宮田のお悩み相談コーナー
夏休み前に受講を開始された
Mさんからこんな感想をいただきました。
実践しているからこそ、
気づいたお悩みです。
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「怒らない」がなかなか難しいです。
声は荒げないけど
イライラしていたら伝わるし
怒ってるのと同じですし。
明らかにイライラしてた日と、
気持ちが上向きな日では
大分、子どもの状態が違うので
やはり私次第なのかと思いました。
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子どもにはママの心はバレバレ?
怒らないって難しいですよね。
夏休みでお子さんと一緒にいる時間が長くなると、
ママの自由な時間も少なくなって
イライラしてしまうもの。
だけど、「私次第」と気づいた
Mさん、流石です!
そうなんです。
子どもはよーく、ママをみています。
ママの表情や声色、
雰囲気から醸し出される
オーラを感じとっています。
脳は何を言ったかよりも、
それ以外の非言語情報を
先に処理するので
残念ながら、
たとえ、言葉にしていなくても
イライラオーラは届いていて
子どもにはママの心はバレバレなんです。
反対にママの気分がいいと
子どもも落ち着いています。
つまり、
ママのモチベーションで
左右されるんですね。
ちょっとくらいまぁいっかのゆるさが大事
ママが、感情的になった時に、
気持ちを落ち着かせる
切り抜ける呪文のようなものを
持っておくのがおすすめです。
自分が落ち着く言葉を
コーピングマントラと言います。
アンガーマネジメントで用いる手法です。
子どもに
「痛いの痛いの飛んでいけ〜」って
さすりながら、唱えることで
なんだか、不思議と痛みが消える
なんてこともありますよね。
怒りが抑えられない
自分の感情をコントロールしたいと
願う人におすすめです。
「大丈夫、大丈夫」
「なんとかなるなる」
「ピンチはチャンス」
自分の気持ちと会話するんです。
すると、そんなに怒ることでもないよなって
気づくこともあります。
「ちょっとくらいまぁいっか」のゆるさが大事。
どうして「怒る」のがよくないかを知ることも大切
どうして「怒る」のが良くないのか
知ることも大切です。
知ることも大切です。
それは、脳が成長しない環境を
作ってしまうからです。
人は、ダメ出しばかりされると、
だんだんとやる気は無くなるし、
自信も失ってしまいます。
また怒られるのではないか、
とビクビクしたり、
新たなミスを誘発したり・・・
ますます動きにくくなる、
動きたくなくなる悪循環を生み出します。
こんな悪循環があるのなら、
怒るのをやめたいなって思いますよね。
できることなら怒りたくない。
怒るのは良くないとわかってるのに怒ってしまう。
一体、どうしたら良いのでしょうか?
怒りたくないのに怒ってしまう本当の理由
怒りたくないのに怒ってしまうとき、
親自身に余裕がない時ではありませんか?
考えてみてください。
今日はお休みの日で
何も予定がない日だとします。
子どもが朝ごはんでお味噌汁をこぼしても、
冷静に対処できますよね。
ところが、
子どもの登校時間が迫っていて、
自分もその後、出勤時間が迫っている
状況だとどうでしょうか?
ちゃんと持っていないから
こぼしたんでしょ?
などと怒ってしまいます。
怒りを選択するのは自分自身
怒りを選択しているのは
親の心に枠がある状態です。
自分なりのルール、価値観、
〜べき、〜ねばならないが強い人は、
その基準からはみ出てしまうと
イライラしまいますよね。
ですが、その基準を
子どもも理解しているはずと
思い込んでいるため
つい怒ってしまうのです。
もし、赤ちゃんだったら?
怒りませんよね。
つまり、相手(子ども)に
このぐらいのことはできるだろう
という期待や、
できて当然と思い込みがあるから
怒ってしまうのです。
わざとこぼしたわけではなく、
不注意でこぼしてしまったのかも
しれません。
こんな時は怒りたくなるかも
しれませんが
怒っても次に行動を見直す
きっかけにはなりません。
こんな時は、
子どもに考えさせるのが
イライラせずに
冷静に対応できるコツです。
感情の脳ではなく思考の脳に切り替えよう!
じ〜っと3秒くらい
何も言わずにその行動の結末を見せて、
どうしたら良いと思う?って
考えさせるのです。
そうだね、わかるよね って
答えられたら怒らずに済みますよね。
何やってんの?
と感情的になると
イライラして終わりですが、
ここでのポイントは
感情系の脳ではなく
思考系の脳に切り替えること。
怒ると言うことは
感情の脳が優位になっている状態で
これではいつまでも
イライラはおさまりません。
夏休みは
子どもと一緒にいる時間が多いため、
よくない行動が目につくこともあります。
ですが、ほんのちょっと
怒るのをやめて
子どもにどうしたら良いと思う?と
やさしく尋ねてみてはいかがでしょうか?
試してみてくださいね。