近、息子は、友達より家族と過ごす時間が増えました。外食したり、映画を観たり、家族で出かけることが楽しくなってきた一方で、「友達と合わないのかな?」
 
 
そんな不安もよぎります。
 
 
だけど、「家族と過ごす時間が増えている」のは、
 
 
 ● 家族との時間が“安全”で楽しくなってきている
 
 ● 自分を評価されない、比べられない場所がある
 
 ● お金をかけてでも「一緒にやる体験」が心に残っている
 
 
というメリットもあります。
 
 
一方で、母として感じているやっぱり友達とは合わないところもあるのかもと思うのは、以下の理由があります。
 
 
思春期・繊細・真面目・考えすぎるタイプの子は
 
 
ノリや空気重視の友達関係がしんどい
 
 
無意識の比較やマウントに疲れる
 
 
「無理に合わせる自分」にエネルギーを消耗する
 
 
だから今は、エネルギーを充電できる場所=家族を選んでいるだけ。
 
 
それは「後退」じゃなくて、次に外へ出るためのエネルギーチャージなんです。
 
 
友達とうまくいかない=人間関係が苦手ではなく、
 
 
●安心できる人を選べる
●無理な場所から距離を取れる
●自分に合う環境を探している
 
 
これは、むしろこれからの未来、成熟に向かう力なんです。
 
 
今は、外で傷ついて、疲れて、安心できる場所に戻ってきているだけ。せっかくの家族時間はタイムリミットがあります。
 
 
だったら親子で楽しい時間や体験を増やしていきたいと思いませんか?
 
 
   
 
 
▼実は、学校でうまくいかないストレスは、家では兄弟への強いイライラや癇癪として表れることもあります。「最近、兄弟げんかが増えた…」と感じているなら、それは心が限界に近いサインかもしれません。▼
 
 
 

4.思春期男子と向き合うとき、母親にできること

 
 
思春期男子あるあるに、即効薬はありません。ですが一つだけ、確かなことがあります。
 
 
正論より「安全な時間」
● アドバイスより「一緒に過ごす体験」
●叱責より「並んで立ち止まって話を聞くこと」

 

最近、息子は友達より家族と過ごす時間が増え、息子が不安定だった日に、私たちは登山や映画を観に行き、自宅では一緒に簡単な料理をしました。

 
 
●一人で抱えなくていいこと(ママの失敗や悩みも伝える)
●完璧じゃなくていいこと(できていることを認める)
●家族の役に立っていること(感謝を伝える)
 
 
映画のあと、息子は何も多くを語りませんでしたが、家に帰ると、またテスト勉強のため机に向かいました。
 
 
家族で出かけるのは、正直お金がかかりますが、それを「浪費」じゃなく、未来への投資だと思っています。
 
 
いろんな世界を見せたい。居場所は一つじゃないと伝えたい。
 
 
もちろん、私自身が出好きなのもありますが、親が楽しそうに生きている姿こそ、思春期男子のいちばんの安心材料だと今は思っています。
 
 
そう気づかせてくれたのは、発達科学コミュニケーションの学びからなんです。
 
 
思春期の不安定さは、失敗ではありません。それは「壊れた」のではなく、「育っている途中」。劣等感も、高すぎるプライドも、全部「伸びる途中」。
 
 
 
 
子どもだけでなくお母さんだって迷っていい。立ち止まっていい。母親にできるのは、答えを出すことじゃなく、一緒に並んで立ち止まること。
 
 
この時間はきっと、未来につながっています。
 
 

5.繊細思春期男子によくある質問(FAQ)

 
 

Q1.思春期の子が「学校やめたい」「全部ムリ」と言うのは本気?

 
 
A.多くの場合、“やめたい”ではなく“今が苦しい”のサインです。思春期は感情が一気に振れやすく、白か黒かのゼロ100思考になりがちです。疲労・不安・プレッシャーが重なると、「逃げ場としての言葉」が強く出ます。
言葉をそのまま行動の予告と受け取らず、背景のしんどさに目を向けてましょう。
 
 
 

Q2.暴言やイライラは、甘え?それとも反抗期?

 
 
A.どちらかというと“不安の放出口”です。思春期の脳は、感情のブレーキがまだ未熟。言葉が荒れる=性格が悪い、ではありません。「不安・自己否定・焦り」をうまく言語化できず、近い存在にぶつけているだけのことが多いです。
 
 

Q3.頑張ってきたのに、急に崩れるのはなぜ?

 
 
A.“成長したからこそ”起こる揺り戻しです。思春期は、 できることが増えた!期待も自分への要求も高くなった!その結果、心と体のバランスが崩れやすい時期。
今まで積み上げてきた努力が消えたわけではなく、次の段階へ行く前の調整期間と考えましょう。
 
 
 ▼この頃の息子は、朝起きるのもつらく、気持ちが不安定な時期でした。「同じように、朝起きられない・反抗期が重なる中学生男子は実はとても多いです▼
 
▼子どもがイライラしやすい時期は、勝ち負けや人間関係に強くこだわることもあります。「もし癇癪や感情の爆発で悩んでいたら、この視点が助けになるかもしれません」▼
 
 
 
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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションアンバサダー)
 
 

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