発達障害グレーゾーンの思春期の女の子が友達が離れていく理由と対策

 

友達が離れていってしまって、いつも独りでいるみたい。たまたま気が合う子がいないだけなのか。発達障害の娘さんが友達付き合いが苦手だなと気になったら理由と対策を知ってお母さんの心を軽くしてくださいね。
 

【目次】

1.発達障害の女の子、友達が離れてしまったら心配
2.発達障害の女の子の友達が離れていく理由
3.発達障害・思春期女子の友達が離れていくときの対応法

 
 

1.発達障害の女の子、友達が離れてしまったら心配

 
 
女の子のお友達関係は、小学校高学年から複雑化します。
 
 
いえ、今はもっと年齢が下がってきていて、小学校2、3年生ころからその兆しがあります。
 
 
グループを作って仲間意識を高めたり、見た目や勉強の良し悪しで評価しようとしたり、一歩間違うといじめにもなりかねません。
 
 
そんな中、発達障害グレーゾーンの女の子は、友達関係がより難しく感じているかもしれません。
 
 
 
 
仲良くしていた友達が離れていったり、帰宅後に友達と遊ぶことが減っていたりしていませんか?
 
 
学校の話をしても、友達の話があまり出て来なくなったり、表情が暗かったり。
 
 
お母さんとしては気になるけど、学校のことは様子がわからないですよね。
 
 
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2.発達障害の女の子の友達が離れていく理由

 
 
では、発達障害グレーゾーンの子はどうして友達関係でつまずきやすいのでしょうか。
 
 
その理由は、脳に未熟な部分があることが原因なのです。
 
 
特に自閉症傾向のある女の子だと、こんな困り事をかかえていたりします。
 
 
・自分の話を一方的にしてしまう
 
・相手の気持や周りに合わせて行動ができない
 
・自分の気持を適切に表現することができない
 
 
そして、日本の文化は協調性があることを良しとし、相手を思いやるおもてなしの信念があります。
 
 
 
 
それは教育や人間関係にも影響を与えていて、個性を尊重するよりも、周りと一緒であることに重きをおいているのです。
 
 
そうすると、周りと同じにならない脳の特性を持った子たちは、どうしても集団では浮いてしまうのです。
 
 
そして、女の子は特に周りに合わせようと頑張りすぎて、ストレスをためてしまいやすいのです。
 
 
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3.発達障害・思春期女子の友達が離れていくときの対応法

 
 
では、発達障害の子のお友達関係はどう対策をすればいいのか、お母さんに出来ることをお伝えしますね。
 
 

◆「ひとり」を好む子もいます

 
 
まず、お子さんが今の友達との付き合い方についてどう思っているか、確認してみるといいですね。
 
 
 発達障害・自閉症傾向の女の子はよく聞くと、
 
 
「ひとりでいるのが好き」
 
「ひとりでいても苦痛じゃない」
 
「ひとりでいるのは気にならない」
 
 
と言う子もいます。
 
 
私の友人のお子さんにも、学校に友達はいないけれど、本人はむしろその方が落ち着くという子もいます。
 
 
だからと言って登校渋りをするわけでもなく、学校に毎日行っているそうです。
 
 
私たち大人の、
 
 
「友達がいないと寂しい想いをしているのではないか」
 
 
「友達がいる方が楽しい」
 
 
という考え自体が、時代に合わないのかもしれません。
 
 
 
 
自閉症傾向の子は幼い頃からひとり遊びが好きだったという子もいます。
 
 
ひとりでいるのが好きという子でしたら、むしろ、無理矢理、女の子の友達グループに入る方が苦痛になるでしょう。
 
 

◆お母さんとのコミュニケーションを深める

 
 
では、お友達は欲しいけど、なんだかうまく付き合えないという子の場合です。 
 
 
まず、人間関係の不器用さをカバーするためには、脳の社会性の部分を発達させることが大切です。
 
 
社会性は集団で育つのではありません。
 
 
まずは、1対1の社会性から育てます。
 
 
そうです、お家でお母さんとのコミュニケーションを深めることです。
 
 
それは、お母さんへの信頼を高めること。
 
 
そのためには、お母さんが娘さんを肯定することで身に付きます。
 
 
思春期の女の子には「できたね」「すごいね」と言った褒め言葉は届きにくいです。
 
 
効果的なのは
 
 
「ありがとう」を沢山伝える
 
 
ことです。
 
 
女の子は生まれ持った母性があります。
 
 
貢献欲求と言って、誰かのため、社会のために役に立ちたいという欲求です。
 
 
ここを満たしてあげることで、女の子は本能的に満足感や幸福感を高めて自信がつきます。
 
 
自信がつくことで、徐々に集団でも上手にコミュニケーションが撮れるようになっていきます。
 
 
いかがですか?
 
 
お友達が離れていくと思っても、お子さんがどう思っているか本音を知ることや、お母さんが出来る対策があるとわかることで、安心できたのではないですか?
 
 
娘さんの将来が心配なお母さんの心が少しでもラクになることを願っています。
 
 
 
 
 
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執筆者:北川明希子
(発達科学コミュニケーショントレーナー)

 

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