イライラ思春期女子が穏やかになる!繊細な子にぴったりな声かけの秘密とは?

思春期は難しい時期と覚悟していたけれど…。毎日機嫌が悪いと家の雰囲気もギスギスして、どうにかしたいですよね。繊細な思春期女子は傷つきやすい一面を持っているので注意が必要です。繊細な子もそうではない子もマルっと話しやすい雰囲気の親子関係になる秘密をご紹介します。
 
 

1.そもそも思春期女子ってだけで難しい!

 
 
✔️いつもイライラしている
 
✔️話しかけないで!オーラを出している
 
✔️必要最低限の会話すらしてくれない
 
 
思春期の女の子の対応に困り果てているママはいませんか?
 
 
多くの子どもは、思春期になると嫌なことに対して警戒心が一段と強くなります。
 
 
また繊細な子は、人一倍敏感で傷つきやすく、ネガティブなイメージを溜め込んでしまいがちです。
 
 
一度経験した嫌なことには更に警戒心も強くなり、表情も固く、ピリピリした雰囲気をかもし出します。
 
 
 
 

2.思春期の反抗は仕方ないにしても、状況は悪化するばかり

 
 
私には中2、小6、小3の3姉妹がいます。
 
 
反抗期は順調な発達段階であり、心配することではありませんが、毎日イライラしている子と一緒にいると、私まで振り回されてしまいます。
 
 
思春期の娘たちは、全身からイライラオーラを出し、口調も売り言葉に買い言葉のように喧嘩腰で喋ってくることがありました。
 
 
「部活や勉強で疲れてるのかな」「繊細ちゃんは学校で何かあったかな?」と子どもの状況を考えてあげて何も言わずに耐えてはいましたが、ストレス発散するかのように当たられる毎日に、正直私も我慢の限界でした。
 
 
一番困ったことは、繊細な特性を持つ次女が私と話さないことです。
 
 
話さないことには、娘がどのように考え、何に困っているのか、全くわからなくなりました。
 
 
SOSを口にしなくなったことで、イライラすることが多くなり、暴言・暴力はないものの自分の殻にこもるようになってしまいました。
 
 
 
 

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3.繊細なイライラ思春期女子もママの声かけで穏やかになります!

 
 
思春期の子は身体も心もホルモンの影響で変わりますよね。
 
 
思春期の繊細な子でもママの声かけをかえるだけで元々の可愛い性格になっちゃうんです!
 
 

◆①親子の会話は3Sのテクニックで!

 
 
思春期のお子さんはイライラして返事もそっけないし、その時の気分次第。
 
 
そこでお子さんの感情に巻き込まれないようにしたいですね。
 
 
お子さんのイライラに自分もイライラしたり、強い口調で返答は避けたいところ。
 
 
そこで親子で穏やかになれる3Sのテクニックをご紹介します。
 
 
smile・・・笑顔 
 
sweet・・・ゆっくり 
 
slow・・・間をとって
 
 
呼ばれたら「(優しい声で)は〜い」
 
 
お子さんの名前を優しく呼んで「〇〇ちゃん、ど〜したん?」などと笑顔で話します。
 
 
ゆっくり、間をとってというのは、『矢継ぎ早に話さない』ことです。
 
 
忙しいママは、お子さんに沢山言いたいことがあるでしょう。
 
 
しかし、繊細ちゃんが責められていると感じてしまう話し方が『早口』です。
 
 
早口であれもこれもというふうに伝えてしまうと、『ママと話す=責められる』のイメージがついてしまい、ますますママと話すことを避けるようになってしまいます。
 
 
『ママと話す=安心できる、穏やかになれる』イメージを作ることでママとの会話が弾むようになります。
 
 
3Sのテクニックで穏やかママの印象をつけられれば大成功です!
 
 

◆②否定的なアドバイスはしない!

 
 
一生懸命な親御さんに多い良かれと思ってやってしまうこと。
 
 
それは、アドバイスです。
 
 
親の経験で言おうとするから、「イヤイヤそれはちがう」「こうしたらいいよ」と先に結論を言ってしまいます。
 
 
言い方は優しいけど、子どもにしたら完全否定してる風に聞こえてしまいます。
 
 
例えば、無茶な相談をされた時です。
 
 
娘:○十万するゲーム用のパソコン欲しいんだよね
 
 
ママ:そんなん無理に決まってるじゃん!・・・・と、速攻否定しないで欲しいんです。
 
 
現実的には無理なことでも一度「そうなんだ〜、欲しいんだね」と受け止めてくださいね
 
 
お子さんも買うのは無理とわかっていて話している場合があります。
 
 
ママと話がしたくて、『私の好きはこれだよ!』とわかってもらいたくて、話しています。
 
 
「綺麗だね〜」「気分上がるね!」などとお子さんの好きにポジティブなイメージで声をかけれると、お子さんも否定された感じはしないしもっとママと話したくなります。
 
 
「そんな高いの無理無理!」って買う買わないで話をしてしまうと、ママとの会話での良いイメージはつかず、否定しかされないし話したくない…となってしまいます。
 
 
思春期の子もそうですが、親の一言でとても傷ついてしまう繊細ちゃんは、親と話すのに躊躇するようになってしまいます。
 
 
我が家は繊細な特性があるのは次女だけですが、特性のあるなしに関わらず誰でもこのテクニックが使えます。
 
 
やることが決まっているこのテクニックを使うことで、まず私自身が娘の気分に巻き込まれることなく穏やかに過ごすことができるようになりました。
 
 
また、私が穏やかだと、娘が疲れてイライラしていても私に当たらなくなり、娘たちの可愛い笑顔が見れるようになりました。
 
 
なんと言っても、本音を話してくれるのでSOSに気づけるようになりました。
 
 
私との会話ができるようになったら、内にこもることもなくなり、沢山の笑顔で過ごせています。
 
 
お子さんを変えようとする前にまずは自分を変えてみる。
 
 
そのほうが楽です!
 
 
ママとの会話で嫌な思いをしないとわかったら、幼き頃のように沢山話してくれるようになりますよ。
 
 
 
 
執筆者:
発達科学コミュニケーション リサーチャー 
田中さくら
 
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