感情的な子育てをしていませんか?
自分でも嫌だ、まずいなって
わかっているんですけど
つい、感情的に
なってしまうんです!
イライラして怒鳴る、
ため息をつく、
眉間にしわを寄せる、
悲しくなって、
つい子どもの前で泣いてしまう、
腫れ物に触るように
ビクビクしてしまう
わかっているのに
余計な一言がやめられない・・・
子どもの地雷を踏むのは
いつも私・・・
誰にもいえないけれど、
できることなら
独身時代にもどりたーい。
子どもが成人になったら
離婚してやるー!
以前の私は
いつもそう思ってました。
こんなふうに
感情的な時って
いいことは一つもありません。
感情的な子育てから
抜け出せる方法って
あなたは
何だと思いますか???
そう、タイトルにもあるように、
知識なんです。
知識があれば
冷静になれるんです。
あなたはお子さんの問題行動が起きた時に冷静になれますか?
発達科学コミュニケーションを学び
自分でも驚くほど冷静になれて、
知識が役にたった
エピソードをご紹介します。
当時、中学2年生だった
長男は、学校で友達との
トラブルで、
いつもイライラしていました。
学校から帰ってきて、
プンプン怒りながら
いきなり、食器棚に向かい、
何をするのかというと、
突然、
茶碗やお皿を次々に
割りまくるんです。
一体、何事???
ある日は、
1.5Lのコーラを
床にぶちまけたり。
夕方の時刻は魔の時間でした。
今日はいったい、
何が壊されるのだろうか?
私は全身がこわばり、
常にビクビク身構えていたんです。
だからなのか
わかりませんが、
私はこの当時、体のあちこちに
異変が起きていました。
もちろん、
突然起こるこの有様に
黙ってみてはいられないので、
長男が荒れ始めると、
私は、
「なんてことすんの?」
「やめてー!」
と感情的になり、
止めに入るのですが、
止まるどころか、
どんどんエスカレート、
私に怒りの矛先が向かい、
蹴る、殴る・・・
髪の毛を引っ張り回され、
床で頭を打ったことも
数えきれませんでした。
このとき、
長男が散らかした、割れた食器や
こぼしたコーラなど、
私が後始末をしていました。
イライラしながら。
歯を食いしばって。
我が家は完全同居です。
常にこうしたことが起きると
私以上に感情的に
なっていたのが、お姑さんでした。
ちょうど私は、その頃
発達科学コミュニケーションを
学び始めていました。
ですが、
このようなことが
毎日のように起きていて、
ある日は
階段上から椅子が
一階に落ちてきたり、
ある日は
ダイニングテーブルの
脚がおられたり。
風呂のドアも壊されましたし、
ガラスも何枚破られたことか。
私と主人で、家具や家電の
修理をする日々でした。
いつになったらこんな日が
終わるのだろうか・・・
全然状況が改善されない現実に
夜な夜な私は、
涙が止まりませんでした。
ある日、レクチャーで
問題行動が起きた時の
対応を教えてもらうことが
ありました。
いつでも
使っていいわけじゃない。
本当だったら
やらない方がいい、対応。
だけど、
あまりにも問題行動が
続いていたので、
その場面に遭遇したら、
試してみよう。と決意しました。
それは、早速、次の日の
魔の時間に起きました。
長男は、学校から帰ってきた途端、
私が夕飯用に用意していた、
里芋とイカの煮物を突然、鍋ごと
床にひっくり返したのです。
そのとき、
お姑さんがすっ飛んできて、
すかさず床を拭こうとしたのですが、
私は、お姑さんを連れて、
家から出ることにしました。
その時、私は
自分でも驚くほど冷静でした。
床もドロドロ汚れたまま、
家が悪くなるからと
かなり感情的な
お姑さんはなかなか聞いては
くれませんでしたが、
それでも私は、
黙ってお姑さんの手を引っ張り、
連れ出しました。
そして私は、お姑さんに
このようなことが
起きた時の対応を
学んだ僅かの知識の中で
自分なりの解釈ではありましたが
必死になって伝えたのでした。
2時間ほどしてから家に帰ると、
なんと長男は、自分で床を掃除し、
後始末をしていたのです。
「綺麗にしてくれてありがとね。」
私は長男にそれだけ言って
この件はもう終わりです。
それからは、
鍋をひっくり返されることは
ありませんでした。
この対応を学ぶ以前は、
おでんをひっくり
返されたことも・・・
(今では息子との笑い話になるエピソードですが)
ジュースをこぼされることが
あの後一度ありましたが、
それ以来、そのような理不尽なことが
激減しました。
感情的な対応を卒業するために知識をつけよう
問題行動って起きた時に
どう対応するかも
ものすごく大事なのですが、
一番やってはいけないこと。
それは感情的な対応なんです。
悪いことをしたら
正すのが正解だと
多くの人は思っています。
ですが、暴力をふるったり、
問題行動を起こす子どもだって
そんなことは、
してはいけないことだと
わかっているのです。
ただし条件があって、
それは本人も冷静な時だけです。
子どもが
感情的になっているときに
大人も感情的になってしまうと
いい結果になることは
まずありません。
許し難い行動であったとしても
感情的になってはいけません。
感情を乗り越えるのには
知識が必要なわけです。
知識はお守り。
いつどこで何が起こるか、
すぐキレる脳のルートが
できあがってしまった子の対応には、
こちらの冷静さが必要です。
正すことでは
解決はできないのです。
これまで、
正してうまくいきましたか?
うまくいっていないから、
今、私の記事やメルマガを
読んでいるのではないですか?
感情的にならないためには
どうすればいいのか?それは・・・
発達には順番があること。
脳のしくみを知ること。
どんな行動にも理由があること。
そして、我が子であっても
1人の人間として、尊重すること。
知識があるのとないのでは
雲泥の差なのです。
問題行動が
起きた時の対応が
大事なのではありません。
そうではない時の関わりが
何よりも大事だからこそ、
日頃のコミュニケーションが
重要なんです!
あなたには自分が冷静になれる環境がありますか?
今、私はたくさんの人から
個別相談のお申し込みや
電子書籍のダウンロードを
していただいていますが、
深夜に私にアクションを
起こしてくれる人がいるたびに、
あの当時の私を思い出して
胸がギューって
締め付けられそうになるのです。
このママは、大丈夫なのかな?
1人で泣いていないかな?
相談できる人いるのかな?
って思うんです。
知識も大事です、
ですがもっと大事なのは、
自分の気持ちを吐き出して
整理して冷静になれる環境です。
ご自身の脳をまずは、
落ち着かせる方法を
ぜひ、用意してくださいね。
でないと、
子どもの脳が落ち着くのは
もっともっと遠い先に
なるかもしれません・・・
勇気は一瞬、後悔は一生です。