ギフテッドの子どもは完璧主義で、失敗が怖くて行動をすぐ諦めてしまうことがあります。しかし、子どもの行動だけでなくその過程を褒めたり、失敗を肯定したりすることで、チャレンジ精神を育むことができますよ。すぐに実践できるママの声かけのコツをお伝えしていきます。
【目次】
1.ギフテッドの完璧主義だけどすぐ諦めるのはなぜ?
ギフテッドの子どもたちは完璧主義という特徴があると言われています。
ですが、完璧主義だからといってなんでも完璧にできるわけではないんです。
完璧主義傾向の子どもは、結果に執着して小さいミスも許せなくなり、挑戦するよりも諦めてしまう事があるのです。
ギフテッドの子どもは自分自身が完璧主義だとは思っていません。
同じ年齢の子どもができないことも、易々とクリアできることが多いために、失敗するという経験がそもそも少ないんです。
そのため、ちょっとした失敗でも大きなショックを受けてしまう場合が多いのです。
我が家の小6のギフテッド傾向の息子は、失敗を怖れてすぐに諦めてしまいがちでした。
小さな頃からたくさんのことを調べることが好きで、大人でも知らないような知識を学び説明してくれることがよくあります。
想像して話すときはとても楽しそうで、感情も豊かで生き生きしています。
しかし、「それおもしろそうだね!やってみる?」と提案してみると、
「いや、やらない。」
と、失敗が怖くてすぐ諦めることが多いのです。
または、やってみて周りの人が「すごいね!上手にできてるね!」と褒めても、長続きしないということもありました。
そして何か行動して失敗してしまったときにはものすごく落ち込みます。
そんな失敗体験をしてしまうと、二度とやらないという程の嫌悪感を抱いているのです。
そんな息子を見ていて私は、
「たくさん褒めて認めてあげているつもりなのに、なんで頑張れないの?」
「私の褒め方が足りないの?」
と自分を責めたり、
「旦那さんがもっと褒めないとだめなんじゃないの?」
と家族を疑ったりして悶々としてしまうことがありました。
なぜ息子はすぐ諦めてしまうのだろうか…
そう悩みながらも、無理強いはせずに親子の会話を丁寧に重ねつづけたところ、息子からこんな言葉を聞くことが多くなりました。
「失敗したらプライドが許さないんだよね」
「うまくいかないと負けた気がして嫌なんだよ」

息子の気持ちを聞いて、
「お母さんなんてプライドないから失敗しても平気だし、またやればいいかって思うよ。」
と即座に返したのですが、「プライドをなくした僕は僕じゃない」と言われてしまいました。
失敗を怖れてすぐ諦めるのは、ミスや失敗したときに自分を責めて自己嫌悪に陥ってしまうことを避けたいと思ってのことだったのです。
2.失敗を怖れて努力できない理由
ギフテッドの子どもたちは突出した能力があることで、小さな頃からあまり努力せずにできてしまうことがあります。
それなのに、なぜ挑戦しようとせずにすぐ諦めてしまうのでしょうか?
ギフテッドで完璧主義の子どもたちは、理想とする自分でいることを意識しているために、完璧に仕上がっていないと失敗したと思いやすく、行動する前からすぐに諦めてしまいがちなのです。
また、好きで上手にできたことに関して「すごいね!」「上手だね!」と言われることに慣れています。
得意なことがある一方で、苦手なことも多いので、他の子どもが簡単にできていることなのにうまくできなくて、
「なんでこんなこともできないの?」
「怠けているの?」
と思われてしまうこともあります。
また、完璧主義傾向が強いと、
「褒められるためには『すごいね!』という状態でいなくてはならない」
という理想の形のイメージが子どもの中に作り上げられていきます。
自分の今の能力を超えるために、できないことを努力して乗り越えるということに慣れていないのです。
そのため、完璧にやり遂げなければ意味がないと思ったり、できないところや中途半端なところは絶対に人に見せたくないと思ってしまいがちです。
失敗を怖がり傷つきたくないという思いから、行動することをすぐ諦めるようになってしまうのです。

今まで息子には、成功体験をさせてあげて褒めて自信をつけてあげようと考えていたため、なるべく失敗させないようにあれこれ先回りをしていました。
それが余計に息子を失敗が怖いという気持ちにしてしまったのかもしれません。
息子の話を聞いて、成功した完璧なイメージを想像し過ぎて、現実の自分とのギャップに苦しんでいるんだと気づきました。
どうしたらギフテッドの完璧主義を崩して、失敗した自分も認めることができるのでしょうか。
3.チャレンジ精神を育むママのサポート術
ギフテッドで完璧主義の息子と対話をかさねるうちに、
「失敗しても努力することはかっこいい!」という認識に変わればいいんだと気づきました。
そこで、私は、息子の行動したことに対して「すごいね!」と言う結果を褒めることをやめました。
何かをうまくできた時は、うまくできるようになるまでの過程を褒めるようにしました。
例えば、ゲームでうまくクリアできたときには、
「コツコツ練習してきた成果だね!」
「実況動画で調べたことを実際にやってみて検証できたね!」
と、クリアできたのは自分の努力のおかげなんだよということをわかるように伝えました。
また、何かに成功したときと同じくらい、失敗したときにたくさん褒めるようにしました。
「失敗〜ワンチャンス到来!」
「よくトライしたね!」
「勇気出したね!」
「やり直すことでもっとうまくなったね!」
人の脳は肯定されることでその行動をもっとやりたい!と感じるようにできています。
失敗体験を肯定することで、息子に失敗を怖れずチャレンジできる考え方を身につけてもらいたかったのです。
そうしていくと、息子の様子にも少しずつ変化が出てきました。
失敗したときには、
「あー、やっちゃった。でもまたやり直せばいいか。」
「行動が大事なんだ!」
と言って、失敗したときの嫌悪感が少なくなり、失敗を怖れてすぐ諦めることが減っていきました。

また、やりたいことを成功するまでのプランを考えて少しずつ努力するという習慣もできてきています。
脳の特性を変えることはできないのではないかと思っていましたが、ママの関わり方次第でどんどん変わっていきます!
大人になったとき、「あの時チャレンジしておけばよかった…」と子どもが後悔することがないように、これからも失敗を大歓迎していこうと思います。
いかがでしたか?
皆さんも、子どもがチャレンジして失敗することを肯定してあげてくださいね。
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♡小冊子のご感想
癇癪や暴力を起こす息子に、「なんでそんなことするの」と思っていましたが、原因がわかったことで、子どもを見る目が変わりました。これからは冷静に対応できそうです。
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執筆者:すずき真菜
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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