反抗期×ADHD高校生のアルバイト!親が手放すべき“過干渉”と“不安”

 

反抗期×ADHD傾向の高校生が初めてのアルバイトに挑戦。親としては「本当にできるの?」と不安でしたが、過干渉と不安を手放し見守ることで自分で考えて行動できるようになったリアルな体験記をお伝えします。

【目次】

1.ADHD高校生のアルバイトは自立心のサインだけど「本当に大丈夫?」
2.反抗期ADHD高校生の息子がアルバイトしたい!
3.反抗期の高校生がアルバイトでぶつかる壁
4.反抗的なADHD高校生に親ができるサポート法

 
 

1.ADHD高校生のアルバイトは自立心のサインだけど「本当に大丈夫?」

 
 
「アルバイトしたい」と言い出す高校生。親からすると「勉強は?」「本当に続くの?」と不安に思うかもしれません。
 
 
しかし実はこれ、自立心が芽生えた証拠です。親は失敗を認めつつ、ポジティブな声かけに変えることで子ども自身で行動できるようになります。
 
 
実は、反抗期に「うるさい!」と親に食ってかかるのも、「自分で決めたいという気持ちの裏返しなんです。アルバイトは、その欲求を社会の中で試せる絶好のチャンス
 
 
それでも親としては「うちの子、大丈夫かな…?」という不安は隠せませんよね。
 
 
しかも注意欠陥多動性障害(ADHD)傾向のある高校生が初めてアルバイトをするとなると、親の心配は尽きませんよね。
 
 
たとえば、仕事中のミスや忘れ物。指示を聞き間違えたり、手順を飛ばしたりして注意されないかハラハラしてしまいます。
 
 
さらに、時間の感覚のズレがある子どもの場合、遅刻や欠勤やアルバイトを最後まで続けられるかも心配です。
 
 
また人間関係のトラブルも見逃せません。反抗期で感情が揺れやすい子どもは、店長や先輩、同僚とのやり取りでつまずくことがあります。
 
 
それから、給料の使い方や貯金など、金銭管理や計画性もまだ十分ではないことが多く、働く経験を通して少しずつ学べるかどうかも気になります。
 
 
さらに、通勤中の事故や体調管理、炎天下での通勤などの安全面!
 
 
そして何より、「非行やルール違反に巻き込まれないか」という心配も、多くの親が抱えています。
 
 
こうして見ると、親の不安「仕事のミス」「時間管理」「人間関係」「金銭管理」「安全面」「非行」の6つに大きく分けられます。
 
 
しかし、実はこれらの心配も、少しずつの経験と親のサポートで乗り越えられるもの。
 
 
アルバイトは、高校生にとって初めての社会体験。失敗や小さな工夫を重ねながら、親子で一緒に学んでいくチャンスでもあります。
 
 
 
 
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2.反抗期ADHD高校生の息子がアルバイトしたい!

 
 
ADHD傾向の息子は、家では口を開けば「うるさい」「わかってる!」と反抗ばかりで、お手伝いを自分からすることはほとんどありませんでした。
 
 
そんな息子が、高校生になったある日、「アルバイトをやってみたい」と言いました。
 
 
アルバイトの許可を得るため、高校の先生との面談では「テスト結果が基準を満たせばアルバイトOK」とのこと。
 
 
そして、息子は人生で初めて全教科を勉強し、提出物もやりきりました。
 
 
1科目だけ平均点を下回って荒れる場面もありましたが、最終的にはクラス上位に入り、赤点も回避。
 
 
そして念願のアルバイトの許可が出ました。
 
 
それなのに、なかなか募集を見てばかりで、行動にうつさず遊んでばかりいる息子に、私がつい「早く申し込みしないと、夏休みは終わっちゃうよ。『アルバイト募集していますか?』って電話したら?」と言うと、息子は「うるさいな!」と一言。
 
 
反抗期の高校生は、自分のペースや主体性を大事にしたい時期なので親のアドバイスでさえ反発するのは自然な反応です。
 
 
しばらく様子をみていたら、自らスマホでアルバイト応募に申し込み、「面接、めっちゃ手ごたえあった!」と息子は笑顔で、アルバイトに採用されました。
 
 
反抗期の高校生は感情の波が激しいですが、この瞬間の自信に満ちた表情は、家での反抗的な態度とは別人のようでした。
 
 
 
 
しかし、アルバイトに採用されたものの、息子の思い通りにはいかなかったのです。次でお伝えしますね。
 
 
 
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3.反抗期の高校生がアルバイトでぶつかる壁

 
 
高校生のアルバイトは、社会経験を積むのには最高のチャンスですが、失敗したり、反発したりするのは「性格のせい」ではなくて、脳が発達の途中だからなんです。
 
 
具体的には、
 
 

◆①前頭前野(ぜんとうぜんや)が未発達

 
「次に何をする?」「どうしたらうまくいく?」を考える部分が、まだ大人ほど発達していません。だから手順をまちがえたり、仕事にとまどいやすいのです。
 
 

◆②扁桃体(へんとうたい)が活発

 
感情を強く動かす部分が活発で、不安やイライラが出やすい時期。ちょっとした失敗や注意で「もうダメだ!」と落ちこんだり、反発したりすることがあります。
 
 

◆③ごほうびに敏感

 
「できた!」「ほめられた!」にはすごくうれしく反応します。だけど、その反対に「失敗した…」のときの落ちこみも大きいので、気持ちの上下が激しくなりやすいです。
 
 

◆④自分と周りの期待のギャップ

 
「こうありたい自分」と「周りからよく見られたい自分」がぶつかる時期。アルバイトではそのギャップに悩み、心が揺れやすくなります。
 
 
だからこそ、親は「できないこと」に目を向けるより、脳の発達に合わせた声かけやサポートを工夫することが大切になります。
 
 
 
 
息子は自分の都合が全部通ると思っていたので、夏休みは●万円は稼ぐつもりでいました。しかし、実際は見習い期間があるので、短時間しかアルバイトに入れてもらえず、予定がくずれ苛立っていました。
 
 
反抗期の高校生に効果があったサポート法を最後にお伝えしますね!
 
 
 
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4.反抗的なADHD高校生に親ができるサポート法

 
 
うちの息子もアルバイト初出勤で「封筒事件」を起こしました。
 
 
店長の「封筒に入れて、もう帰っていいよ」「封筒を持って帰っていいよ」と解釈し、本社へ提出用の書類をそのまま持ち帰ってしまったんです。
 
 
これはただのドジではなく、脳が緊張状態にあるときはワーキングメモリが低下し、聞き間違いが増えるという脳科学的な理由があります。
 
 
親として意識したのは、失敗しても責めずに見守ること。
 
具体的な対応法は、
 
①持ち物リストと準備
・持ち物リストを一緒に作る
・所定のバッグを決めてそこに道具を入れておく 
・帰宅後に持ち物を一緒にチェックする
・出勤前に声をかける(例:「赤ペン持った?ベルトある?タオルある?」
 
 ②時間を意識させる
・スマホや時計にアラームを設定して一緒に管理する 
・無遅刻・無欠勤ができたら、ちゃんと褒める
 
③次の予定を伝える声掛け 
・「今日は〇時からだね」と短く確認する
 
④ミスしたときの声かけ
・「聞き返すのは失礼じゃない」と教える
・「緊張すると聞き間違えやすいよ」と伝えておく
 
初めての出勤でのミスも、親が「失敗しても大丈夫」と受け止め、声かけで軌道修正できたことで、息子は自分で行動する力を少しずつ身につけました。
 
 
反抗期ADHDの高校生は、親に支配されると反発します。だけど、失敗しても受け止めてくれる親がいると、自分で考え行動する力が育ちます。
 
 
反抗期の高校生にとって「アルバイトしたい」という気持ちは、成長の一歩。親ができるのは、口うるさく指示するのではなく、そっとサポートすることです。
 
 
「書類そろえた?」「明日は何時から?」と確認の声かけ程度にとどめること。失敗しても「経験だね」と受け止めることです。
 
 
反抗的なADHD高校生のアルバイトは、 小さな失敗をたくさん経験できる貴重な場。そしてその失敗こそが、社会に出る前の最高の学びです。
 
 
 
 
「失敗してもいい、むしろ経験しておいで」
 
 
と子どもの挑戦を後押しするサポートをして、一緒に社会性を育てていきませんか?
 
 
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執筆者:神田久美子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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