お子さんが乱暴にモノを扱ってしまい、すぐ壊してしまうことに困っていませんか?特に反抗期の子どもに大事に扱わないことを注意すると、親子バトルになってしまいますよね。対応を変えることで我が子は変わりました。その方法をお伝えします。
【目次】
1.イライラしてモノに当たり壊し続ける我が子の様子
我が子は小さいころからよくモノを壊す子でした。
ゲームが思うようにできなくて、悔しさのあまり、コントローラーを投げたり、モノに当たってしまうことがよくありました。
やがて、思春期になり、イライラすることがもっと増えてくると、
・壁を叩きながら家じゅうを歩く
・トイレのドア蹴ってから入る
・ガラスのドアも思いっきり叩く
・自分のスマホも投げる
など、乱暴を通り越して、周りの人を不快にさせるようなことばかりしていました。
家庭内暴力も増え、些細なことでキレては何か壊す。そんなことが日常化してしまい、とんでもなくモノが壊れ続ける日々でした。
2.モノが壊れる=怒りが収まらなくなる背景
我が子の場合、モノが壊れるときはイライラしたことをぶつける手段としてモノに当たることが多かったのです。
もし、この怒りを静める方法があれば、故意に壊すということはなくなります。
イライラしているときにモノを壊し、叱られ、さらにイライラがヒートアップしている状況はとても悪循環です。
モノに当たるということは
・怒っていることをアピールしている
(周りにわかってほしい)
・怒りをうまく言語化できない
・怒りを解消したい
・ストレスが溜まっている
・不安を攻撃で打ち消している
このようなことが背景として見受けられます。
これらの怒りやストレスを上手く静めることに注目をすると少しずつ状況が改善されるのです。
3.怒りやストレスを和らげる関わり方とは?
怒りやストレスを和らげるにはコツがあります。
大事なことは、悪い行動に注目をするのではなく、好ましい行動をしたときに注目することです。
例えば、イライラしてドアを蹴ったりしているときに、「やめてね」と声をかけても止むことはありません。
むしろ、怒りを買い、酷くなることもあります。ですから、この時は一旦スルーします。
静かにドアを開けている時を見計らい、そのタイミングでさりげなく「今の開け方いいね」と声をかけてみてください。
思春期になると、 それに対しての返事はありませんが聞いてはくれています。
当たり前なことでも好ましい行動に注目をするというのを繰り返すことはとても効果的でした。
時間はかかりますが、急がば回れです!モノに当たったり乱暴に扱うなどの問題行動を減らすことができます。
悪いときに注意して素直に効く子は、そもそもこのような酷い行動をとりません。
何度も何度も注意して、それでも上手くいかないならやり方をガラッと変えてみることをお勧めします。
繰り返すことでだんだんと悪い行動が減ってきます。ママもイライラしなくなるのでお互いに効果抜群ですよ。これで親子バトルは卒業です。
今日から、好ましい行動に注目して悪い行動をスルーすることを心掛けてみてくださいね。
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執筆者:宮田かなこ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)