イライラしちゃうママに伝えたい。感情的に起こってしまっても、その場の空気を一瞬で和ませ、子どもと仲直りするための魔法のテクニックをご紹介します。お互いの絆を深める方法とは？
【目次】
１．イライラしないママなんていない！毎日の子育て
２．なんでイライラは止められないの？
３．一瞬で仲直りできる魔法のテクニック
１．イライラしないママなんていない！毎日の子育て
毎日の子育て、おつかれさまです。
子どもと向き合っていると、イライラすることって沢山ありますよね。
子どもが幼児だったり、思春期だったり、イライラする理由は変わりますが、やっぱり子育て＝イライラとは切っても切れない毎日です。
特に発達障害・グレーゾーンの子どもの育児となると「定型発達の子どもだったら、こんな想いはしないんだろうなぁ」という困りごとや心配ごとはありますよね。
私もイライラが止まらないママでした。
子どもは小６と小３の姉妹で、お姉ちゃんは不登校の繊細なタイプ、妹は知的障害のダウン症です。
ある意味、個性が全く違うタイプですが、どちらの子どもにもイライラが止まらない時があります。
思春期のお姉ちゃんには、面倒くさそうな態度や返事の「は？」「さぁ」などぶっきらぼうな言葉にイラっときます。
ダウン症の妹は、切り替えが難しく、いつまでも動き出さない態度にイライラします。
つい「早くして！」「ちゃんと返事してよ」など叱ってしまった直後は「あぁ、また感情を押さえられなかった」と反省する。
けれども、また別のことで同じように声を荒げてしまい、結局１日に何度も怒っている状態に…自分でも嫌気がさしていました。
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２．なんでイライラは止められないの？
イライラの原因って色々ありますよね。
睡眠不足だったり、疲れていたり、うまくいかないことが続いたり。
特に子育ては、「子どもをきちんと育てなければ」「良い母親でいないといけない」などのプレッシャーを抱えています。
この自分への圧力がストレスとなり、イライラの原因となることがあります。
実は、脳って何度も繰り返し起こることを学習して、ため込む性質があります。
例えば、イライラして、感情的に「こら！」とか「～しなさい‼」と大声を出して叱ると、一瞬スカッとする感覚ってありませんか？
この一瞬、ストレスを解消をした感覚って、スッキリしたプラスの感覚ですよね。
これを脳が記憶するんです。
そうすると、次のイライラが来た時も、ストレス解消のために、過去に学習したスッキリする方法を取ろうとするのです。
脳の学習ってこんな風に、ちょっと迷惑な機能だなっていうこともあるんです。
それでも、こうして太古の昔から、人間が生き延びるために備わった機能なのです。
ですから、上手にお付き合いしながら、イライラを解消するテクニックを身につけていきたいですよね。
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３．一瞬で仲直りできる魔法のテクニック
では、「あぁ、また怒鳴っちゃった」っていう後悔と気まずい空気を、一瞬で無きものにする魔法のテクニックをお教えしますね。
それは「一口チョコ」作戦です。
どういうことかと言いますと、怒られてしょんぼり、またはムッとしているお子さんに、何事もなかったかのようにポケットから取り出したチョコを「はい、これ！」と声をかけて渡します。
たったこれだけの行動ですが、甘いチョコレートは子どもの心を和らげ、気まずい空気を一気に解消してくれる魔法のアイテムになります。
そして、声をかける時のお母さんの声は明るく、元気に、お顔は笑顔です。
口角を「ニッ」と上げて笑顔を作ってから、場の空気を一気に変えるつもりで声をかけてくださいね。
気持ちが落ちている時のお子さんは、感情も感覚もシャットダウンしがちです。
視覚からも、聴覚からも、ポジティブなアプローチをしてみてください。
一口チョコを渡されたお子さんは、一瞬驚くかもしれません。
それでも、きっと笑顔になってくれるはず。
そして、親子で一緒に一口チョコを食べることで、お互いの気持ちが落ち着きます。
冷静になると「さっきはごめんね」「大好きだよ」「一緒に仲直りしようね」という言葉も伝えられるかもしれません。
発達に特性がある子どもの子育ては、思わぬことでイライラしてしまうこともあります。
それでも、大切なのはイライラした後の対応です。
たった一口のチョコレートで気まずい空気を解消し、親子の関係を修復することができます。
いかがでしょうか？
今度、つい怒ってしまったときは、「はい、どうぞ！」の一言とともに、一口チョコを渡してみてください。
きっと素敵な仲直りができるはずです。
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執筆者：北川明希子
（発達科学コミュニケーショントレーナー）
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