朝起きない発達凸凹キッズが朝起きられない本当の理由 “脳の余白”でスッと動ける子に変わる

 

発達凸凹キッズは睡眠が苦手な子が多い

 

 
あなたは毎朝、気分よく起きることはできますか?
まだ眠い中、時間がきたからといって
布団から出るのは大人でも辛いですよね。
 
 
発達凸凹キッズの中には
睡眠が苦手な子が多い印象があります。
 
 
なんと、ASDでは53−78%
ADHDでは25−50%の子に
睡眠に問題を抱えているという
研究結果もあります。
 
 
そして、たとえ起きたとしても
「低覚醒」の子がいます。
 
 
なかなか起きられない子、
ぼーっとしているなどです。
 
 
学校に行っても授業中も
お昼頃まで
ぼーっとしている子もいます。
 
 

光を浴びれば起きやすい?“常識”が通用しない子もいる

 
一般的には、朝起きる時に、
目覚めをよくするために
カーテンを開けて
太陽光をあびるといいと言われています。
 
 
 
理由は、体内時計がリセットされ、
セロトニンという
ホルモンが分泌されて
やる気アップするからです。
 
 
また、メラトニンという、
眠りを誘うホルモンがでるため、
夜の睡眠の質も良くなり、
結果的に翌朝の目覚めにも
つながると言われています。
 
 
ところが、
 
 
我が子の場合、
感覚過敏もあるため、
ライトや光るもの、
眩しいのがとっても苦手。
 
 
朝カーテンを開けるのを
非常に嫌がります。
 
 
電気も自分の意思でつけないと
怒り出すほどです。
 
 
こんなこだわりがあって
一筋縄にはいかない子は意外と多いのです。
 
 
寝るのが上手でない上に起きるのも苦手。
さらには、眩しいのも苦手な子どもは
一体、どうしたら起きるでしょうか?
 
 

朝の楽しみを用意しておく!

 
子どもにとって楽しみな活動、
行動したくなるきっかけ
用意しておくのが、いちばんです!
 
 
普段は、
なかなか起きない子でも
 
 
・楽しみにしている予定がある時、
・好きなテレビ番組がある時、
・朝ごはんに好きなメニューがある時
 
 
こんな時は
スッと起きてきませんか?
 
 
人は楽しい時に行動をします
行動をすると脳は伸びるんです。
 
 
だからこそ、
お子さんにとっての楽しみな活動を
ぜひ用意してあげてください。
 
 

ママが常識を手放すと子どもの成長が加速する!朝ゲームのススメ

 
 

 
 
朝からゲーム?ありえない!
って思いましたか?
 
 
まだまだ発コミュ脳には
なりきれていませんね 笑
 
 
発達科学コミュニケーションで考えると
朝ゲームは、むしろ脳科学的に理にかなった方法です!
 
 
子どもは
楽しいことだと自分から動けるようになります!
 
 

大事なのは

「ゲームをやらせる・やらせない」ではなく、

 

✔ どうすれば脳が動き出すか
✔ どうすれば切り替えられるか
✔ どうすれば自分で行動できるか

 

を考えることなんです。

 

 

ここで、生徒さんの事例をご紹介します!

 

 

ゲームのにゃんこ大戦争で、ガチャをいち早く引きたいという理由から、自分で目覚まし時計をかけて朝5時に起きるようになった。そして自分で着替えまで済ませるようになった。
好きなことをきっかけに、自立して、今までバトルの原因になっていた朝起こす&着替えろ!合戦が無くなった
 
 
こんなふうに”好き”を活用すれば、子どもの行動力は加速するんです!

 

 

ゲームを切り上げるには“子ども主体のルール” が鍵

 
発達凸凹キッズにとって
もう一つの大きな壁があります。
 
 
それは、時間になってもやめられない問題!
 
 

 
 
ここをクリアするには
子ども主体で決めさせることが大切。
 
 
・いつまで遊ぶ?
・○時になったらどうする?
・自分で切り上げる?
・ママが声かけしたほうがいい?
 
 
最初にこれを“子どもに選ばせる”んです。
 
 
ママが決めない!
子ども主体のルールにすること。
 
 
終わったら
「楽しかったね」「早起きできたね」
成功の記憶を残すことがポイントです。
 
 

好きなことは脳が一番伸びる

 

もちろん、好きなことだけでは動けません。

 

 

そこに、
ママの肯定的なコミュニケーション
があるからこそ、
子どもは“安心して動ける脳”に切り替わり、
行動がどんどん加速していきます。

 

 

 
 
我が子は昼夜逆転していた時期もありますし、
朝が得意なタイプではではありませんでした。
 
 
ですが、
長男はスケボー
次男はカードゲームの大会
 
 
この“好き”の力で
朝早く起きて行動するようになりました。
起こす必要はありません。
 
 

楽しいこと、好きなことがあると
朝が苦手な子でも
肯定されて安心したから、行動力が加速するのです。

 

 

ここに、
脳が伸びる大きな秘密があります。

 

 

脳に“余白”ができると

 

朝も行動もスッと整い始める
朝起きられない、切り替わらない、
ゲームをやめられない、荒れる…。

 

 

これらは別々の問題に見えて
実はすべて脳の同じプロセス で起きています。

 

 

発達凸凹キッズは特に、

 

・ずっと我慢してきた反動
・苦手を押しつけられてきた反動
・親の指示で動いてきた反動

 

これらが揺れとして表に出ることがあります。

これは悪化ではなく、
脳が“自分の基準”を作り始めたサイン。

 

 

このときに否定せず、責めず、
子どもの気持ちをそのまま受け取ると、
脳に“余白”が生まれます。

 

 

その余白ができた時、
子どもはようやく自分で考え始めます。

 

・どう動けばラクか
・自分にとって得な行動は?
・今日どう過ごしたい?

 

 

ここから、朝も生活も感情も
本当にスッと整い始めます。

 

 

我が家の“脳の余白”が育ったその後

 

我が子たちは現在、
大学生と高校生。
 
 
寒かろうが、
前日に友達と夜遅くまで遊んでいようが、
自分でアラームセットして
起きて準備します^^
 
 
私は彼らに
“自分で動ける脳”を育ててきました。
 
というのも、かつての私は
相当な過干渉ママだったからです(苦笑)
 
 
たくさん遠回りしたからこそ、
今の方法にたどり着きました。
 
 

今でも、ピンチは訪れますが、
彼らには、もう自分で立て直す力があります。

 

 

だから私は心から、
どんな未来でも大丈夫だと信じています。

 

 

 

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起こしても起きない子どもにどう対応する?〜課題の分離と”共同の課題”で考える親子の向き合い方〜

 

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