お友達と話がかみあっていないのでは、というお悩みはありませんか?
お子さまの様子をみながら、こんなことが心配になることはありませんか?
・お友達との会話がかみ合ってない
・話している途中で口をはさんでしまう
・会話と全然違う内容の話をする
たとえば Aちゃん(ASDグレーっ子)とBちゃんお友達の会話
B「今日のお弁当、うちは大好きなウィンナーはいってたんだ~。Bちゃんは?」
A「あのね、おうちでね、パズルして遊んだの」
とか
B「おやつ一緒に食べようよ!いろいろあるよ!チョコとかポップコーンとか…」
A(会話の途中で)「ひとりでブロックしてくるね」
という場面です。
人の話を聞けてないのでは?と感じる場面となり、ママは悩んでしまいますよね。
話がかみ合わないのは、脳の特性が関わっているから
子どもの脳は暇になるのを嫌います。
お友達との会話の中で、内容のが難しかったり、興味ない!と感じると、それを理解しようとするのではなく、別のことを考えだします。
そして、空想の世界へワープ☆!
その世界のことを突如話し始めたりするため、話がかみ合わない、空気が読めない、言われてしまうことがあるのです。
また、ASD(自閉症スペクトラム)の特性を持つ子は感覚過敏な子も多くいます。
聴覚過敏を持つ子であると、たとえば教室での先生の話に注目して聞くことが難しく、雑音一杯に感じる場合があるのです。
小学校入学までに授けたい「会話力」
年長さんはこの1年で「会話力」をぜひ育ててあげたいのです。
なぜならば、小学校生活は園生活と違い、全てが言葉での指示によって行動することがグっと増えてきます。
約30人に1人の先生、目立たないタイプの子は放っておかれる心配もある中、先生の指示を聞きとり、自分で会話できる力が必要です。
また、お友達とのコミュニケーションもスムーズにいくよう準備しておくと安心ですね
話がかみ合うようになる、ママとの会話のコツ
そこで、ママがおうち先生となって、お友達との話がかみ合うようになるワンレクチャー!
ママとの1対1の会話から経験を積みましょう
今すぐできることは、ママがゆっくり分かりやすい言葉で話すことです。
声をかけたら、次の声かけまで2秒ほど待つ、くらいがちょうどよいです。
子どもの脳の処理はゆっくりのため、矢継ぎ早に声をかけると『分からない』で終わります。
例えば、こんな会話
「絵本読んでるんだね」
「誰がでてきたの?」
「どんなところがおもしろかった?」
一つ一つゆっくりと、子どもの言葉を聞きながら、丁寧に会話が進められるといいですね!
子どもは親の話し方を模倣するので、周りの大人の話すスピードや声のトーンを明るくすることで、子どもの分かった!の感情から脳が育ちます。
そして、同じように話してみるようになり、お友達とコミュニケーションをとれるようになっていきます。
楽しい会話がたくさんできるといいですね!
執筆者:浅田みほ
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
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