なぜうちの子は同じことで何度も怒らせるの!とイライラしたことはありませんか? 発達科学ラボではそんな子どもの脳の成長をぐんと伸ばす方法を具体的にお伝えしています。あなたも一緒に学んで子どもの成長を目の当たりにしてみませんか? |
【目次】
1.子どもの急速な脳の成長は毎日、門下生のお家で起きています。
2.小手先じゃない!理屈を知るからわが子に応用できるんです。
1.子どもの急速な脳の成長は日々、門下生のお家で起きています。
今日は、ある親子の変化を事例に、脳にどんな変化が起きると子どもがガラッと変わるのか?お話しします。
きょうだい揃って特性のある男の子2人を育てる、ある門下生さんはとても嬉しそうにお子さんの変化を教えてくれました。
弟くんは、もともとネガティブな記憶が忘れられないタイプ。
学校であったことを報告するのもネガティブな内容が多かったそうですが、お母さんが発コミュを習った後は、学校であった良いことを話してくれるようになったそうです。
もっと驚いた変化は、叱られたことを忘れられずに引きずってしまうタイプだったのに先週叱られたことを話題にすると、「そんなこと、あったっけ?」と弟くんは言ったそうです。
自閉症スペクトラム傾向のお子さんは、特に「ネガティブな記憶を忘れにくい」という特性があるので叱られたことを忘れるのは、とても大切なことなんです!
発達障害&グレーゾーン(パステル)の子どもたちは、多くの場合、生まれつき脳に特徴を持っているので、その影響でネガティブな記憶を忘れにくいと私は考えています。
私たち人間だけでなく、そもそも動物は、身を守るための脳の機能として危険や不快感を忘れないように「記憶」が進化してきました。
こういう脳機能が強い子たち、つまり、ナイーブで慎重な子や不安の強い子、活発に見えても繊細な子は、ネガティブな記憶を脳に溜め込みやすい特性があります。
だから、お母さんに言われた言葉や先生や友達に注意された言葉をしっかり覚えていて、言葉そのものではなく、叱られたり責められたときの空気感や恐怖を忘れにくい子が多いように思います。
しかし同時に、人間の脳は「忘れる機能」も進化させてきました。
忘れないとやってられないぜ〜ってコト、ありますよね。
ところが、自閉症スペクトラムのタイプの子はこの忘れることが苦手な子も多く、ネガティブな記憶をずっと持ち続け、自分を苦しめることになります。
かたや、ADHD(注意欠陥多動性障害)タイプの子は真逆です。
ADHDタイプは、どちらかと言えば記憶に残らない(正確に言えば興味があることしか覚えられない)子が多いです。
叱っても叱っても記憶にとどまらず、(正確に言えば気にも留めず)何度も同じことで叱られる傾向があります。
叱った後もケロっとしていて、何度同じこと言わせるのよ!とお母さんを苛立たせることもあるのではないでしょうか?
2.小手先じゃない!理屈を知るからわが子に応用できるんです。
脳の発達においては、「記憶」の性質がその子の思考や行動のパターンにものすごく影響を及ぼします。
思考も行動も記憶、つまり知っていることに影響されます。
つまり、お子さんの思考や行動をグッと発達させたければ、脳の記憶を変えること! これが大切です!
覚えることだけが記憶の働きではないのです。
・覚えること
・思い出すこと
・忘れること
・思い出すこと
・忘れること
記憶の働きは、この3つのバランスが大切なんです!
では、3つの脳の記憶をどう鍛えるか?
こういったことを具体的にトレーナーやリサーチャーにお伝えしているのがラボで行っている発達科学講義です。
トレーナーやリサーチャーのママたちは講義で学んだことを、直接お家で子どもに実践していくので子どもの脳が大きく変わったような成長を見せてくれます。
今回お話ししたのは記憶の話でしたが、脳には色んな働きが盛りだくさん!
先日は、リサーチャーたちと子どもの得意を開発する方法についてレクチャーしてきました。
脳の話は本当にキリがないのです。
すべてを文字だけでお伝えするのはとても難しいので、私も勉強したい!子どもの脳を変えるほど発達をさせたい!という人は、リサーチャーの挑戦にエントリーしてくださいね!
勉強好きのママ!調べもの好きのママ!あつまれ〜!!
わが子の脳の成長をグーンと伸ばして、世界一の発達凸凹の解決策を持つコミュニティを一緒に作りましょう!
お家で子どもの伸ばすにはママの学びの質と量が大事です!
執筆者:吉野加容子
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)
(発達科学コミュニケーショントレーナー、学術博士、臨床発達心理士)