理科が苦手なママはいますか?自分が苦手なものだと子どもに教えるのは難しく抵抗がありますよね。苦手でも苦手なりにできることはあります!今回は日常の中でカンタンにできる取り組みについて具体例を交えながらお伝えしていきます。
【目次】
1.理科が大嫌いになってしまったママの小学校時代
私は小学校3年生の時に初めて通知表で「2」をもらいました。
その教科は理科でした。
通知表で「2」があることがとてもショックで、それから理科が大嫌いになりました。
なんとなく苦手かも…。
あんまり理科をしていてもワクワク・楽しい気持ちにならない…と当時思っていましたが、まさか「2」をとるなんて思ってもみませんでした。
そして、自然の流れで、自分は理科ができない。理科は苦手。と頭の中に刷り込まれてしまい、まったく理科に興味が持てず、理科の授業を受けるのはずーっと!苦行を強いられているようでした。
親が苦手だと子どもも同じものが苦手になってしまうのでしょうか?
結果、それはNO!です。わが子は私とは真逆で理科が大好きになりました。どうしてそうなったのかわが家の秘密をお伝えしますね!
2.理科嫌いにさせないための工夫
振り替えってみると、私の場合、小学校で理科を習うまで理科の要素に触れる機会が極端に少なかったのではないか?と思っています。
自分の性格などからの興味関心もあると思いますが、当時私の親は共働きでほとんど家にいませんでしたし、忙しいあまり自分でやった方が早い!という親の思いが伝わって来たこともあります。
なので、自分から「〇〇がしたい」「〇〇させて」と言っても叶わないな、と諦めていたところもあり普段からあまりモノゴトを考えること事態していなかったと思います。
しかし、
「経験がものを言う」
「経験に勝るものはない」
という言葉があるように、どんな小さなことでも経験するのとしないのとではチャレンジする時にそのハードルの高さは変わってくると思うのです。
また、理科の勉強をする時には、仮説や計画などを考えるので想像したり、順序立てて考える力が必要になってきます。
起きた事柄について分析したり判断したり、説明する力も必要になってきます。
そのような力を引き出していくためには次のポイントを意識してみてはどうでしょうか?
・子どもに考える時間を十分に与える
・五感を刺激させながら体験させる
・楽しい要素を入れる
・家庭でできることを無理なくする(ハードルをあげない)
日常にどれだけこれらのポイントを散りばめ体験させていくかが、理科嫌いにさせないための一つの突破口になるのではないかと思います。
めちゃくちゃ好きにならなくても、せめて嫌いにはなって欲しくないですよね。
先にも述べましたが、私はとにかく理科が苦手で大嫌いでした。
自分が苦手だったからと言って子どもも同じような道を歩んでしまうのは避けたいと思ったのです。
そんな理科ダメダメなママが、難しく考えず家で取り組んできた具体的な内容を次でお伝えしていきます。
3.遊びと勉強のかベを取り払う!
「理科=勉強」となると苦手なものを教えるのには抵抗があるのですが、生活の中に理科の要素はたくさんあります。
なので遊びながら理科に触れる機会をつくっていくようにしました。
実際にわが家で取り組んできた内容をお伝えしていきますね!
◆①お風呂で遊ぶ
お風呂は理科実験の格好の場所です。
入浴剤、泡ボディソープ、洗面器、水鉄砲、タオル、ペットボトル、発泡スチロール、紙コップ、ビニール袋、スーパーボール、ドライアイス、柚子など色々なものを使ったり持ち込んで遊びました。
道具がなくても湯舟を波立ててみたり、水滴を観察したり、水面下に竜巻をつくったりして遊びました。
すると、自然と子どもの口から
「なんでこうなるの?」
「次こうしたらどうなるかな?」
と疑問の声がでてきます。親も子どもの気持ちに沿いながら、
「じゃあ、次こうしたらどうなると思う?ママはこう思うけど、〇〇君はどう思う?」
と考えてもらったり予想してもらったり大いに脳を刺激していきましょう!考えが合っているかどうかは別として、考えていることをシッカリ褒めてあげましょう。
もしママが返答に困ったら、お風呂からあがって調べたらそれで大丈夫です!ママも一緒に学ぶ、というスタンスでいきましょう。
◆②料理をする
生クリームをつくる時にボールに氷と塩を入れ、氷より温度を下げることを教えたり。
生魚を触って見たりヒレのつき方を観察したり、野菜が沈んだり浮いたりするのはなぜなのか?
パイナップルやキウイ、マイタケがお肉を柔らかくするのはなぜなのか?
キャベツやきゅうりを塩につけると水分が出るのはなぜなのか?などを調べたりしていました。
料理をしていると当たり前にしていることがありますが、なぜそうなるのか?を子どもと一緒に調べてみるといいですね。
◆③自然を観察する
子どもとお出かけすると春夏秋冬で見る景色は変わりますね。植物や生き物に変化があり、雲や月や星も変わりますよね。
一緒にいる時に、
「葉っぱが黄色いね、赤いね」
「夏の雲はモコモコして大きいね」
「どんぐりがいっぱいだね。色んな形があるね。」
とたくさん話してあげてください。
「皆既月食です!」「〇〇流星群です!」
と言われればそのブームに乗って、テレビでもたくさん放送されますので、一緒に観てどういう現象が起きているのかを会話して、月や星を実際に観察をするもの良いですね。
◆④ワークショップに参加する
費用がかかる特別なものに参加する必要はなく、近場でイベントやお祭りがあればワークショップをしていないか調べてみるといいですね。
お住いの地域の市報や掲示板などからイベントの情報をゲットするのもおススメです。
ワークショップでは家では体験できないことをさせてもらうことができるので是非!参加してみてください。
無料だったりお値段もお手ごろだったりするので参加しやすいと思います。
過去に体験した一部の例をあげると、
ちりめんモンスター探し、和紙作り、ドローン体験、ハチミツ搾取、空気砲作り、リース作り、移動動物園の体験会など面白い経験をたくさんさせてもらいました。
面白いと子どもは興味を持ってチャレンジするのでお子さんのワクワク感が生まれるような体験をやってみてくださいね。
結果的に子どもが「なんかこれ知ってる!あの時ママが言ってたなぁ」という記憶があれば勉強する時にきっとそこまで抵抗することはないと思います。
理科の勉強が本格的にはじまる小学3年生までに、理科の要素に触れる機会をたくさん作って、理科の授業を楽しめるように準備してみてくださいね!
また、他の教科も同じように生活の中で遊びながら学べることはできると思うので置き換えてやってみてくださいね。
勉強を苦手にさせないコツを知りたいママはまずこちらから!
執筆者:たむら ようこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)