見てください。これ。
お恥ずかしいのですが、
今朝の我が家の出来事です。
ルンルン気分で
始業式、
朝早く登校していった長男。
高校2年生。順調にいけば
あと2年で一人で生活する予定です。
むしろ、家から出て
一人で生きていく経験をさせたい
と私は思ってますし、
本人もそう希望しています。
我が家の旦那のように、
家から一歩も出たことのない人よりも
自分の力で生活する経験が
人生において何よりも
大事だなと思っています。
我が子には自分の力で生活できる
人間になれるよう、
あえて、忘れ物ない?
も言わないようにしているのですが、
行ってらっしゃいと見送った後、
玄関をふと見ると、
ちゃーんと忘れてました。
体育館シューズと、スリッパ。
これまでたくさんの忘れ物ない?
の言葉で表面上は忘れ物なく、
順調に過ごせました。
でも、自分ごとには
なっていなかったのです。
こうやって忘れ物をすることで
次どうしようかと自分の脳みそを使って
考えるようになるわけです。
いっぱい失敗していいんだよ。と
いつも伝えるようにしています。
失敗こそ学びの宝だよって。
我が家は3世代家族。
主人の母と同居で5人家族。
結婚当初はそのさらに上の
ひいおばあちゃんも
いたので4世代家族でした。
私が過干渉であることに
気づいたのは
子どもが荒れてからですが、
きっかけは
姑からの私への過干渉でした。
ものすごく
よく気づいてくれるのです。
私はどちらかというと
うっかりさん。
忘れ物もよくするし、
細かいことは気にしないです。
なんとかなるなると思って
失敗しながらもどうにか
生きてきました。
一方、細やかなところに気づく
姑は悪気なく、私に
新学期だから長男の
新品のノートを
用意しておくように
って言ってきました。
心の中では(出たー! 過干渉!)
と思いながら、
本人が困ったら自分で
学校の売店で買うだろうし
まだあるから大丈夫だよ
と言おうと思ったら、
本人(長男)が頼んでないけどね
って先に言われちゃいました。(笑)
最近はいつも
姑が何か言ってきたら
ありがとう。
本人が困って助けてって
言ってきてからでいいよ。
ありがとう。
が口癖の私。
(発コミュ流 会話の流儀
肯定と肯定のサンドイッチです)
仮眠をしている息子が
時間になっても
用意をしていないと、
もうすぐバイトの時間だから
起こさなくてもいいのか?などと
言ってきた時には、
ありがとう、
ちゃんと自分で
時間見て行くから大丈夫だよ。
もし遅れても痛い目に遭えば
今度はもうちょっと早く用意するだろうから
何にも言わずに見守っておいて。
ありがとう
こんな感じで朝から晩まで
孫の心配をしてくれる姑に
フォローをする私です。
つい最近まで、
消しゴムがない、
シャーペンの芯がないと
聞いた途端に、
孫のために自転車で
文房具店まで買いに行く姑でした。
なかったら、
他のもので代用するなり、
(家には、他にもあるのです。)
明日学校で買えばいいじゃん。
自分で手足を動かして
行動させたい私ですが、
姑はとにかく、孫のために
動くのです。
そんなものを切らすなんて
用意しないのは親として失格だ
というほどの孫ファースト。
私は息子(私の主人)にもそうやって
育ててきたんだと主張します。
もう、この子、高校生ですけど・・・
と私は思うのですが、
姑は悪気は全くないのです。
一方、その過干渉で育った主人は
「子どもが頼んでもないことを
口出しするな!・手を出すな!」
と私や姑の過干渉に
子どもが幼い頃から
ずっと釘を刺してきましたが、
私や姑の
過干渉は性分なのでしょうか。
よっぽど意識をしないと
やめられません。
ですが、私は
息子たちが荒れた原因が
過干渉であったことに気づいてからは
姑の気分を損ねないようにしつつ、
我が子に対する過干渉について
何度も何度も議論してきました。
なかなかわかってくれないな
こりゃダメだわと半分諦めモード
な私でしたが、
今朝、
「もう言いたくていいたくて
(喉を抑えながら)
ここまで出てきてるんだけど、
今日は言わんかったわ〜」
って姑は私に言ってきました^^
私がいくら言っても
わかってくれなかったのですが、
どうやらテレビで、
今時の子どもの考え方を
特集していたのを見たのか
私の話がようやく理解できたようでした。
「もう、私らの頃の考え方とは
違うんやなぁ。
今の子は今の子の考え方が
あるんやな。
子どもは親の思い通りには
ならんもんと思わなあかんのんやな〜」
意見が一致してスッキリしました^^
「親の思い通りにはならんし、
子どもが選んだ道を
それを応援するだけなんだよな」
って姑が言っていて
私は感動しました。
学校に行かない選択をしている
次男についても
最近は姑は理解をしてくれていて
昔はちっともいうことを聞かない
次男に厳しかった姑ですが、
今はなんだかんだ言って
カードゲームの
話を聞いてくれたりしていて
我が家は本当に空気が変わりました。
姑は制服にピシッと毎日
アイロンをかけてくれたり、
綺麗に洗濯をしてくれたり、
細やかなことを丁寧にしてくれて
ありがたい反面
とにかく一つ一つ
確認をするのです。
明日の時間は?
忘れ物は?
何回も何回も聞くのです。
もはや、
本人(長男)よりも自分ごと。
こんな根っからの過干渉ですが、
それでも孫の自立のために
頑張ってちょっと言うのを
抑えようとしてくれている
姿に今日は嬉しく思いました。
義理人情にあつい
困った人を絶対に放っておけない
姑は決して悪い人ではないのですが、
なぜこんなに過干渉なのか?
過干渉には人それぞれ
いろんな背景があるのです。
また次回。