この動画を見れば、子どもの注意力を伸ばすオリジナル教材の効果的な使い方が分かります!教材はダウンロードできますよ。今回は応用編です。
こんにちは、発達科学コミュニケーション トレーナーの岩下まいです。前回の動画では、トレーニングをするときに一番大事なことは子どもに自信をつけること、というお話をしました。
では子どもが楽しくトレーニングできるようになったら、次にやってほしいことは何だと思いますか?それはタイムレースをすることです。
注意力を伸ばす教材の効果的な使い方を紹介します!②スピードアップに挑戦しよう!
レッスンスクリプト
ではなぜ、トレーニングにタイムレースを取り入れることが効果的なのか分かりますか?
それは日常生活の中では決められた時間内で情報を探さなければいけない場面が多くあるからです。
例えば、大事な情報を見つけるのが遅いと
・先生に指定された箇所をプリントからなかなか見つけられず、授業についていけなくなる
・テストのときに時間内に問題を解き終えることができない
などと学習面でも困りごとがたくさん出てきてしまうんです。
ただし、タイムレースを取り入れる際には注意が2つ必要です。
1つ目は、これはあくまで応用編ということです。
お子さんが、1通り探索問題A・B・Cを終えて、それでももっとやりたい!という場合にチャレンジしてみてくださいね。
2つ目は、お子さんの特性に合わせて取り入れてほしいという点です。
自閉症スペクトラムの特性を持っていると、時間に追われることでパニックを起こしてしまう場合もあります。
普段の様子を見て、「この子は時間制限を設けるのは向いていないな…」と感じるようであればタイムレースは取り入れない方がいいでしょう。
反対に、「お母さんと競争しよう!」「何時までにやっちゃおう!」などの声かけで燃えるタイプのお子さんにはタイムレースはとっても効果的ですよ。
では、次に実際の取り組み方について紹介します。
タイムレースは取り組む教材の難易度を揃えた方がうまくいきます。例えば、探索問題Aの初級の中で好きなものを選ばせる、という感じで取り組んでくださいね。
まずは子どもに課題に取り組ませて、プリント1枚にかかる時間を測ります。
次にかかった時間を子どもに伝え、「次は何分でやりたい?」もしくは「何秒でやりたい?」と目標の時間を決めさせます。
時間感覚が苦手なタイプだと「5秒!」なんていうお子さんもいるかもしれません。それでも構いません。
やっていくうちに時間感覚が身についてくるので、子どもの好きなタイムでチャレンジさせてください。
ここで大事なことは、お母さんの声かけでやる気をしっかり引き出してあげることです。
たとえ目標のタイムでできなかったとしても、
「すごく集中して探せていたね!」
「○秒でも十分早いよ!お母さんすごいと思うよ!」
などと子どもの頑張りをたくさん褒めてあげましょう。
また、時間を測らなくても、お母さんと競争するやり方でも大丈夫です。お子さんに合った方法でスピードアップに挑戦してくださいね。
いかがでしたか?トレーニングにタイムレースを取り入れることで、子どもの注意力をさらに伸ばすことができるんです。
ただし、先ほどもお伝えしたように、タイムレースは向いている子どもと向いていない子どもがいます。普段のお子さんの様子を見て、できそうであればチャレンジしてくださいね!
また、教材の使い方で何か分からないことがあれば、Nicotto!知恵袋で質問してくださいね!
基礎編の動画はこちら!
教材のダウンロードはこちら!
講師:岩下まい
(発達科学コミュニケーショントレーナー)
(発達科学コミュニケーショントレーナー)