中学生の「宿題しない」を解決!発達障害の子どもが学習しやすい令和のゆるラク勉強法

 

発達障害の中学生が宿題をしない、と困っていませんか?実は中学生の勉強嫌いはとても深刻。中学生の半数が勉強嫌いというデータもあるほどなんです。お母さんが常識を捨てて学習のニューノーマルを取り入れることで、勉強を習慣化することができますよ!
 

【目次】

 

1.中学生の「宿題しない」に困っているお母さんへ

 
 
うちの子、全然宿題しない!
宿題しなかったら全然勉強しないのに……
 
 
お子さんが勉強しなくて困っているお母さんはたくさんいらっしゃると思います。
 
 
特に中学生になると、学習に対する抵抗感が増す子は多くなります。
 
 
・学習が一気に難しくなる
・教科担任制になり、フォローが手薄になる
・教科ごとの学習進度・宿題・提出物を把握しなければならない
・部活動など、勉強以外の学校生活の割合が増える
・家から学校が遠くなって疲れる
 
 
など、単純な学習の難しさに加えて、中学生ならではの学校生活が負担になり、ますます宿題がめんどくさくなる…ということが起こるのです。
 
 
私自身も経験がありますが、中学生になると定期テストで順位がつけられることに抵抗がある、という子も多いと思います。
 
 
勉強が苦手な子・嫌いな子は、自分の順位を見てますます勉強が嫌になってしまい、宿題へのやる気もダウン!
 
 
ベネッセ教育総合研究所の報告書では、
 
 
・「勉強が好き」と答えた子は、小6から中1にかけて大幅に減少する
 
・中2で「勉強が嫌い」と答えた子が過半数を超える
 
 
と報告されています。
 
 
 
 
さらに、日本の教育システムでは、勉強が遅れだすとなかなか取り返しがつかない側面もあります。
 
 
日本の教育システムは積み重ね型。特に英語と数学は顕著です。それまでの学習内容がしっかり定着ていないと、次に進んでも理解できないシステムになっています。
 
 
こうなってしまうと、授業を聞いても理解できません。当然宿題も意味が分からない!子どもが宿題をしたがらないのは当たり前、とも言えます。
 
 
そんな状況で、お父さん・お母さんが
 
 
「分からないからこそ宿題を頑張ってほしい!」
「やらないから分からないんだ!」
 
 
と言い続けて、うまくいくはずがありません。
 
 
一方で、勉強はテストや通知表で評価されます。つまり、数字による評価です。極端なお話ですが、0点のテストや1の評価を見て自信を失わない方がおかしいですよね。
 
 
かつて私が自分のテスト順位を見てショックを受けたように、勉強は自己肯定感を簡単に下げてしまう要因になります。
 
 
勉強のつまづきをフォローしていくことは子どもの自己肯定感を下げないためにも不可欠なことなのです。
 
 
 
 
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2.発達障害の子どもに学習の習慣をつける難しさ

 
 
子どもの勉強のつまづきをフォローするための方法はたくさんあります。ドリルやワークをやらせたり、塾や家庭教師を利用したり…でも、これだけで解決することではありませんよね。
 
 
だって、そもそも勉強が嫌なんですから!
 
 
お母さんの中には、「勉強が嫌いでもいい。でもせめて宿題ぐらいやってほしい」と考えている方もいらっしゃると思います。
 
 
実際のところ、毎日勉強を習慣づけるのはとても難しいですよね。苦労しているお母さんはたくさんいるはずです。
 
 
 
 
子どもの立場で考えると、学校から帰ってきたら疲れているし、部活をやっていると時間もないし、家に帰ったらちょっとゆっくりしたい!勉強よりゲームやスマホをしたい!と思っているはずです。
 
 
特に発達障害の子どもたちは、「今」を生きているタイプが多いですよね。先のことなんて関係ない!今やりたいからやるんだ!と一直線です。
 
 
この状態でやみくもに「宿題しなさい!」と言っても効果がないことはお母さんもご存知ですよね。
 
 
どうしたらいいのか、考えてみましょう。
 
 
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3.学習のニューノーマル!発達障害の中学生がゆるくラクに取り組める勉強方法

 
 
子どもが無理なく勉強に取り組むために大切なこと、それはやり方を変えることです。
 
 
お母さんにとって、「勉強している」ってどんな状態ですか?
 
 
子どもが机の前に座って、ノートと教科書を開いて重要なポイントをまとめたり、ワークやドリルを解いたり…こんなイメージをお持ちの方は多いと思います。
 
 
当然、学校から出される宿題もこのパターンです。
 
 
こんな風に勉強してくれたら、お母さんも一安心ですよね。でも、「じっと座っている」こと自体が苦手なタイプの場合、この勉強のやり方はかなりつらいのです。
 
 
そこで、発達障害の中学生が「ちょっとぐらいならやってもいいかな」と思えるように、ハードルを下げていきます。
 
 
合言葉は、とにかく「ゆる~く、ラクに!」。早速ご紹介していきますね!
 
 

◆①どこでどんな体勢でやってもよし!

 
 
まず、子どもに「机でやりなさい」「座ってしなさい」と言うのをやめてみませんか?
 
 
ソファから体を起こして、机まで歩いて移動し、椅子を引いて座り、教科書を出す…
 
 
こんなに行動の工程が多いんです。そりゃ「めんどくさい」って思っちゃいますよね。
 
 
疲れてるんですもの。トドのようにゴロゴロしてたいときだってあります。
 
 
ソファで寝転がっていても、できることはたくさんありますよね。
 
 
主に「読む」作業です。教科書を読んだり、英語の単語帳を見て覚えたり、学校のノートを読み返したり、スマホの勉強アプリを使ったり…このなかで宿題に出ているもの、ありますよね!
 
 
ソファでダラダラタイムを満喫中のお子さんを、机まで移動させるのと、スマホやその辺にある単語帳をホイッと渡してあげるのだったら、後者の方がお母さんも楽ですよね。
 
 

◆②「ながら勉強」大歓迎!

 
 
「ながら勉強」もOKにすると、勉強のハードルが低くなります。
 
 
お風呂に入りながら単語帳を見てもいいし、おやつを食べながらドリルをしてもいいし、もちろん音楽を聴きながらでもOK!
 
 
勉強は真面目にガリガリやれば成績が上がるってものでもありません。
 
 
だけど、やらないよりやった方がいい。ならひとまずどんな形でもいいので、ゆるーく始めてみましょう!
 
 
 
 
集中できる環境は人それぞれです。毎日勉強する習慣を作りながら、どんな環境で勉強したら集中できるのかを試すのもいいと思います。
 
 

◆③文明の利器に頼りまくれ!

 
 
ズバリ言います。宿題につまづいたら、「しっかり考えなさい」と言っても時間のムダです!
 
 
お母さんご自身も、「分からない問題を時間をかけて考えたら解けました」というご経験がある方はごくわずかのはず!
 
 
だって、分からないんですから。覚えてないんですから。だったら即調べる!
 
 
スマホアプリで英単語を覚えたり、ユーチューブなどの動画で学んだり、タブレット端末で問題を解いたり。もう答えを見ちゃって写してもOKです!
 
 
ひたすら書いてまとめていた私たち親の世代。今の中学生はすでに勉強のやり方や使用するツールが異なっているのです。これらをどんどん採用していくのは大賛成です!
 
 
おやつをつまみながら、スマホでYouTubeを見てチェックする。まずはこれでいいんです。
 
 
発達障害の子どもの中には見て覚えるのが得意な「視覚優位」の子がいます。視覚優位タイプにとっては、授業を聞くよりも動画を見たほうが分かりやすいのです。
 
 
勉強で一番大切なのは「理解すること」。方法は何でも構わないのです!
 
 
子どもにとっても、「書いてまとめなさい!」「ちゃんと聞きなさい!」と言われるよりも、
 
 
「よくわからないなら、先に動画見てみたら?」
「もう答え写しちゃえ~!」
 
 
と言われた方が抵抗がありません。
 
 
この先、「ノートにまとめる」「書きとる」ことはどんどん時代遅れになっていくと断言できます。
 
 
今でさえ、仕事ではパソコン中心、「書く」作業をすると言えば電話のメモぐらい。家だと連絡帳を書くぐらいです。
 
 
 
書く作業はこの先どんどん減っていくでしょう。学校の勉強だけ「書け書け!」となることに違和感を覚える先生方は必ず増えてきます。
 
 
この先、文字が汚いことよりもタイピングが遅いことの方が、将来に影響するのは間違いありません!
 
 
もしかしたら、今の小中学生の子たちが大人になる頃には、音声認識機能がもっと優れていると思いますし、タイピングもなくなっているかもしれません。
 
 
ということで、書く作業はなるべくスキップしてOK!書くのは答えだけでタブレットや動画での学びを中心にする。これだけでも負担は激減します!
 
 
 
 

4.学習への抵抗感を一気になくすマル秘テクニックまとめ

 
 
最初からたくさんのワーク、長い時間勉強させるのは現実的ではありませんよね。勉強の習慣がない子は、お母さんが「これぐらいはできるだろう」と思う量でも、「多い!できない!」と思うかもしれません。
 
 
ですから、子どもが「これぐらいなら余裕でできる!」と思うぐらいまで量を少なくすると子どもの勉強に対するハードルを一気になくすことができます。お子さんはどれぐらいの量ならできそうですか?
 
 
ドリル1ページ?20分ぐらい?それでも多いと思う子はいます。ですから、もっと減らします。極端なお話をすれば、漢字1文字でもOKにします!そして、書くのがイヤなら読むだけでもOKにします。
 
 
量が多い、
難しそう、
めんどくさい、
 
などのネガティブなイメージを払拭することが大切です。
 
 
残った宿題はどうするか?答えを書き写す!答えがついてないならお母さんが調べてあげる。コレでOKです!
 
 
子ども自身が自分は勉強ができない!と思っている場合、お母さんから勉強を指示されると、とんでもなくたくさんの勉強を指示されるのではないかと思っているかもしれません。
 
 
まずは「お母さんはそんなこと言わないよ」という姿勢を見せることは、親子関係の上でも大切です。
 
 
そして、勉強中は「もう終わったの!」「頑張ってるね!」と声をかけ、勉強が終わったら、「お疲れ様!」とねぎらってあげてください。
 
 
「勉強する=お母さんがほめてくれる」という記憶が作られて、勉強に対する抵抗感が減っていきます。
 
 
勉強が嫌いな子に「勉強しなさい!」は逆効果。それでも勉強してほしいなら、とにかくハードルを下げて、ゆるーっとラクにいきましょう!
 
 
 
 
<勉強のやり方を変える方法>
その①:勉強はどこでどんな姿勢でやってもいい
その②:ながら勉強、大歓迎!
その③:スマホ・タブレット・動画を使いこなせ!
その④:最初は勉強する量を極端に減らす
 
 
そして、勉強中・勉強が終わった後はしっかり認めたり褒めたり声をかける!ぜひ、試してみてくださいね。
 
 
中学生になると定期テストが不安なお母さんも多いと思います。テスト対策への対応については、こちらにまとめましたので併せて読んでみてくださいね!
 
 
 
 
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執筆者:丸山香緒里
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
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