【常識・非常識】学業成績だけではギフテッドかどうかはわからない

「学業成績を見れば、ギフテッドかどうかがわかる」と思っていませんか?実は、学業成績だけでは、ギフテッドの特性を見抜くことはできません。なぜなら、ギフテッドの知性は、学校の枠を超えたところにあるからです。
 
 

1.ギフテッドの知性は学校の枠を超えている

 

学校の学業成績は、教えた内容をどれだけ理解できたかを測るものであり、テストの結果で評価されます。

 

 

確かに、勉強が好きで学業に集中できるギフテッドの子は、成績が良くなるかもしれません。しかし、それだけでは彼らの真の知性を測ることはできません。

 

 

特に、発達に凸凹がある子は、ギフテッド特有の好奇心の旺盛さを抑えることができずに授業中に勝手に話したり、やらなければいけないとわかっている宿題もやりたくないという気持ちをコントロールできずにやらないなど問題児になり、良い評価を受けることは難しくなります。

 

 

そして、ギフテッドの子どもたちの知識や興味は、学校で教える範囲を大きく超えています。

 

 

海外では12〜13歳で大学で学び始めるギフテッドの子どももいます。それは特別な子だけの話だと思うかもしれませんが、よくお子さんを観察してみてください。

 

 

好きなことに対して驚くほど詳しかったり、ゲームの中で難しい概念を理解していたりしませんか^^

 
 

 
 

2.息子も学業成績だけでは評価されませんでした

 
私の息子は、ギフテッドと発達の凸凹を持つ2Eと言われる子です。
 
 
幼稚園の頃は、周りのお母さんたちから、物知りだよねと言われていた息子でしたが、小学校に入ると学校の先生には、発達検査を受けて、言語理解力の高さがわかるまで、学校の先生にはその力を見つけてもらうことはできませんでした。
 
 
小学3年生のときにはニュートリノに夢中になり、一時期は研究者の数値の間違いを指摘できるほどの知識を持っていました。
 
 
しかし、その頃、彼は九九さえも完全に覚えておらず、学校の勉強は苦手でした。得意なはずの理科でも、学校で教わっていない内容を理解していても「習っていない」と判断されてバツにされてしまうために学業成績には全く反映されませんでした。
 
 
 
 
 

3.子どもの才能を伸ばすためのアプローチ

 
ギフテッドの知性の高さは、学業成績には現れないのです。
 
 
むしろ、学校の枠に収めてしまうのはもったいない!
 
 
学校の成績だけにとらわれず、才能を信じて、伸ばしてあげたいと思いませんか?
 
 
そのために必要なことは、3つ
 

1、勉強しないことでイライラしない
学業成績が振るわなくても、それが全てではありません。
お子さんが本当に興味を持つことに集中できるよう、サポートしましょう。

 

 

2、お子さんの今の興味を観察する
どんなことに夢中になっているのか、何をしているときが一番生き生きしているのかを観察してください。そこに、彼らの才能が隠れています。

 

 

3、知識を使える知恵に変えていく

ギフテッド男子、知識が豊富と言っても子どもです。知らないことがたくさんあります!

 

 

特に、デジタルなツールを使って、たくさんの知識に深くアクセスできるけれども、それを広げることはできません。

 

例えば、YouTubeなら関連動画、好きであろう動画が次から次に出てきます。そのことについては、詳しくなることができますが、詳しい知識で終わってしまうことがあります。

 

 

知識は、使える知恵にすることが必要です。知っているではなく、できるに変える必要があります。なので、知っていると子どもが言ったことをじゃあ、できるかどうかやってみよう!行動に変えていくことで使える知恵にしていきましょう。

 
 

 
 
執筆者:神山彰子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
 
 
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