子どもが約束を守らない!暴言・暴力の親子バトルになった時に見直したい順番

「次からはちゃんとやる」

 

 

そう約束したはずなのに、

またゲームをやめない。

 

 

宿題をすると言ったのに、結局やらない。

 

 

注意すると、

「うるさい!」

「今やろうと思ってた!」

「ママが〇〇してくれないからやらない!」

と言い返され、最後は親子バトル。

 

 

ひどい時には、

物を投げる、蹴る、叩くなど、

暴言・暴力にまで発展してしまう。

 

 

そんなご相談を、

私はたくさん受けてきました。

 

 

親からすると、

「自分で約束したよね?」

「何回同じことを言えばわかるの?」

と思いますよね。

 

 

そしてまた親子で話し合い、

「次からはちゃんとやる」

「今度こそ守ろうね」

と約束する。

 

 

ところが、

また同じことが起こる。

 

 

ここで知っておいてほしいことがあります。

 

 

子どもが自分で考え、

自分で決めて、

自分で動けるようになるには、

「約束を守らせる」より先に

整えたいものがあります。

 

 

「次はちゃんとやる」と言うのに、なぜまた約束を守れないの?

 

子どもが約束を守らないと、

「約束を軽く考えている」

「やる気がない」

「反省していない」

と見えてしまうことがあります。

 

 

けれど、約束した時に

「次はやろう」と思えたことと、

 

 

実際にその場面になった時に

自分で気持ちを切り替えて

行動できることは、同じではありません。

 

 

たとえば、

ゲームは30分まで。

 

 

宿題をしてからYouTube。

夜10時にはスマホを置く。

 

 

その約束をした時には

本人も「わかった」と言った。

 

 

ところがゲームを始めたら、あともう少し。

ここまで終わったら。今いいところだから。

と、なかなかやめられない。

 

 

そこでお母さんが、

「もう時間だよ」

「約束したよね?」

「いつまでやっているの?」

と何度も声をかける。

 

 

子どもはイライラし、親もイライラする。

 

 

こうして、

「約束を守る・守らない」

が毎日の親子バトルになっていきます。

 

 

ここで、

「もっと強く言わなければ」

「今度こそ守らせなければ」

と進む前に、

一度見てほしいことがあります。

 

 

そもそも、その約束は誰の約束ですか?

 

約束は、決め方がとても大事です。

たとえば、「ゲームは30分まで」

その30分は、一体誰の基準でしょうか。

どうやって決めましたか?

 

 

親が決めて、

「わかった?」

「うん」

というやりとりになっていないでしょうか。

 

 

あるいは、

本人が決めた時間だったとしても、

今のその子にとって、

実際にできる約束だったでしょうか。

 

 

「約束した」という事実だけを見ると、

守らない子どもが悪い、

という話になりやすくなります。

 

 

けれど、その約束が

今の子どもの状態に合っているのか。

 

 

自分で考えて決めたものなのか。

実際に行動に移せる内容なのか。

 

 

ここまで見ていくと、

同じ「約束を守れない」でも

見え方が変わってきます。

 

 

私が大事にしているのは、

約束を守らせることそのものではありません。

 

 

最終的に、

言われなくても、自分で考えて、選んで、

動けるようになることです。

 

 

だからこそ、順番が大切なのです。

 

約束を守らせる前に、小さな「できた」を増やす

 

約束を守れない子にまず増やしたいのは、

小さな「できた」です。

 

 

なぜなら、

約束を守る、守らないを

毎日のように言い合っていると、

 

 

親子ともに、相手のできていないところに

注目するようになるからです。

 

 

子どもから見ると、

「また言われた」

「どうせ怒られる」

「ママはできていないところしか見ていない」

となる。

 

 

親から見ると、

「また約束を破った」

「今日もやらなかった」

「何度言っても変わらない」

となる。

 

 

すると、親が話し始めただけで

子どもが身構えるようになり、

 

 

普通の会話まで

しにくくなってしまいます。

 

 

だから私は、

今困っていることだけに

固執しないことを大切にしています。

 

 

一見、

「約束の問題を先送りしているだけでは?」

と思うかもしれません。

 

 

けれど、
これは放置ではありません。

 

 

戦略です。

 

 

たとえば、

自分から起きてきた。

食べ終わった食器を下げた。

一度声をかけただけで動けた。

ゲームを途中で一度止められた。

 

 

「あとでやる」と言ったことを

一つ自分からやった。

 

 

そんな小さな行動を見つけていきます。

 

 

いきなり

「全部できる子」にしようとせず、

まず、「自分にもできた」という経験を
増やしていくのです。

 

 

暴言・暴力が出る時ほど、「正しさ」より先に整えたいこと

 

約束を守らせようとするたびに、

暴言になる。

物を蹴る。

物を投げる。

親に手が出る。

 

 

そこまで親子バトルが

大きくなっている時には、

その場で正しいことを

わからせようとするより、

 

 

まず、落ち着いて考えられる状態に

戻していくことが先です。

 

 

怒っている最中に、

「約束したでしょ」

「そんな態度はおかしい」

「ちゃんと話しなさい」

と正論を重ねても、

話し合いにはなりにくいからです。

 

 

危険がある時には、まず安全を確保する。

 

 

そして、落ち着いてから考える。

 

 

ここでも順番があります。

 

 

そしてもう一つ、

私がお母さんたちに

よく問いかけていることがあります。

 

 

「今、誰が考えていますか?」

子どもに自分で考えてほしいと思うほど、

 

 

親が、

何時にする?

次はどうする?

宿題は?

お風呂は?

明日の準備は?

と、全部考えて

声をかけていることがあります。

 

 

良かれと思って

一生懸命関わってきたからこそ、

 

 

知らないうちに、

子どもが考える前に親が考える量が

増えてしまうことがあるのです。

 
 

子どもを信じるとは、「見る場所」を変えること

 

では、

何度約束を破られても、

どうしたら子どもを

信じられるようになるのでしょうか。

 

 

私は、無理に「この子を信じよう」

と思い込む必要はないと考えています。

 

 

信じられないほど、

これまで困ってきたのですから。

変えるのは、気持ちからではありません。

 

 

まず、

どこに注目するか。

どれだけ見つけられるか。

お母さんが子どもの何を見るのかを

変えていきます。

 

 

これは、発達科学コミュニケーションの

一番初めのレクチャーでも

大切にしていることです。

 

 

約束を守れたか、守れなかったか。

 

 

そこだけを見ていたら、

どうしても

「できない子」に見えてしまいます。

 

 

けれど、その途中にある

考えた。

選んだ。

やってみた。

少し切り替えられた。

自分から動いた。

 

 

そんな小さな変化を

見つけられるようになると、

お母さんの声かけも

少しずつ変わっていきます。

 

 

そして子どもも、

「どうせ怒られる」ではなく、

「やってみようかな」と思える場面が

増えていきます。

 

 

私たちが目指したいのは、

「約束を守らせなければ動けない子」

ではありません。

 

 

約束なんてしなくても、

自分で考えて、自分で選んで、自分で動ける子。

 

 

そしてお母さんも、

できていないところを

追いかけ続けるのではなく、

子どもの変化を見つけて

笑顔で言葉にできる。

そんな親子関係です。

 

 

もし今、

「次はちゃんとやる」

という約束を何度も繰り返しているなら、

 

 

次の約束を増やす前に、

今日、この子ができていることは何だろう?

と、一度探してみてください。

 

 

親子バトルを立て直す最初の一歩は、

子どもを動かすことより、

お母さんがどこを見るかを

変えることから始まります。

 
 

▼余計な口出しがやめられないあなたへ

画像をクリックでダウンロードできます!

 

タイトルとURLをコピーしました