5歳児の癇癪が手に負えない…途方に暮れるママ
自分の思い通りにならない、 嫌なことを言われた、笑われた…。
お子さんが一度スイッチが入ると癇癪を起こし、行動が手に負えなくなることありませんか?
我が家には5歳児の発達障害・ADHD(注意欠陥多動性障害)の息子がいます。
息子は、自分の思うようにならない状況下になると、ダンダンと目がつり上がり、イライラが始まります。
文句を言い始め、モノにあたり、母にあたり…大声で叫ぶ。
何とか落ち着かせようと、 声をかけたり、おやつを出してみたり あの手この手で対応してみるもののうまくいかない。
あれ?むしろ、エスカレートしていっているかも。
大声で泣き叫んで、暴れ出してしまう息子。
ここまでくると、もう手に負えなくなり、こちらもつい怒鳴ってしまう。
「痛い! なんで叩くの?」
「ここで叫ばないで!みんな見てるよ!」
「いい加減にしてよ!」
「そんなワガママ言わないで!」
「じゃあどうすれば良かったの⁉」
火に油状態で、余計に酷くなる癇癪を力ずくで押さえ込むこともありました。
思い通りにならないと手に負えない癇癪を起こす息子に、どうすべきか悩み、途方に暮れる日々でした。
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5歳児の反抗期と発達障害の合体が癇癪の原因?
5歳児は正常な発達段階として、自立心が芽生え、自分の考えをもちます。
自我も大きくなり、自分がしたいことも明確になってきます。
しかし、それをうまく言葉で表現しきれない、5歳児ができることとのギャップにイライラするなどの理由から、親に対して口答えをしたり、言葉遣いが悪くなったりすることがあります。
そうです、いわゆる、反抗期。
5歳児の反抗期は、代表的な反抗期である、第一次反抗期と第二次反抗期の間の反抗期として、中間反抗期とも呼ばれています。
息子は、中間反抗期とADHDの特性が合体し、ますます私への態度は酷くなっているようでした。
また、落ち着いている時には正しいかどうか判断できることでも、怒りMAXの間は、自分がとっている行動が正しいかどうかなんて判断できません。
なぜなら、脳の中がネガティブな感情(怒りや恐怖)によって、戦闘モードに入ってしまい、非効率な状態になってしまっているからです。
感情・行動をコントロールすることが苦手とされるADHDっ子にとって、強い怒りを感じている最中は特に”適切な行動”や”適切な言動”を判断することはできず、本人もどうしていいか分からなくなっているのです。
癇癪は、 自分の思いや気持ちをうまく処理できず、「困っている」というサインなのです。
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手に負えない癇癪が激減するとっておきの方法2つのポイント
じゃあ、その思いに寄り添って、応えてあげないと!
何が気に入らなかったのか?どうしたいのか?を聞いて、解決策や代替案を見つけてあげればいいんだ!
そう思われる方も多いかもしれません。
しかし、癇癪が起きている間は正しい判断ができる状況ではありません。
癇癪を起こしている間にいくらポジティブなアドバイスや声かけをしても、代替案の提案をしても、脳には届いていないのです。
癇癪を起こしている間はどんな素晴らしい声かけをしても、脳には届いていない状態です。
何かしら声をかけることで、余計にヒートアップさせてしまうことも少なくありません。
そんな… では、もうこの状態に耐えるしかないの? と不安に思われた方、大丈夫です。
5歳児の癇癪にとっておきの方法があります!
ポイントは2つです!
とっておきの方法2つのポイント
ポイント1:癇癪を起こしている間は徹底してスルーする
頑張って声をかけても、頑張ってどうにかしようとしても脳まで届かない。
つまり何をしても無駄。
だから、脳が戦闘モードから解放されるまでは何もせず待ちます。
“癇癪を起こしている間は徹底してスルーする“ ということです。
癇癪の間は目線すら送らないようにして、スルーを徹底します。
スルーする際は、危険が無い状況下だということが大前提。
スルーしつつも必ず様子は確認するようにします。
ポイント2:肯定の声をかける
偶然でも一瞬でも癇癪がおさまった!と思えるタイミングを見つけたらすぐに肯定の声をかけます。
「泣き止んだね」
「手がとめられたね」
「自分で落ち着けたね」
落ち着きを取り戻している時は、脳まで声が届きやすくなります。
そして、脳まで声が届けば、その後は少しずつ自分で感情や行動をコントロールできるようになっていきます。
タイミングを逃さないよう、スルーしつつもお子さんの様子を気にかけておきましょう。
癇癪を起こしていないときの関わり方
最後にもうワンテクニックを紹介します。
癇癪を起こしていない時にこそ、お子さんとたくさん関わりを持つ!!
「何のゲームしてるの?」
「どのキャラクターが好き?」
「一緒に◯◯して遊ぼっか!」
お子さんの好きなことに興味を持ち、関わることで、楽しい親子時間が増えること間違いなし!
とっておきの方法に変えて3ヶ月後の息子
これまでの私の対応は、 癇癪が起きてから。
癇癪中に、 なんとかしなければ!と焦り、泣きじゃくり大声をあげて暴れる息子に真正面から応戦してしまっていました。
しかし、癇癪のときにはとっておきの方法を続け、日ごろの関わりも大切にしていきました。
すると、我が家の息子は、癇癪を起こしている時間が短くなり、癇癪の頻度も減っていきました。
そして、対応を初めて3ヶ月ほど経った今、癇癪は激減し、怒りが込み上げてくると自分でその場を離れるなど、癇癪の予防までできるようになってきたんです。
癇癪が手に負えないお子さんでも大丈夫。
ぜひ、この方法を参考にされて、癇癪での親子バトル時間を楽しい親子時間に変えていって下さいね。
執筆者:山田こはる
(発達科学コミュニケーショントレーナー)


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