HSPのママとHSCの子どもでも、工夫と準備次第でディズニー子連れ旅行を楽しめる裏ワザをご紹介!特性に合わせた計画や裏技を活用することで、混雑や感覚過敏への不安を減らし、安心して親子の特別な時間を過ごせる方法を紹介します。
1.繊細な親子でもディズニー旅行は無理?
「人混みが怖い」「音が大きくて疲れる」「子どもが癇癪を起こしたらどうしよう…」
HSP(繊細さん)のママ、そしてHSC(繊細ちゃん)のわが子と一緒にディズニー旅行を考えたとき、心配が次々と頭をよぎりますよね。
でも、ちょっとした工夫と準備をしておけば、私たちのような繊細な親子でもディズニーは十分に楽しめます。
むしろ、「人と比べない、自分たちだけの過ごし方」を見つけることで、深い思い出になることも。
この記事では、HSP気質の私と繊細な娘(当時5歳)が実際に試して「これはよかった!」と感じたディズニーの楽しみ方の裏ワザと、感覚過敏の子どもへの配慮を中心にわかりやすくご紹介します。
2.ディズニー作品はHSP&HSCが心落ち着く「夢の世界」
我が家の子どもたちはみんなHSC。そして、その子どもたちのママである私もHSPです。
HSCは「Highly Sensitive Child(ひといちばい敏感な子ども)」、HSCは「Highly Sensitive Person(ひといちばい敏感な人)」の略語です。
HSP・HSCは、感受性や想像力が豊か。そのため、夢のようなお話やみんなが幸せになれるハッピーエンドのお話が大好きです。
ディズニー作品は、思いやりがあり、心を豊かにしてくれるお話がほとんどですよね。
HSP・HSCにとって、ディズニー作品は害のない、心が落ち着く「夢の世界」なんです。
HSP・HSCじゃなくても、ディズニー好きの人たちはきっとこの感覚がわかっていただけると思います!
3.初の子連れディズニーは大失敗!
そんな「夢の世界」を実際に体験できるディズニーリゾート!
ディズニー好きのHSCをお子さんにお持ちのママなら、いつかは連れて行ってあげたいと思いますよね。
私も、子どもが生まれるずっと前から「子供が生まれたらディズニーランドに連れていきたい!」と夢みてきたことだったので「どんな素敵な経験が待っているのだろう!」と思っていたので
ワクワクして子どもをディズニー旅行に連れて行ったのですが…
残念ながら、私の子連れ初ディズニーは失敗に終わりました。
失敗談①ディズニーシーのプロメテウス火山に大号泣
第1の失敗の要因は、初めてのディズニーリゾートに『ディズニーシー』を選んでしまったこと。
HSCの我が子は、極端に怖がりで音への過敏を持っています。
『ディズニーシー』入ってからすぐのプロメテウス火山が噴火する様子と音に大号泣‼
プロメテウス火山は『ディズニーシー』の中心に位置しているため、なかなか避難しようとしてもできません…。
娘は怖がり泣き疲れて、結局ベビーカーの中で寝てしまい…。
結局、寝ている娘をベビーカーの中に乗せて『ディズニーシー』をぐるっと2時間散歩しただけで帰ることとなったのでした。
②親の目線で計画を立ててしまった…
初めてのディズニーリゾートで『ディズニーシー』を選んだのも、私が『ディズニーシー』に行きたかったから…。
親の目線で計画を立ててしまったのが、第2の失敗の要因です。
この時、朝から飛行機に乗り、東京入り。その後、空港からリムジンバスに乗って『ディズニーシー』へ。
初めての場所に初めての乗り物。初めてづくしの中で疲れ果てている娘は、『ディズニーシー』に着く頃には疲労がMAXの状態だったのでしょう。
疲れて、眠い状況の中の『プロメテウス火山』。ギャン泣きもするはずですよね…。
HSCは幼い子どもでも、周りを慎重によく見ているので、特に初めてのことや場所に、ひどく疲れてしまいます。疲れやすい特性を考慮した計画を立ててあげればよかった…と後になって後悔です。
③混雑に苦しんだ…
失敗の最大の要因、3つ目は、混雑のピークシーズンを選んでしまったこと。
初めてディズニーリゾートに行くのに「夏休み」を選んでしまった私たち。これが失敗の大きな要因でした。
夏休みの土日、ディズニーリゾートは大混雑‼ほとんどのアトラクションも待ち時間は60分以上。
かつ炎天下の中、並ばなければいけません。
HSPやHSCはひといちばい敏感な特性がゆえに、肌の感覚も敏感で「暑い・寒い」を強く感じてしまいます。また、視覚や聴覚からの刺激にも敏感な子が多く、混雑が苦手です。
夏のピーク時のディズニーはHSPの私にとっても、大変苦痛なものでした。HSCの娘が機嫌が悪かったのも、これらが関係していたのかもしれません。
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外ではいい子、家では癇癪の子に
必要な対応がわかります!

4.感覚過敏の子どもにやさしいディズニープランの作り方
HSCでなくても、子どもを連れてのディズニーはできれば混雑を避けたいもの。
我が家は初めての子連れディズニー失敗経験を活かして、様々な情報を調査。
その後も何度かHSCの子どもたちをディズニーに連れていき、子連れディズニーをとても楽しめるようになりました!
HSCの子どもや感覚過敏が強い子ども、ディズニーランド・ディズニーシーを楽しめる裏技を今回はご紹介させていただきます!
◆子ども中心の計画を立てる!
初めてのディズニー。
ましてやHSCのお子さんや感覚過敏が強いお子さんを連れていくようであれば、お子さんの特性に合った楽しみ方を考えてみましょう。
まだ幼いHSCのお子さんには、『ディズニーシー』より『ディズニーランド』の方が合っているかもしれません。
小さいお子さん連れは『ファンタジーランド』や『トゥーンタウン』を目指してしまいがちですが、私のおすすめは『ウエスタンランド』や『アドベンチャーランド』。
怖がりなHSCでも楽しめる『トムソーヤ島いかだ』や『ジャングルクルーズ』『ウエスタンリバー鉄道』などは待ち時間・混雑も少なくおススメですよ!
▼ディズニーランド 〜おすすめの「休憩スポット」〜
・ベビーセンター:
まだお子さんが小さい方は、ベビーセンターをうまく使って!冷房も効いていて人も少なめ。ちょっとした心のリセットに最適。
・トゥーンタウン奥のベンチ:
人が比較的少なく、木陰でおやつを食べるのにぴったり。
・キャンプ・ウッドチャック・キッチン
:ウエスタンリバーを眺めながら食事ができる2階のテラス席がおススメです。ここは、ピークの時間を避ければ、とても静かで休憩するにはオススメの場所です。
・ホテルに早めに戻る:
14時にはパークを出て昼寝してから再入園、というプランも◎
◆パレード・ショーは見る?見ない?
お子さんが、パレード・ショーを見たい場合はパレード・ショー中心の計画を。
パレードを見なくてもいい方は、パレードやショーの最中がアトラクション・レストランの狙い目です。
<パレードやショーを見たい!>
特にディズニーシーの『ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~』は圧巻のショーであるため、感受性豊かなHSCにはぜひ見て感動を味わってほしいのですが…
その分、人気のショーですので混雑は覚悟しましょう。事前の場所取りも必須です。
子連れで『ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~』をゆっくり楽しみたい方は、フォートレス・エクスプローション横の階段を狙って!開始30分前でもゆっくり座って鑑賞できます。
また、大きな音が苦手な子には、パレードやショーの時は耳栓やヘッドホンを活用しましょう。
実際、パレードのときにヘッドホンをつけていた娘は「楽しいけど音が大きかったから助かった」と言っていました。
<アトラクションを楽しみたい!>
実は、ショーがあっている時間は、アトラクションやレストランはガラガラ!
我が家は、先日、この時間を狙ってウィークナイトパスポートでアトラクションを堪能してきました!
ショーがやっている時間、通常待ち時間が80分待ちの『インディ・ジョーンズ』が待ち時間なしで乗れてしまうんです。
さすがに『インディ・ジョーンズ』は怖がりのHSPとHSCにはハードルが高いため、娘たちは顔面蒼白、「一生乗りたくない」と言っていましたが…(笑)
◆時間をお金で買う!
混雑が絶対に嫌!並ぶのが絶対に嫌!
そんなHSPママは、時間をお金で買いましょう((笑))
特に地方に住んでいて、頻繁にディズニーリゾートには行けないというご家族は、限られた時間でなるべく多くのアトラクションを経験したいですよね。
その際は『ディズニー・プレミアアクセス』を利用しましょう。
有料ですが、待たずに人気アトラクションに乗ることができます。
また、無料の『スタンバイパス』というシステムもありますので、事前に計画をたて、パスを上手に使えるといいですね。
「絶対、混雑を避けたい!だけど、人気のアトラクションも乗りたい!」という方は、ディズニーが公式で提供している旅行プラン=バケーションパッケージを利用するのもお勧めです!
HSPママとして、以前の私は「せっかく行くなら楽しませなきゃ」「がんばってたくさん回らなきゃ」と力が入りすぎて、かえってしんどい旅になってしまった経験があります。
でも、「まずは安心して過ごせること」「心と体に優しいプランを優先すること」が何よりも大切だと学びました。
ディズニーは「たくさん乗る」「たくさん見る」場所ではなく、「親子で安心して、少し特別な時間を過ごす」場所にもなれるんです。
どうかこの記事が、あなたとお子さんの笑顔につながるヒントになりますように。