猫がもたらす効果に驚き!発達障害の子の自立と共感力がUPした息子の記録

 

子どもたちの希望で子猫の「クロ」をお迎えしました。可愛いのはもちろんのことですが、猫がもたらす効果に驚くことになりました。猫との暮らしが初めての我が家が悪戦苦闘した様子と発達障害・境界知能の息子の自立が進み、共感力がUPした記録をお伝えします。
 

【目次】

 
 

1.初心者家族の家に子猫がやってきた

 
 
猫を飼うのもペットを飼うのも初心者の我が家。お迎えの準備期間を経て、いよいよ子猫の「クロ」がやって来て猫との暮らしが始まりました!
 
 
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この時はまだ、猫が子どもにもたらす効果なんて想像していませんでした。
 
 
 
 
クロちゃんとっても臆病な性格らしく
 
 
・隠れて出てこない
・ご飯を食べない
・おしっこしない
 
 
など、環境が変わった猫がたどる典型的な反応をしてくれました…
 
 
可愛いな♡と癒やされる以前にこの小さな子猫を無事に育てなければと
 
 
クロが我が家に慣れるまでの数週間ほどは驚くほど家族が一致団結し試行錯誤&悪戦苦闘の連続でした。
 
 

2.子猫のクロと発達障害・境界知能の次男との戦い

 
 
やっとご飯を食べるようになり落ち着いてきたクロでしたが、そもそも、猫は子どもが嫌い(苦手)なんだそうです。特に子猫は子どもが大の苦手!
 
 
なぜなら、無理やり抱っこされるのも、追いかけ回されるのも、ドンドン大きな音がするのも大嫌い!要するに力加減を知らない子どもが大嫌いなんです。
 
 
発達ゆっくりでASD傾向の次男には「猫は小さい子どもが苦手なこと」「こんなことが苦手なんだよ」と具体的に伝えてありました。
 
 
すると「僕のことだよね…」と、その時はちょっと悲しそうな表情を見せていたんです。しかし、実際一緒に暮らし始めるとやはり次男の愛が強すぎました…。
 
 
 
 
可愛い!抱っこしたい!触りたい!気持ちが抑えられない!!
 
 
やっと慣れてきたのにクロはキャットタワーに隠れてしまい出てこない…その隠れた場所に次男が入り込む!
 
 
クロは自分のテリトリーに入り込む次男が大嫌い!クロはストレスいっぱい!!で、次男の持ち物にわざとおしっこしたり、次男の足音を聞くと逃げて隠れるようになってしまいました。
 
 
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3.一緒に暮らしてみるとわかること

 
 
猫は「マイペース」と聞いていたので人間と猫がお互い好きなように暮らすイメージで早く家にも慣れてくれるのかと思っていました。
 
 
しかし、実際暮らし始めてみるとやっぱり違いました。まずは猫に合わせて人間が環境を整えていかないとと改めて実感しました。
 
 
特にクロは子猫なので人間で言うと赤ちゃんです、そして言葉も通じるわけではありません。言葉が通じない分、表情や仕草でクロの気持ちや体調をくみ取らなくてはなりません。
 
 
 
 
子ども達も自分たちなりに協力をしてくれていましたが、発達がゆっくりな境界知能の次男はその特性から自分の身体の動きや力の入れ具合を感じる感覚の発達が弱いため
 
 
自分が思っている以上に強い力で撫でてしまったり、クロが嫌がっていても自分の気持が抑えきれなくて無理やり抱っこしてしまうなど
 
 
クロに予想以上にストレスを与えてしまうことになってしまいました。
 
 
ですが、家族の中では一番年下なこともあって、次男は甘えだったり、わがままなところもあり普段は泣いたり怒ったりすることもあるのですが
 
 
クロに対しては自分の思うようにならないからと泣いたり怒ったりすることはなかったんです。
 
 
「仲良くなりたい」という次男の気持ちを大切にクロとの関係を友好的に変えていく挑戦が始まりました。
 
 
言葉で言ってもなかなか伝わりにくい息子に対してどう伝えていくかは母の腕にかかっています。
 
 
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4.発達障害の子どもにわかりやすく伝えるには?

 
 
 クロのことが可愛くても察することや力加減が難しくて力が強くなってしまう次男には具体的にその場ですぐ声掛けをするように心がけました。
 
 
なぜなら、発達障害・境界知能の息子には抽象的な表現は理解しにくいため、具体的に伝えることと実際に目で見せることで言葉の理解を助けることができるから。
 
 
また、「あの時はこうしたほうが良かったね」と過去のことを言っても忘れてしまっていることが多いので、その場ですぐに対応することも大切です。
 
 
 
 
 
・撫でる力が強い時は「そーっと触ってあげようね」とそーっと撫でる様子をみせる
 
・撫でる場所も「顎の下とか首の後ろやおしりが好きなんだって」と実際に撫でる
 
・気持ち良さそうにしてる猫の姿を見せて「これは気持ちいい顔だよ」と教える
 
・追いかけるんじゃなくて「くろが近づいてくるのを待っててあげてね」「近づく時はぬき足さし足だよ」とやってみせる
 
 
ポイントはその場ですぐに、わかりやすい言葉で具体的に見せながら声掛けをすることです。
 
 
私と一緒にクロとの接し方を練習する一方で、次男はYouTubeで人気の猫の動画を観て、猫の情報をインプットしては仲良くなろうといろいろ試すようになりました。
 
 
そのうち半年もすると、お互いが歩み寄る変化が出てきたんです。
 
 

5.猫がもたらす効果に驚き!発達障害の子の自立と共感力がUP

 
 
最初の頃はいろいろとハプニングもありましたが、お互い猫と人間の暮らしも慣れてきて、半年もすると変化が現れました。
 
 
クロも大人になってきて次男のことも理解している様子、無理に抱っこされても呆れ顔。
 
 
次男もだんだんと優しく撫でることができるようになり、クロもゴロゴロと喉を鳴らして気持ちよさそうにしています。
 
 
次男自ら食事のお世話をしたり、一緒に遊んだりできるようになるとクロもご飯が欲しくて次男にしっぽをスリスリくっつけてみたり。
 
 
ゴロゴロと寝転んでみせたり、「遊んで!」と言わんばかりに猫じゃらしを持ってくるなど対応が変わっていきました。
 
 
猫の変化を感じるたびに次男は「かわいいね〜」と嬉しそうにしています。
 
 
「クロは夜の目が一番かわいいよ」「撫でるとモフモフしてて気持ちいいよ」と自分のお気に入りも見つけました。
 
 
 
 
「クロは**って思ってるのかな?」
「クロが***って言ってるよ!」
 
 
なんて言葉の発達がゆっくりな次男が猫の気持ちを代弁してあげたりするんです。家族の中で一番、猫の気持ちに寄り添っています。
 
 
帰宅すると一目散にクロに「ただいま」の挨拶をしてナデナデ、自分の気持ちを切り替える時もクロを撫でて切り替えているようです。
 
 
次男は、2学期から学童を卒業し、一人でお留守番するようになりました。「クロがいるから大丈夫」なんだそう、相棒がクロになりました!今では一番の仲良しです。
 
 
クロに対する共感力がUPしたり、息子の自立がはじまりお留守番ができるようになるなんて猫がもたらす効果に驚きの連続です。
 
 
家族みんなが帰宅の挨拶とともにクロをナデナデ。「今日のクロはどうだった?」「僕にはスリスリしてくれたよ♡」などと家族の会話が増え、話題に上がらない日はありません。
 
 
猫は基本的にマイペース。
 
 
自分がおねだりするときだけスリスリしたり、しっぽの先っちょで返事したりととっても表情豊かな反応はしてくれるけど、ベタベタしすぎない猫は我が家にはちょうどいい距離感だったようです。
 
 
クロに癒やされる毎日です。クロは今では大切な家族の一員です。
 
 
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執筆者:嘉山葉子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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