子どもが思春期になると手をつなぐこともなくなってきて、寂しいですよね。大丈夫。思春期の子どもが嫌がらないスキンシップの方法ってあるんですよ。親子が自然に触れ合うスキンシップや、嫌がられない距離感を保ちながらのスキンシップもご紹介します。
【目次】
1.思春期になると減ってしまう親子のスキンシップ
2.今さらながらスキンシップの効果って大きい
3.思春期の子どもに気づかれないタッチ集
1.思春期になると減ってしまう親子のスキンシップ
子どもが思春期になると、ぎゅっと抱き合うとか手をつなぐとか、幼児の時のようなスキンシップを嫌がるようになります。
最近、親子のスキンシップが減ったなと思うと、もっと沢山抱っこしておけばよかった、なんて思うものです。
思春期は大体10歳から14歳頃に始まります。
スキンシップの頻度は個人差が大きいのですが、やはり大きくなってくると頻度は減りますよね。
沢山の良い効果があるので、親子じゃなくても、人間関係においてとても重要です。
思春期のお子さんが「触らないで~」って言ってこなければ、まだタッチできる希望アリです。
ウザがられない思春期対応のスキンシップについては、いくつかアイデアがあるのでご紹介しますね。
2.今さらながらスキンシップの効果って大きい
発達障害があるなしに関わらず、スキンシップは情緒の発達の面でたくさんの効果があります。
スキンシップは、感情のコントロールが苦手な発達障害の子どもに、思春期でもラクにアプローチできるコミュニケーションの方法です。
特に、友達関係などの社会性に課題があるお子さんなら、出来るだけ触ってあげた方がいいのです。
皮膚にふれるという刺激は、脳の神経回路を活性化して「ハッピーホルモン」として知られるオキシトシンが出て、幸福感を高めます。
「愛されている」という幸福感は自信につながります。
発達障害グレーゾーンの子どもの気になる行動や思考は、脳の未熟な部分が原因です。
この未熟な部分を発達させるには、
自信を付ける → 自信がついたら行動する → 行動することで脳が発達する
という発達の順序をたどります。
ですので、思春期対応のスキンシップを取り入れて、自信をつけていきたいですよね。
【期間限定 10月末まで】
繊細ちゃんに折れない心が育つ!
正しい甘やかし方がわかります
↓↓↓
正しい甘やかし方がわかります
↓↓↓
3.思春期の子どもに気づかれないタッチ集
では、思春期の子どもにウザがられない、気づかれない、ちょっと喜んでる?って感じるようなスキンシップを以下にご紹介します。
◆さりげないタッチ
「いってらっしゃい、気を付けてね」と肩や背中をさする
「やったねー」って言いながらハイタッチ
「よくできたね」と頭なでなで
「がんばってね」と肩をたたく
「がんばったね」と肩をマッサージ
「背が伸びたかもね」と頭をさする
◆ちょっと仕組んだタッチ
「ストレッチやろう」と背中を押し合う
「手、大きくなったね~」と手のひらを合わせる
「髪の毛を結んであげる」と髪をさわる
「髪の毛、乾かしてあげる」とドライヤーをかけてあげる
「肩がどうしても痛くって、ちょっともんでもらえる?」と肩もみしてもらう
◆これもスキンシップ
「はい、どうぞ」と醤油を手渡しする
「買い物袋、片方持ってくれる?」と半分持ってもらう(荷物を通じて繋がっているイメージ)
お母さんが笑顔を見せる(幸福感満載のエアースキンシップ)
いかがでしょうか?
これらも1つの「触れる」です。
ぜひオリジナルのスキンシップも考えてみてくださいね。
スキンシップって有限です。
日本は、外国のようなハグやキスが挨拶になる国ではないので、家庭やその子によってもスキンシップの形は違います。
ぜひ、お母さんが
「スキンシップ取れてるわ~」
「この子の情緒が落ち着いていくわ~」
っていうイメージを持ちながら、近くで触れられる喜びを感じてくださいね。
対応が難しい思春期女子の子育てのヒントがわかります!
執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)