不登校からの引きこもりに必要なのは3つの引き算対応!

 

不登校のお子さんが引きこもり、やりたいことがないと自己嫌悪に陥ったりしていることありませんか?「大切な我が子のためになんとかしてあげたい!」そう思う気持ちを過剰に押し付けるのは逆効果。お子さんが動き出すために必要な大事なことをお話しします。

 

【目次】

 

1.不登校から引きこもりになった子どもが心配!

 
 
子どもが不登校になると心配になることの一つに、引きこもり問題があります。
 
 
こんなことが起きていませんか?
 
 
「学校に行かなくなってから、引きこもりがちになった。」
 
「引きこもってゲームばかりしている。」
 
 
我が家の不登校中の息子も、休日は外出しますが平日はフリースクールや病院、歯医者以外の場所へ外出することはほぼありません。一時は1ヶ月くらいほとんど家から出ないこともありました。
 
 
「このまま引きこもっていたら、そのままニートになってしまうんじゃないか?」
 
「コミュ障(コミュニケーション障害)になって、誰とも話せなくなっちゃうんじゃないか?」
 
 
そんな風にお母さんはとても心配になりますよね。
 
 
さらに今はコロナ禍で他の家族も家にいることが多いとなると、お母さんは一人になれる時間も少なくてイライラっとしちゃいませんか?
 
 
 
 
そんな心配とイライラが、子どもの引きこもりに更に悪化させてしまうことをご存知ですか?
 
 
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2.なぜ子ども達は引きこもる?

 
 
まずは、子どもが不登校になって引きこもる理由を考えてみましょう。
 
 
不登校となり心に傷がついてしまった子どもは、家という安心できる場所で過ごすことで心の安定を保っています。
 
 
さらに発達障害の特性として不安の強さがある子どもの場合は、心の回復にかかる時間がとてもゆっくりです。一晩寝て「あーすっきりした!」というようなお子さんとは生まれ持った脳の作りが違うのです!
 
 
また、学校へ行かないということをお母さんお父さんが認めてくれていたとしても、世間からの視線が気になってしまう子も多くいます。
 
 
我が家の息子も、平日に「映画見に行こう♪」と誘って行っても「学校へ行っていない自分…」という罪悪感が邪魔して、楽しめないようでした。
 
 
そして、もう一つの理由として、家の中の環境がめちゃくちゃ快適‼︎ということもあります。
 
 
発達障害など、発達に凸凹のある子ども達は感覚過敏の特性を持っていることも多いです。
 
 
学校ではザワザワした音や、先生の怒鳴り声、給食の匂い、光の調整の効かない学校空間で頑張ってきました。そこから解放され、自分に心地良い安心できる自宅で過ごすことに今は楽しんでいる時期かもしれません。
 
 
 
 

3.引きこもりの子どもにやってはいけない3つの行動

 
 
引きこもりの理由がわかったからといって、お母さんの不安がなくなることはないですよね。でも、今やっている3つの対応をやめればきっとお母さんの不安もなくなっていくと思いますので読みすすめてくださいね。
 
 

◆①ガミガミ言わない

 
 
子どもがゲームをずっとしていたり、着替えもせずに一日中パジャマで過ごしていたり、お風呂にも入らない!ということがあるかもしれません。
 
 
「いつまでゲームしてるの?」
「着替えくらいしたら?」
「お風呂入らないと汚いじゃない!」
 
 
と、ついつい声をかけたくなりますよね。でもここは我慢です!
 
 
その代わり、お家の中でお母さんが楽しみながらおいしいご飯を作ったり、面白いテレビを見たり、珍しい入浴剤を入れてバスタイムでリラックスしたり他のことをするのって楽しいんだよ〜という雰囲気を作っていてください。
 
 
 
 

◆②無理やり誘わない、連れ出さない

 
 
学校に無理やり連れていくのは速攻NG!ですが、楽しい場所だから行けば楽しいはずと思って無理に誘ったりすることもやめた方がいいです。
 
 
お母さんにとっては楽しいことが、今の子どもにとって楽しいとは限りません。楽しそうだな、外に出てみようかなと思うタイミングは人それぞれです。
 
 
無理に連れ出そうとすることで、「お母さんはまだまだ自分のことを理解してくれていない」と心を閉ざす原因にもなりかねません。一緒にお出かけは後のお楽しみにとっておきましょう。
 
 

◆③心配しない

 
 
「そんなの無理だよ!」と思うかもしれませんが、不登校になる子ども達はとても繊細です。お母さんの心配や期待を言葉に出さなくても伝わっていると思ってください。
 
 
「社会不適合者になってしまうんじゃ?」
「私は死ぬまでこの子の面倒を見続けなきゃいけないの?」
 
 
と、あらゆる不安が募っていませんか?その不安は子どもに伝染してしまいます。そして、お母さんの不安を感じ取った子どもはますます不安になり、動けなくなってしまう可能性が大きくなってしまいます。
 
 
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4.引きこもってもOK!と最後は割り切って

 
 
一度落ち着いて考えてみてください。
 
 
お子さんは、本当に、将来誰かに頼ったりしつつも自分で考えて生きていく力がないでしょうか?
 
 
生まれてきてから、一人で立ち、歩き、お着替えをして…と一人でできるようになったことがたくさんあると思います。そして、それは子ども自ら「できるようになりたい!」と感じてやってきたことだと思います。
 
 
 
 
だから、未来を悪いイメージで想像するのではなく、今までのお子さんの力を信じてあげてほしいです。
 
 
コロナ禍で時代は変わり、子ども達の学び場もネットスクールが登場するようになっている時代です。
 
 
我が家の息子は、相変わらず引きこもりがちで、家の中ではメキメキと得意な技を磨き、「いかに外に出ずに収入を得ることができるのか?」と考えをめぐらしている変わり者です(笑)
 
 
以前元不登校だった大学生にもお話を聞いたときに、「大学へ行く以外は引きこもっています。家で過ごした方が楽だし満足できるし何がいけないのかわからない」と言っていました。
 
 
今は完全に引きこもり状態だったとしても、お母さんがその状態を認めておおらかに見守っていれば少しずつでも必ず動き出します。
 
 
そのときまでは、お母さんはあれこれやらずにサポートできる信頼関係を作っておくようにすることが引きこもり解消には一番の解決法ですよ。
 
 
ぜひ、今日から引き算対応してくださいね。
 
 
引きこもっていてもおうちで脳を発達させることのできる過ごし方がありますよ!こちらもご覧ください。
 
 
 
 
 
引きこもりがちな子どもがお母さんを信頼してくれる話し方をお届けします。

 
 
執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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