イライラしているとき、冷静に考えたり、関わり方を見直したりする余裕は、ほとんどありません。
まず必要なのは、「うまくやろう」とすることよりも、判断を壊さないことです。
この記事では、感情が強くなったときに、その場をやり過ごすための考え方やヒントをまとめています。
根本的に親子関係を変える方法ではありません。
けれど、今この瞬間を少し安全に過ごすためには役立つかもしれません。
イライラしているとき、人は「感情」ではなく「判断」を失っている
イライラしているとき、多くの人は「感情を抑えなきゃ」と思います。
けれど実際に起きているのは、感情の問題ではなく、判断が揺れている状態です。
・今すぐ何とかしなきゃ
・間違えたら取り返しがつかない
・ちゃんと対応しないと
こうした思考が重なると、感情はどんどん強くなり、冷静な判断ができなくなっていきます。
だから、あとで振り返ると「なんであんな言い方をしたんだろう」と思うことが起きます。
イライラを抑えようとするほど、苦しくなる理由
イライラしたときに「落ち着こう」「怒らないようにしよう」と感情だけを抑えようとすると、かえって苦しくなることがあります。
それは、判断がぶれてしまうからです。
判断が不安定な状態で感情だけを抑え込むと、心の中では「本当は違う」「我慢している」というズレが生まれます。
その結果、イライラは形を変えて何度も戻ってきます。
判断がブレるときに起きていること
判断がブレるとき、人は無意識のうちに出来事のすぐ目の前で考えています。
・子どものその一言
・その態度
・その瞬間
近くで見すぎると、全体が見えなくなり、「正解」を急いで探してしまいます。
この状態では、どんな対応をしても後悔が残りやすくなります。
イライラしたときに、最初に守ってほしいこと
イライラしたときに最初にやってほしいのは、感情を抑えることではありません。
判断を壊さないことです。
正解を出そうとしなくていい分、自分を追い込まずに状況を見られる時間が生まれます。
・今は判断が揺れているだけ
・感情が強くなっているだけ
そう気づけるだけで、イライラは少し緩みます。
脳に余白がないだけ、ということもあります
イライラしているとき、性格や努力の問題だと思われがちですが、実際には、脳に余白がなくなっているだけということも少なくありません。
考える力がないわけでも、我慢が足りないわけでもありません。
ただ、頭の中がいっぱいな状態です。
余白は、「落ち着こう」と思って自然に生まれるものではありません。
考えていることを外に出して、整理していく中で、少しずつ生まれていきます。
だから大切なのは、アウトプットできる環境を持っているかどうか。
ひとりで頭の中に抱え続けると、脳は、休む場所を失ってしまいます。
イライラをどう抑えるかより、判断を守り、余白を取り戻せる環境があるか。
普段、誰とどんな会話しているかです。
そこが、いちばんの分かれ道です。

