もう「早く寝なさい」って言いたくない…子どもが早く寝るようになる『朝の起こし方』

子どもが夜なかなか寝てくれない…と悩んでいませんか?実は寝かせようとするほど逆効果になっているかも…。ADHDタイプの子が自然に早く寝るようになるポイントは朝の起こし方!具体的な方法を紹介します。
 
 

1.早く寝てほしいのに夜遅くなっても寝ない子ども

 
 
子どもの寝る時間が遅いのが気になっているけれど、何回言ってもなかなか寝ないことに困っていませんか?
 
 
そんな子には実は、早く寝るようにしようと考えるより、起きる「朝の時間」が大事です。
 
 
最近、子どもの寝る時間が遅い。
22時を過ぎても起きている。
寝る時間なのにテレビを見ている。
ゲームをやっている。
寝る気配がないので「もう22時過ぎたよ」と時間を伝えると、怒りだして反抗する。
 
 
こんな子どもの様子を見ると、どうにかして早く寝かせないといけないと感じてしまいますよね。
 
 
わが家の子どもたちも、「そろそろ寝ようか~」と優しく言っても、「早く寝なさい!」と叱っても、なかなか動きませんでした。
 
 
子どもが寝てくれないと、自分も遅くまで起きていないといけないので朝起きられなくて不安定になる。生活リズムは乱れ、日中もなんとなくイライラしてしまい、このままでは良くないと焦るばかり。
 
 
 
 
このままだと子どもたちも自分も、毎日寝不足状態が続いてしまうのでは… あるいは、昼夜逆転になってしまうんじゃないか。
そんな心配もあり、どうにかしたいと悩んでいました。
 
 
どうしたらいいのかわからず、早く寝る方法を考えたり、ネットで検索したり本を読んだりしてヒントを探していましたが、なかなかうまくいきませんでした。
 
 
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2.子どもが早く寝ないのはなぜ?睡眠ホルモンの仕組みとADHDの子の特徴

 
 
なかなか寝てくれない子どもの対応を考える前に、まずは「睡眠」についてホルモンの仕組みから考えてみましょう。
 
 
睡眠に関わるホルモンのひとつに「メラトニン」があります。
 
 
メラトニンは朝、光を浴びてから約14〜16時間後に分泌されます。
 
 
つまり、メラトニンの分泌が高まるのがちょうど夜になるようになっていて、自然な睡眠を促すはたらきをしているんです。
 
 
その後、眠りに入ると分泌量は減っていって、朝目覚めたときに明るい光を浴びるとその分泌がリセットされるというサイクルをつくっています。
 
 
また、メラトニンは心をリラックスさせるというはたらきもあって、自然な眠りへと導きます。
 
 
つまり仕組みから考えると、朝の光を浴びるように起きられるかを考えるのが正解。夜より朝の時間の方が重要なんだ!ということです。
 
 
 
 
また、注意欠如・多動症(ADHD)の特性がある場合、対応にポイントがあります。
 
 
ADHDの子どもの場合、この睡眠ホルモンは通常の人よりも1時間ほど遅れて分泌されると言われています。
 
 
そうなると、
1時間遅れで夜眠る→朝起きるのが遅い→夜の眠くなるタイミングが遅くなる→ADHDの子はそこから1時間遅れ→朝起きるのがさらに遅くなる…
という悪循環になっていってしまいますよね。
 
 
だからこそ、朝しっかり光を浴びられるように朝の時間を整えてあげられるかが、ママの関わりのポイントになってくるのです。
 
 
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3.「早く寝なさい」という声かけが実は逆効果になっている理由

 
 
子どもが夜なかなか寝ないとき、まず整えたいのは、「朝に脳をしっかり起こす」ことです。
 
 
実は多くのママが知らず知らずにやってしまっているかもしれないのが、「早く寝かせなきゃ」という気持ちを子どもに押し付けることで、余計に寝られない状態にしているということです。
 
 
早く寝なさい!
もう寝る時間だよ
なんで寝ないの?
何時だと思ってるの!
 
 
そんな声かけが増えるほど、子どもにとってはプレッシャーやストレスになります。
 
 
ただでさえホルモンの関係もあって早く寝るのが難しいADHDタイプの子どもは、プレッシャーやストレスを感じると脳が過敏になってしまい、より寝られなくなってしまうんです。
 
 
 
 
だからこそ、「早く寝るように」ということばかりに気を取られるのではなく、本人に合った対応をしてあげたいですよね!
 
 
ではどうしてあげればいいのかというと、大切なのは夜に無理に寝かせようとすることでなく、朝の時間にしっかり脳を起こしてあげることです。
 
 
どうやって脳を起こすのか、次の章で具体的な方法を紹介しますね!
 
 

4.「早く寝なさい」は卒業できる!自然と早く寝るようになる朝の起こし方

 
 
朝しっかり「脳を起こす」のに効果的なのは「色々な刺激を入れてあげる」という方法です。
 
 
目が開いていない状態であっても感覚は感じていることが多いからです。
 
 
感覚へのアプローチの方法を3つ、紹介しますね!
 
 

①触覚へのアプローチ

 
 
・体にソフトタッチ
・マッサージ
など
優しく触れることで、「触られている」という感覚と、安心、リフレッシュという効果を使う
 
 

②聴覚へのアプローチ

 
 
・好きな音楽を流す
・Youtubeやゲーム機から音を流す
など
耳からの音をキャッチさせる
好きな音楽でポジティブな感情をつくる
見たい、やりたい欲を刺激する
 
 

③嗅覚へのアプローチ

 
 
・好きな食べ物のの匂いをさせる
たとえばチョコレートなどのお菓子
あるいは唐揚げなど好きな料理の匂いも効果的!
 
 
こんな風に、子どもに合う感覚で起きやすいものを探してみてくださいね!
 
 
 
 
実際に「早く寝る」という考えを捨てて、朝の関わり方を変えた生徒さんたちは、子どもが朝起きられるようになりました!という声を聞きます。
 
 
そして、それに合わせて夜も自然と寝られるようになっています。
 
 
子どもがなかなか寝ないと感じるとき、「どうやって寝かせるか」ではなく「どうしたら自然に寝られる状態になるのか」、そのポイントは「朝の時間にある」という考え方を知っておいてください。
 
 
これを知っているだけで視点が変わるので、自然と関わり方が変わって、不安定だった朝の空気も夜の時間も少しずつ変わっていきますよ!
 
 
 
 
執筆者:ありむらけいこ
(Nicotto Project 発達科学コミュニケーショントレーナー)
 
 
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