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はっきりした理由がないのに学校に行けない?発達障害の登校しぶり解消のコツとは

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「学校に行きたいのに行けない…」こんな子どもの登校しぶりに悩んでいませんか?実ははっきりとした理由がなくても、発達障害の子どもは登校しぶりを起こすことがよくあるんです。ここでは子どもの登校を促す対応のコツを紹介します。
 

【目次】

 

1.「学校に行きたいのに行けない…」こんな子どもの登校しぶりに悩んでいませんか?

 
 
行事が多い、勉強が難しくなるなど発達障害の子どもにとってストレスがたまりやすい2学期。こんな中、お子さんは毎日スムーズに登校できていますか?
 
 
もしかしたら、毎朝登校しぶりの対応で悩まされている…というお母さんもいるかもしれませんね。
 
 
発達障害の子どもは様々な特性を持っており、感覚過敏や学習障害が原因で不登校になるという子も多くいます。
 
 
しかし、一方で「はっきりした理由はないけれど登校をしぶる」というタイプも多いんです。
 
 
また登校しぶりにはパターンが2つあります。
 
 
1つ目は「学校に行きたくない!」と本人が学校に行くことを嫌がっているパターン、2つ目は「学校に行きたいのに行けない」と本人に登校する意志があるパターンです。
 
 
実は2つ目の「学校に行きたいのに行けない」というパターンはお母さんの対応に注意が必要です。
 
 
なぜなら本人には登校したいという意志があるため、学校を休ませるという方法では解決にならないからです。
 
 
今回は、「はっきりした理由がないのに登校をしぶる」「本人に学校に行きたいという気持ちはある」という場合に焦点を当てて、登校しぶりの対応のコツをお話しします。
 
 
 
 

2.発達障害の「理由がない」登校しぶりには脳の特性が関係

 
 
「はっきりした理由がないのに登校をしぶる」や「学校に行きたいのに行けない」は一見矛盾しているように見えるため、お母さんも対応が難しいですよね。
 
 
「理由がないのになんで登校をしぶるんだろう?」「学校に行きたいのに何で行けないの?」とどうすればいいのか分からず、お母さんもとても辛いと思います。
 
 
実は私もその1人でした。我が家の息子は発達障害グレーゾーンの小学校1年生。
 
 
幼稚園の頃は登園時間が近づくと「お家を出る時間なのに泣くのが止まらない!」とパニックを起こし登園させるのも一苦労。
 
 
しかし本人に聞いても、普段の様子を見ても決定的な行きしぶりにつながる要因が見つからない…という毎日でした。
 
 
しかし、この一見複雑に見える登校しぶりには発達障害の子どもの脳の特性が2つ大きく関係していたのです。
 
 

◆①ネガティブな記憶が残りやすい

 
 
発達障害の子どもは、楽しかった記憶よリも嫌な記憶の方が残りやすいという特性を持っています。
 
 
発達障害の子どもは他の子どもと比べてできないことや苦手なことが多く、学校でも注意され叱られる機会が増えがちです。
 
 
そんな積み重ねが子どもの自信を奪い、学校に対して漠然としたネガティブなイメージを作ってしまうのです。
 
 

◆②嫌なことに対してエンジンがかかりにくい

 
 
発達障害の子どもは脳の発達が未熟なため、やりたくないことをやる時に大人の何倍もエネルギーを必要とします。
 
 
そのため、嫌なことに対してエンジンがかかりにくい状態であり、「はっきりとした理由はないけれどなんとなく学校が嫌」くらいの気持ちがあるだけで、登校をしぶるようになってしまうのです。
 
 
つまり「はっきりした理由はないのに登校をしぶる」「学校に行きたいのに行けない」タイプの発達障害の子どもには、お母さんが対応を工夫して、エンジンをかかりやすくしてあげることが大事なんです。
 
 
 
 

3.必要なのは子どもに自信をつけてあげること

 
 
登校しぶりのある発達障害の子どもにしてあげて欲しいことは、自信をつけて行動を促してあげることです。ここでは実際に私が息子にやって効果的だった2つの方法を紹介します。
 
 

◆①できているところを褒めてあげる

 
 
まずやって欲しいことは普段から子どものできているところに注目して褒めてあげることです。
 
 
朝はバタバタしていてどうしても「早く〇〇して!」なんて声かけをしてしまうことが多いかもしれません。しかしこれでは子どもはどんどん自信をなくすだけです。
 
 
子どもに自信をつけるにはできているところをたくさん見つけて褒めてあげることが必要です。
 
 
「ちゃんと起きれたね!」
 
「着替えてるんだ!」
 
「ご飯たべれたね!」
 
「歯磨きしてるんだね!」
 
 
こんな風に子どもがやっていることをそのまま口に出してあげましょう。子どもは褒められると自信がつき、自分で考えて行動できるようになるんですよ。
 
 

◆②子どものペースを最優先する

 
 
2つ目は子どものペースを最優先するということです。
 
 
息子の行きしぶりがひどかった時、私は「ちゃんと落ち着いてから行けばいいんだよ。何時になっても大丈夫だよ。」と声をかけながら落ち着くまで背中をさすっていました。
 
 
幼稚園にも息子の行きしぶりのことを伝え、遅刻については了承を得ていました。
 
 
そしてパニックが収まった後も無理強いはせず、
 
「ちゃんと落ち着けたね。とりあえずトイレだけ行ってみる?」
 
「トイレ行けたね!じゃあ玄関を出てみる?無理そうだったら途中で帰って来て大丈夫だよ。」
 
「おうち出れたね!じゃあ交差点まで行ってみる?」
 
「もうここまで来れたね!教室までお母さんと一緒に行く?」
 
という感じで褒めとスモールステップの声かけで息子の行動を促すようにしていました。
 
 
もちろん道の途中で止まってしまうことも何度もありました。しかしここまで来れたことをその都度褒め、息子が歩き出すのを待っていました。
 
 
息子は時間がかかっても最終的に登園できるタイプでしたが、途中で「やっぱり無理!」となる場合もあると思います。
 
 
そんな時は「ここまでよく来れたね。頑張ったね!」と途中まででも行けたことをしっかり褒めて無理強いはしないようにしてください。
 
 
こうやってできているところをたくさん褒める、子どものペースを最優先するということをしているうちに息子は登園前にパニックを起こすことはなくなり、行きしぶりもなくなっていきました。
 
 
小学生になった今は毎朝笑顔で登校しています。
 
 
 
 
いかがでしたか?
 
 
「はっきりとした理由がないのに登校をしぶる」
「学校に行きたいのに行けない」
 
 
という発達障害の子どもの登校しぶりには、自信をつけて行動を促してあげることが必要です。
 
 
お母さんの対応で子どもの登校しぶりを解消してあげてくださいね。
 
 
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執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)

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