親子関係修復メソッド卒業生、中学2年生、小学5年生の女の子のママ、Yさんのお話です。Yさんは思春期の娘さんの自称行為に悩んでいましたが、その問題に向き合うことで大きな気づきを得ることができました。なんと今では娘さん、部活動で発コミュ対応を仲間にしていますよ!どんどん広がれ!発コミュの輪!
思春期の娘の自傷行為に大きなショックを受けました!
中学入学後、娘は環境の変化についていけず、ほぼ毎朝パニックを起こしていました。
そんなある日ふと目にしたノートから、娘が自傷行為(リストカット、市販薬の過剰摂取)を繰り返していることを知り、大きなショックを受けました。
娘が小5の時、友達から突然仲間外れにされ、泣きながら辛い気持ちを吐き出す娘の話を聞き続け「ママ聞いてくれてありがとう。スッキリした」と言ってくれたので力になれたと思っていました。
6年生になり、仲良くなった友達がリストカットしていると知り心配していた娘。
しかしその後、娘の手に不自然な傷があることに気づき「どうしたの?」と尋ねてもごまかす娘に「何か辛いことがあっても友達の真似はしないでね。」と伝えました。
自傷行為を繰り返していることを知った時、初めて傷を見た時のことを思い出し、あの時すでに娘の心の傷は思った以上に深く、私は全然、力になれていなかったんだ…と自分を責め続けました。
私が対応を間違ったら、また自傷行為をするんじゃないか…そんな不安から娘の顔色を伺うようになっていました。 リストカットしたことがあると保健の先生に話したことがきっかけで、初めて学校から呼び出されました。 親には絶対知られたくないと言う娘。
でもきっと誰かにわかってほしくて先生に話をしたと思うと、親を信頼できない娘の心の傷の深さをさらに思い知らされました。
明るく話をしてくれる娘。 急に不機嫌になり暴言を吐く娘。どちらが本当の娘なんだろうと戸惑い続けました。
自傷行為のことは主人にも話しましたが、今まで当たり前にできていたことができない娘にキレることもあり、娘をさらに追い詰め、私もガッカリして夫婦関係も悪くなったように思います。
欠席も呼び出しも増え、夏休み前には「学校で何かあっても対応しきれないので、できれば医療機関と繋がってほしい」と言われ、夏休み中に初めて受診。
そこで初めて「ADHDの気質あり。お母さんの育て方のせいではないから自分を責めないように。」と言われ初めて希望が持てました。
2学期になってすぐ、娘が持っていたカッターや薬を先生から返されました。
それまで、私が自傷行為に気づいていることを娘に何て言えばいいか悩み続けてきたので、この出来事のおかげで親も知っている状態となりました。
その日の娘は泣きながら暴言連発…
ですが、そのおかげで、後日娘と初めて自傷行為について話せたので、前を向くきっかけになりました。
通院、服薬をしていましたが、
「話を聞いてもらうだけで本当に楽になると思ってんの?」
という娘の言葉を聞いて、無理に通院させるのはよくないと判断し通院中止。
娘の初診後すぐ、私の心と体が元気でないと家族を支えられない!と思い、同じクリニックへ通院し始めたことで相談できる場はできたけど、親子関係に変化は感じられずにいた時に宮田さんと出会いました。
私だけが我慢している? 過干渉が手放せないことにモヤモヤしてしまう私
発コミュを学び始めても、娘や主人の顔色を伺う自分はなかなか変えられず。過干渉を手放そうとしても腹落ちできていないから、自分だけが我慢しているようでモヤモヤ…。
発達科学コミュニケーションを知らない主人には子供をちゃんと見ていないと誤解され、キレられることも…。
発達科学コミュニケーションを学んで得られた大きな気づき
⚫️話を聞くとはどういうことか
娘の話を「しっかり聞けた」と思っていたが、辛そうにしている娘を見ているのが辛く、何とかしたい気持ちが強すぎて
『こんな時なんて声かけたらいいかな』
『あの話(言葉)を伝えたらいいかな』など考えながら話を聞いていた。
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「しっかり聞けた」はただの私の自己満足。
娘はただ話を聞いてほしかっただけなのに、余計なアドバイスや考えを押し付けられ嫌だったはず。
そう気づいてからは、私の気持ち、意見はすべて封印し、娘の話に集中!
何も出てこなくなるまで黙って話を聞けるようになった。
⚫️課題の分離
できていないことにいちいち口出し
↓
過干渉だった自分にやっと気づけました。
行動しない子供たちにイライラしたら
「これは誰の問題?」とまず自問。
↓
「やらなきゃいけないことは本人もちゃんとわかっている」と信じて待つ。
↓
なかなか行動しなくても
「できていなくても死ぬわけじゃない!」と思えるようになり細かい口出しは激減。
私の当たり前と違っていても、行動できればOKと思えるようになりました。
⚫️自分の機嫌は自分でとる
ずっと家族の顔色、機嫌を伺ってきた私が、発コミュを学び始めてすぐ決意したのが
『自分の機嫌は自分でとる。』
主人や子供たちの機嫌が悪くても、私が機嫌をとる必要はない。
私も家族も機嫌が悪くなることはあるけれど、そのうち自分で切り替えられるだろうと信じて待てるようになりました。
⚫️発達科学コミュニケーションは誰に対しても使える
発コミュを学び、私が子供たちに口出ししなくなったら、主人が今まで以上に口を出し、主人と子供たちの関係が悪化。
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主人にも発コミュ対応を意識し「子供たちは言わなくてもちゃんとわかっているよ」と間接的に伝えている。
⚫️向き合うべき相手は子供だけではない
娘との関係を修復したくて学び始めましたが、主人や実の母と私の関係にも問題があったことに気づきました。
どうせわかってくれないと話す前から諦め、言いたいことを我慢し、相手と向き合うことから逃げていたことに気づけたことは大きな収穫。
このままでは嫌だ!と強く思えたことで、娘に対しては発コミュ対応を徹底し、主人や母に対しては発コミュを使って自分の気持ちを伝える挑戦をしています。
花丸&ワークを継続することで新たな視点が見つかるように!
花丸&ワークを毎日やりました!子供たちとの会話、気づきを細かく記録しました。
前にもこんなことあったな…という時はワークを振り返り、反省点を活かす、よかったことを再度試すを繰り返しました。
ワークを読み返すと、
本当はこういう気持ちだったのかも…
こうしたらよかったかも…
と改めて気づくこともありました。
毎日花丸を10個見つけることは大変でしたが、継続するうちにささいな出来事もプラスに捉えられるようになり、一つの出来事を分解して書こうとすると、いろんな視点から楽しいうれしい面を見つけられるようになりました。
花丸&ワークは卒業後も継続しています。
「今」を大切に生きて親子でさらに成長し、誰かの役に立ちたい!
今まで悩んできたことを無駄にしたくない!
周りの顔色ばかり伺ってきたけど、ブレない軸を手に入れたい!
親子の信頼関係を築き直したい!
そう思って宮田さんから発コミュを学ぶ決意をしました。
レクチャーを受けるたび、悩んでいるのは私だけじゃない!
みなさん親子関係を修復したくてがんばっているんだ!と思い何度も励まされました。
基礎講座を学び終わった今、もっと宮田さんから学びたいです。
自分の経験が同じような悩みを抱えている方の役に立ち、自分も共に成長する。
そんないい循環の中で収入も得られたら幸せだなと思います。
本音を伝えられ、聞き合える。
自分の価値観と違っても、違いを受け止め認められる。
そんな関係を親子、夫婦、家族で築いていきたいです。
家族4人で過ごす日々がずっと続いていくと思っていましたが、こうして一緒にいられる時間は案外短いと気づいたので、「今」を大切にしていきたいです。