子どもが学校に行けなくなったらママは仕事を辞めるべき?付き添い登校と仕事を両立を叶える方法

子どもが学校に行けなくなったら、ママは仕事を辞めるべきでしょうか?本記事では、学校に行けなくなってしまった息子のために、付き添い登校という選択をした我が家の例をご紹介。付き添い登校と仕事の両立を成立させた方法をご紹介します。
 
 

1.学校に行けなくなり、付き添い登校という選択をすることに…。

 
 
わが家の息子は小学校2年生の春に登校をしぶるようになりました。
 
 
はじめはお友達と一緒に登校したり、同じ小学校に通う娘にも協力をしてもらいながら、
 
 
褒め・脅し・なだめつつ、無理やり登校をさせていました。
 
 
息子の登校しぶりがはじまるまでは、新卒で入社した会社に勤務していた私。
 
 
息子が登校をしぶるようになって、私はなかなか思うように仕事ができなくなってしまいました。
 
 
朝の時間は特に最悪でした。
 
 
登校をしぶる息子を学校に連れて行くのは、とても大変でした。
 
 
せっかく校門まで来たのに、そこからの一歩が踏み出せず、校門前で30分以上うろうろしたり
 
 
ようやく下駄箱まで来れた日も、下駄箱で3時間固まって動けない日もありました。
 
 
息子の気持ちも理解できる。
 
 
寄り添ってあげたい気持ちもある。
 
 
だけど、出勤の時間に遅れてしまう
 
 
「もう!急いで!」「ママ、遅刻しちゃうから!!」何度このセリフを息子に言ったかわかりません。
 
 
「大変申し訳ありません。息子の状況が思わしくなく、今日も本社への出社は難しそうです。大変申し訳ないのですが、今日も在宅勤務にさせてください。」
 
 
何度このような電話を会社にしたかわかりません。
 
 
職場に迷惑がかかってしまっていることにイライラが募る私。
 
 
電話を終え、息子の元に戻ってもイライラはおさまりませんでした。
 
 
「どれだけ迷惑かかってると思ってるの!いい加減にして!」
 
 
当時の私は仕事と子育ての両立どころか、自分の気持ちをコントロールすることさえできない状態でした。
 
 
そのような日が続き、ついに息子は限界を迎え、学校に行けなくなってしまいました。
 
 
当時の私は「自分が付き添うことで息子が学校に通えるなら」と考え、
 
 
学校の先生と息子と話し合ったうえで付き添い登校を開始。
 
 
朝の登校から下校時間まで、終日の付き添い登校をスタートしました。
 
 
息子に寄り添ってあげたい。だけど、仕事は辞めたくない。
 
 
毎日、答えの出ない悩みに、心が壊れてしまいそうでした。
 
 
落ち込む女性
 
 
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2.仕事をしているママの付き添い登校は本当に大変!

 
 
仕事をしているママが付き添い登校をするのは楽じゃありません。本当に大変です。
 
 
仕事をしているママは、仕事と家庭・子育てを両立させるために、ただでさえ毎日多忙なスケジュールに追われています。
 
 
そこに加えて子どもの登校しぶりへの対応と付き添い登校。
 
 
付き添い登校となると、お子さんの状況によっては、授業まで一緒に受ける終日の付き添いが必要となる場合もあります。
 
 
どうしても外せない仕事がある日にかぎって、お子さんがはげしい登校しぶりを起こすなんていうこともあるのではないでしょうか?
 
 
そんなときは特にエネルギーを使いますよね。
 
 
そもそも私たちの脳は、仕事をするときと子育てをするときで、その働き方が異なります。
 
 
仕事では、タスクを効率よくこなすための集中力と論理的な思考が求められます。
 
 
優先順位をつけて時間管理を行ったり、効率的な動きが求められるでしょう。
 
 
一方、子育てでは、子どもの感情やニーズに敏感に対応する必要があるため、柔軟な思考と創造性が求められます。
 
 
登校しぶりのお子さんの付き添い登校をしている場合は、子どもの状況にあわせて対応をかえる必要もありますよね。
 
 
これら脳の働きが異なる対応を、付き添い登校中のワーママは同時にこなす必要があるのです。
 
 
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3.付き添い登校と仕事を両立させるための方法

 
 
そんな状況が続き思うように仕事が進まなかった私が変わったきっかけは、職場の上司・同僚からの言葉でした。
 
 
「できることに向き合って、進めばいいんじゃない?」
 
 
「私たちは、何も迷惑なことはされていないよ」
 
 
毎日、お詫びをしながら申し訳ない思いでいっぱいで働いていた私に
 
 
上司からは「できることをやればいい」、
 
 
同僚からは「別にお詫びされるような嫌なことはされていない」
 
 
という言葉をもらいました。
 
 
子どものことで精一杯でしたが、精一杯だからこそ、今は自分ができることをしよう。
 
 
自分が申し訳なく思っていることは、相手にとってはそこまで負担となっていない場合もある。
 
 
そんな気づきを得られました。
 
 
そして、申し訳なく思う時間があるなら、今の自分に許された環境でこれまで以上にできることを率先してやろう。
 
 
そう気持ちが切り替わりました。
 
 
お仕事の職種や状況によっては、仕事を続けること自体が難しい場合ももちろんあると思います。
 
 
ですが、もし、働く環境があり職場の理解も得られるなら…
 
 
罪悪感を抱き、お詫びをする代わりに、以下のポイントを参考に両立に挑戦してみてください。
 
 
母親であるあなたが仕事を続けるメリットはたくさんあります。
 
 

◆①職場とコミュニケーションを密にとる

 
 
子どもの都合で突発的に仕事を抜ける可能性が高い状況だからこそ、上司や同僚とはこまめにコミュニケーションをとりましょう
 
 
当初は「子どもの都合を会社に共有するなんて…」と考えていた私。
 
 
ですが、子どもの授業に付き添っていると、どうしても離席せざるを得ないことがあります。
 
 
そのため「この時間は中抜けする可能性がある」という予定をあらかじめ会社のスケジュールに登録。
 
 
同僚には「この時間、子どもの音楽会の予行練習に付き添うかもしれない」と通常の業務報告の中で伝えておくことで、
 
 
会議時間を考慮してもらえたり、相手も急ぎのタスクを早めに連携してくれたりと、
 
 
余裕を持ったスケジュールで動けるようになりました。
 
 

◆②可能であれば勤務開始時刻を遅らせる

 
 
職場によって、フレックスタイムを利用できる場合には、
 
 
勤務開始時間を遅らせるなどお子さんの登校状況にあわせた働き方を申請してみましょう。
 
 
お子さんの状況は日々変化します。
 
 
ですが、週単位で午前中は登校できそうにない週、朝から登校できそう週、とステップアップがみられた段階で少しずつ予定が立てられるようになることも。
 
 
そんなときは勤務開始時間をあらかじめずらしておくこともおすすめです。
 
 

◆③タスクを洗い出し、優先順位を設定する

 
 
付き添い登校をしていると、子どもの状況により仕事ができる時間が減ることもあります。
 
 
そんな場合に備えて、タスクに優先順位を設定し、日次・週次のデッドラインを決めましょう。
 
 
最低限やらなければいけないことを洗い出し、そこまでできればまずは十分。
 
 
付き添い登校が始まる前から、タスクの優先順位付けをされている方も多いと思いますが、
 
 
デッドラインは本当の「デッドライン」で設定することをおすすめします。
 
 
子どものサポートをしながらだと、それまでと同じ基準で設定すると、どうしても終わらないことがでてきてしまう。
 
 
そのため、今はタスクを多くこなすことではなく、
 
 
他の人にはできない「無駄なことのそぎ落とし」「やらないことを決める」力を磨きましょう。
 
 
仕事と子育て、付き添い登校の両立は本当に大変なことです。
 
 
ママ自身の体調が万全であっても、楽なものではありません。
 
 
体調を崩してしまったら、なおさらできることではありません。
 
 
難しい状況ではありますが、適度な休息とリフレッシュを取り入れ、ご自身の体調やメンタルケアを大切にしてくださいね。
 
 
そして、ひとりではとても抱えきれない…と思われた場合には、
 
 
私たちふたばSchoolにぜひご相談ください。
 
 
付き添い登校を卒業された先輩ママがたくさんいます。一緒に解決しましょう。
 
 
 
 
 
 
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