今朝の授業で生徒のSさんから
こんな言葉が出ました。
「スルーとスロー」を気をつけて過ごしています^^
さすが、Sさん、いいですね。
これ、とっても大事なんです。
少しずつ親子の会話が以前よりも
弾んでいるような気がします。とSさん。
Sさんはクリスマスから発コミュを
始められたばかりなのですが、
ちょっと前に実のお姉さんにこっそり、
Sさんと息子さんの会話を動画に撮られていたことが
あったそうです。
息子さんと勉強についての会話で
やりとりしていた時のこと。
後で、お姉さんに見せてもらって私は
息子にこんな言い方をしているんだ・・・と
客観的に見て反省をしたそうです。
このように子どもとの会話を録画や録音をすることは
子どもに見つからないことが大前提ですが、
自分の話し方、伝え方が
自分が思っているよりも怖かったり、
伝わりにくかったり、相手を責めていたり、
穏やかではなかったり、矢継ぎ早だったり・・・
しているものです。
動画や録音で自分の振り返りをするのも
いいかもしれませんね。
くれぐれもお子さんには
見つからないようにすることと、
オススメなのは
お子さんの機嫌の良い時に
お母さんの話し方ってどんな感じ?
って率直に子どもに聞いてみると
いいと思います。
実は私は、長年、息子の聴覚過敏に
気付かなくて、
私の発する大きな声を
息子がとても嫌がっていたことが発覚しました。
意外とお子さんの聴覚過敏に
気づいていないママは多いと感じています。
お子さんに語りかける
声のトーンや大きさを柔らかくしてあげる
といいですよ。
気をつけて過ごすうちに
お子さんは落ち着いてくるはずです。
スルーとは?
どんなことをスルーするのかですが、
好ましくない行動をスルーするのです!
たったこれだけです。
例えば、字を丁寧に書かない
服を脱ぎ散らかしている朝、
時間通りに起きない・・・
いろいろあると思います。
そんな子どもの好ましくない行動を
全て拾っていくと、
ずーっと口やかましくなってしまいますよね。
だからと言って、スルーしていても
この行動を見直すきっかけにはなりません
大事なことは、
好ましくない行動に注目するのではなく、
まずは、好ましい行動に注目する。
これだけでいいんです。
この理由は詳しくは
授業でお話していますが、
大人だって、いつもお小言を言われ続けても
いい気分はしないですよね。
子どもだって今やろうと思ったところで、
宿題やったの?とか言われると
「ママが言ったからやる気がなくなった〜」
ってママのせいにしたり・・・
こんな風に人はできていないことを
指摘されるとなかなか素直にはなれません。
それが毎日となるとダメージも深いです。
それよりも、いいところ、
やろうとしているその気持ち、
(やれていなくてもOK)
当たり前だと思うことこそ
できているねって、そう思うんだねって
声をかけていってほしいです。
たったこれだけ?と
お思いかもしれませんが、
これはなかなか簡単にできることでは
ありません。
スローはどうやったらいいの?
ゆっくりと間を置いて話すだけでなく、
お子さんを待ってあげることも大事です。
日頃、口うるさく次々と
小言を言ってしまいがちなお母さんに
共通することはママのペース、
ママの基準で行動を促し、
待ちきれないことです。
ここを待ってあげられるようになると
次第にお子さんが自分のペースで
やろうとしていることに
気づけるようになっていきます。
お子さんのペースで判断をし、
お子さんが決めたことで動くから
素直になるし、
自分からさらに動きたくなるのです。
強制、禁止、制限、命令、指示ばかりでは
子どもはなかなか動きません。
脳の仕組みに沿って
子どもの行動を促すならば、
どうすれば楽しくできるかな?と
ポジティブなことを想像し、
ママがいつもニコニコ
多少のことはスルーして
スローを心がけること。
これを実行するにはママの心に
余裕がないとできません。
だから、ママには
いつも穏やかでいられるように
ほんの少しでもいいので、
自分にご褒美したり、
自分は今日これを頑張ったなって
はなまるをつけてあげてくださいね。
すると、お子さんの好ましい行動も
きっと見つけやすくなりますよ^^