お友達と会話が噛み合わないADHDの子ども
「会話が噛み合わないな…」と注意欠陥多動性症候群(ADHD)グレーゾーンのお子さんが心配になることはありませんか?
・お友達が話している途中で口をはさんでしまう
・会話と全然違う内容の話をする
・お友達と言葉の意味が合っていない
AくんはADHDグレーゾーンの子どもです。
Bちゃん(お友達)との会話では…
B「今日のお弁当(…うちは大好きなウィンナーはいってたんだ~。)」(と言いたかったBちゃん)
A「今日は、おうちでパズルで遊んでから幼稚園に来たんだよ~。パズルで恐竜をつくったんだ!一番大きく作ったんだ、それでさ…」
B「今日のお弁当のこと話したかったのに…」
A「今、ボクが話してるから黙ってて!」
B「…」
(バスのおもちゃで遊んでいるAくんとBちゃん)
B「バス、ブーブー」
A「Bちゃん、チョコある?」
B「あ、おやつ?今はチョコないなー、ポップコーンならあるよ!」
A「今はいいよ」
B「(?)今食べるんじゃないの?」
A「今度の遠足のときだよ」
B「なんで今遠足の話…?」
(AくんとBちゃんはお食事のおままごと中)
A「ごはんのところやろう!」
B「いいよ」「お待たせ~、お味噌汁ですよ~、Aちゃ~ん、はいど~ぞ」
A「なんで⁉ご飯って言ったじゃん!」
B「ごはんのときはお味噌汁も食べるでしょ!」
A「そんなのわかんないよっ!」
会話が噛み合っていない…と感じる場面となり、ママは悩んでしまいますよね。
会話が噛み合わないADHDの子どもの脳の特性とは?
ADHDのグレーゾーンのお子さんは、 お友達との会話の中で、内容が難しくてわからない、興味ない!と感じると、それを理解しようとするのではなく、別のことを考えだします。
そして、空想の世界へワープ☆!
その世界のことを突如話し始めたりするため、会話が噛み合わない、空気が読めない、と言われてしまうことがあるのです。
また、ADHDのグレーゾーンのお子さんは、注意力の持続が難しいという特徴もあります。
会話中に周りの刺激に反応してしまい、気持ちが逸れて話の内容も変わってしまうことがあります。
例えば、部屋のテレビの音や窓の景色に気を取られて会話が中断してしまうのです。
加えて、自分の考えや感情を抑えることが難しいという特徴も持ちます。
この特徴は、会話のときにも現れ、相手の話を最後まで聞かずに、自分の思ったことや考えをすぐに話してしまいます。
小学校入学までに育てたい「会話力」
春から年長さんになるお子さんなら、その1年で「会話力」をぜひ育ててあげたいのですね。
なぜならば、小学校生活は園生活と違い、全てが言葉での指示によって行動することがグっと増えてきます。
約30人の生徒に対して1人の先生になる中、先生のお話を聞きとる力が必要があります。
まずは、お友達とのコミュニケーションをスムーズにして、相手の話を聞き、会話ができる力を身につけていきましょう!
会話が噛み合わないADHDの子どもの会話力が育つ3つのポイント
そこで、ママがおうち先生となって、お友達との話がかみ合うようになるワンレクチャー!
ママとの1対1の会話から経験を積みましょう。
今すぐできることは…
1.短い分かりやすい言葉で話すことです。
まずは、お母さん自身が矢継ぎ早に話す、長々と話すことをやめましょう。
子どもの脳の処理はゆっくりなため、矢継ぎ早に声をかけられたり、複数のことを一度にまとめて話されたりすると『分からない』で終わります。
ママが短い分かりやすい言葉で話すことで、子どもの「分かった!」の感情から脳が育ちます。
2.次の声かけまでゆっくり2秒ほど待つ
声をかけたら、次の声かけまでゆっくり2秒ほど待つくらいがちょうどよいです。
1.2.を使って、例えばこんな会話です。
「絵本読んでるんだね」
2秒待つ
「誰がでてきたの?」
2秒待つ
「どんなところがおもしろかった?」
2秒待つ
一つ一つゆっくりと、子どもの言葉を聞きながら、丁寧に会話が進められるといいですね!
3.話すスピードや声のトーンを明るくする。
子どもは親の話し方を模倣します。
周りの大人が話すスピードや声のトーンを明るくすることで、同じように話してみるようになります。
1.短い分かりやすい言葉で話す
2.次の声かけまでゆっくり2秒ほど待つ
3.話すスピードや声のトーンを明るくする
の3つを試してみませんか?
お子さんの「会話力」が育ち、お友達とコミュニケーションをとれるようになっていきます。
ママとも楽しい会話がたくさんできるようになるといいですね!
執筆者:浅田みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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