親子の境界線が曖昧になると起きる過干渉子育て
私の受講生さんには
「先生」と呼ばれる職業の方が
たくさんいらっしゃいます。
スポーツ、English、
音楽、塾、くもん
幼稚園、保育園、学校の先生・・・
子どもを扱う「プロ」ですが、
我が子の対応には
手を焼いている人が
たくさんいます。
なぜなら、
同じ子どもでも
よその子に比べて
感情的になりやすく、
我が子と自分が一心同体、
親子の境界線が曖昧になって、
「過干渉」子育てに
なることが多いからです。
そんな「先生」ママも、
我が子への発コミュ対応を学んで、
よそのお子さんとの関わりから
更なる気づきを深める
ことができます。
今夜は
ピアノの先生でもある、
Kさんからの
気づきを紹介しますね。
ピアノ講師Kさんの気づき
かなこ先生
昨日、高一男子が、
レッスン時間に
中々来ませんでした。
お母様に連絡しようかなと
思ったら20分遅刻で、
やって来ました。
「6時に起きたのに
二度寝して寝ちゃった〜」と。
(レッスンは18:30から)
「もう、申し込み期限が
過ぎてるけど発表会出る?」
「出る!」
「一応、私の方からもお母さんに
連絡して確認してみようか?」
「もう、高校生だから出るなって
言われたけど、先生いいよ、
自分で説得する。」
ピアノ弾く…
「ところで、いつだっけ?発表会?」
「それ、知らないのに、
出るって言ったの?」
「そう。」
「ママね、最近、大変なんだよ。
凄い頑張ってるの。
こないだ俺がね、ゲームやってて、
寝たの2時になって…
そしたら、ママが起きて来てさ〜
俺の弁当作って
4時から仕事。9時まで。」
「9時って夜の?」
「そう。老人の弁当作って
配ってるらしい、
潰れそうな店なんだって〜。
だから、色々手伝ってる、弟と。
洗濯とか掃除とか。」
「ヒェ〜凄いね。偉いよ。
パパはいつ帰って来るの?」
「パパも9時位かな?」
「夕飯はどうしてるの?」
「ママが作ってある。」
「凄い」
「金曜はお弁当は俺が自分で作ってる」
「ところで、2時に会った時、
こんな時間までゲームなんかして
ってお母さん怒らなかった?」
「別に…」
お母さん、NOルール。
子供はこんなに
優しい子になってる…。
感心させられるばかり。
「そういえば、
学校でピアノ弾くとか
学校でピアノ弾くとか
言っていたやつ弾けた?」
「親が来ていい日にピアノが置いてあって勝手に弾いて良くて、
誰も弾かないから
俺が一番に弾いた〜。
そしたらね、騒がしかったのに、
一気に周りがシーんってなって、
聴いてくれて、
よっしゃ!って思った!
だから、次も完璧にして来る。」
よっしゃ!って思った!
だから、次も完璧にして来る。」
ほー
これは、彼の
小さな成功体験だわ。
積み重ね。
積み重ね。
レクチャーで
習ったことが次から次へと
彼の口から溢れて来て、
昨日のレッスンは違う意味で
勉強になりました。
今日のレクチャーでの
皆さんのお話、
ルール問題、ゲーム問題、
好きなこと…
ドンピシャで
黙って眠らせては
おけませんでした^^
心配を手放して信頼する子育てにシフトチェンジしよう!
Kさん、貴重なお話
ありがとうございます。
いかがでしたか?
このお話に出てくる、
高校生のママは
早朝、お弁当を用意して
遅くまでお仕事を
頑張っていますね。
それを息子くんが
僕のママ、
頑張ってるんだよって
先生に言えるくらい、
ママの姿をみていること、
そこに親子の絆を感じました。
子どもって、
ママが何を言ったかよりも
ママが何をしているかを
真似します!
このママは、
子どもを信じているから
きっと、深夜2時まで
ゲームをしていても、
小言も言わないのだと思います。
ママもきっとお仕事に
必死なんだろうけれど、
この高校生が、弟と
洗濯や掃除のお手伝いを
頑張れているのも
ママがお弁当を作ることに対して
感謝を感じているから。
ママが
お子さんを信頼しているから
お子さんを信頼しているから
こんなにも優しくて、
素直な子になったのでしょう。
今日は心温まるエピソードを
受講生のKさんからいただいたので
お裾分けさせてもらいました^^