強迫性障害で捨てるのが怖い!「物が捨てられない」子どもをたった1ヶ月で解決させたおうち対応!

子どもがゴミと思えるものを大量にため込み、捨てたり、片付けたりするとひどい癇癪を起こしませんか?「物が捨てられない」行動は、発達障害の二次障害として現れる強迫性障害の一つです。発コミュの対応ならおうちで1ヶ月で解決することができますよ!

強迫性障害で捨てるのが怖いと思う子どもをもつママ

発達障害の子どもが、周囲にはゴミや不要に見えるものを捨てられず、大量にため込むことはありませんか?

ため込んだものには触れさせず、捨てるのが怖いということはありませんか?

捨てられない物を片付けようとすると、激しい癇癪を起こすため物を捨てることができず、

捨てられない物で家中が散らかり「我が家はゴミ屋敷になってしまうのでは…?」と心配になることはありませんか?

わが家には、小学5年生の自閉症スペクトラム(ASD)グレーゾーンの男の子がいます。

息子は、児童精神の先生より強迫性障害の一つ「保存強迫症」と診断されました。

先生からは、「親御さんの粘りある養育が要求されます。」と言われました。

そもそもの始まりは、「見る」「見ない」に関わらず、テレビ番組を大量に毎日HDDに保存する行為から始まりました。

テレビの日付選択のカレンダー画面の1週間分を、タブレットで毎日写真撮影し保存します。

なぜ撮影してタブレットに保存しておくのか、私には全く意味の分からない行動です。

私はそのリモコン操作につきあわされます。

その後も、どんどんひどくなっていき、ボロボロのソファも「捨てない、とっておく!」と言い張る。

壊れた洗濯竿も捨てないと言い張り、分解して一部を保管する。

お薬の袋、ペットボトルの包装紙、焼きそば・パスタソースの袋、ドリンクの空き瓶、カップラーメンの容器、壊れた食器などなど…を大量に保存して捨てられなくなりました。

間違って、地域のごみの日に捨てると、「取ってきて!」と大癇癪を起し、ゴミの集積所からゴミ袋を持ち帰り、探し出して息子に返すこともありました。

捨てられない物をしまうことはなく、ピアノやタンスの上などに置いておかないといけません。

片付けたり、しまおうとすると腹を立て、癇癪を起すため触ることもできません。

家の中が、捨てられない物で散らかり、汚ならしく見え、落ち着きません。

それを見ているだけでイライラしてきます。

「捨てよう」と言っても、「いやだ!」「ダメ!」と腹を立てて癇癪を起こします。

テレビ番組の保存では、私のリモコン操作が悪いと怒ります。

私も理不尽に怒られているようで腹が立ってきます。

捨てられない物で家の中があふれ、「このままではゴミ屋敷になってしまうのではないか⁉」と心配で、何とかしないといけないと思いました。

物が捨てられないのは発達障害の二次障害?

発達障害の二次障害として強迫性障害が現れることがあります。

発達障害の人は、強迫性障害になりやすく現れる確率は12.5%といわれています。

物を過剰かつ大量に集めたり、物を捨てることができない状態は「保存強迫症」といい、強迫性障害の一つです。

最近は、「溜め込み症」という心の症状(強迫関連障害)として独立しています。

「捨てる」「捨てない」を決定するときに、間違った判断への恐怖や、将来必要になるかもしれない不安などが、「捨てること」を難しくするといわれています。

その原因として、周囲から理解されない、繰り返しの注意や叱責による強いストレス、不安の積み重ね、自己肯定感の低下などが考えられています。

強迫性障害で捨てるのが怖い子どもへの基本的な対応

このような強迫性障害にも、発達科学コミュニケーションの声かけで対応します。

強迫性障害のお子さんが、ゴミのように見える物を捨てられない行動は「好ましくない行動」としてスルーしてかまいません。

子どもがこだわっていることに、お母さんはこだわらないようにします。

逆に、物を捨てたり、片付けたりする行動は「好ましい行動」としてすかさず褒めます

例えば、

捨てようと動き始めたら「これは捨てるんだね」と声をかけます。

少しでも捨てたら「捨てることができたね」と褒めます。

発達科学コミュニケーションの対応は、物が捨てられない強迫性障害にも効果を発揮しますので、今すぐに始めましょう。

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強迫性障害で捨てるのが怖い子どもの症状が1ヶ月で解決した対応

我が家では、この対応を続けることでパスタソースの袋やカップラーメンの容器などは、商品コードの部分だけを切り取り、他の部分を捨てるようになりました。

すかさず、「ここは捨てるんだね」と褒めます。

商品コードの部分だけだと小さいので捨てられないものが少なくなっていきました。

時々「これは捨てる」と言って、捨てられなかった物をまとめて捨てることも増えてきました。

「わぁ、捨てるんだね。〇〇君は決断力があるね~」と言って褒めます。

保存するものがどんどん少なくなり、捨てられる物が増えていきました。

テレビ番組の保存行動は、私をつき合わせることなく、自分一人で行うようになりました。

最後まで残ったのは、テレビ番組の保存行動でした。

その頃、私に1泊2日の出張があり、家を不在にすることがありました。

出張から帰宅すると

「ぼく、テレビ番組の保存もやめたよ。やめるならお母さんのいないときがチャンスだと思ったんだ。この日しかないと思った。」と報告してくれました。

それを最後に、すっかり物が捨てられない症状はなくなりました。

児童精神先生から「保存強迫症」と診断されてから、たった1ヶ月で症状をなくすことができたのです!

1ヶ月という短期間で症状がなくなり、先生も大変驚いていました。

子どもが不要なものをどんどんため込み、捨てることも片づけることもできないでいるママさん。

物が捨てられない行動は「好ましくない行動」としてスルー

少しでも物を捨てようとしたり、片付けようとした行動は「好ましい行動」としてすかさず褒める

の対応をしてみませんか?

子どもが自信をもって「捨てる」の決定ができるようになります。

子どもの「捨てる」「捨てない」の決断力が高まりますよ。

執筆者:川上陽子
(New Mammyアンバサダー★)

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