運動が苦手な発達障害グレーゾーンの子どもが自分の体を思い通りに動かせるようになる!ボディ・イメージの育て方

 

ケンケンパがスムーズにできない、縄跳びが飛べないなど発達障害グレーゾーンの子どもの運動面の発達が気になるけれど、練習を繰り返せばできるようになるのでしょうか?ボディ・イメージを把握して自分の体を思い通りに動かせるようになる方法をお伝えします。
 

【目次】

 

1.運動が苦手なのは自分の体をコントロールできていないから?!

 

 
発達障害グレーゾーンの5歳の息子は、運動が苦手で体の使い方にぎこちなさがあります。
 
 
例えば、「ケンケンパ」などの音のリズムに合わせて体を動かさなければならない運動遊びになると、
 
 
1つ1つの動作に時間がかかる
 
常に足元を見ている
 
 
「縄跳び」は
 
 
・手で縄を回す、足元に縄が来る、飛び越えるの動作がバラバラ
 
その場で上にジャンプするのが難しい
 
どこまでも前に進んでしまう
 
 
など、どこかに力がかかりすぎていたり、どこを動かすのかを目で確認して意識をしないと動かせない様子。
 
 
さらに、体の動かし具合がわかりづらいため
 
 
苦手意識から活動自体を避けてしまう
 
「~できない」と思い込んでやろうとしない
 
・できないことをするのはとにかくパワーが必要なので、すぐに諦めてしまう
 
 
という状態でした。
 
 
 
 
親としてはいろいろなことにチャレンジしてほしいですし、できないことができるようになる喜びや自信をつけてもらいたいと思っていました。
 
 
どうやって練習させたらよいのだろうか?
 
 
この運動の苦手さや身体の使い方の不器用はどこから来るのだろうか?
 
 
そんな悩みを作業療法士の先生に相談し、何かできることはないか聞いてみました。
 
 
・自分の体に対する実感が持てていないと体を器用に動かすことに困難がある
 
 
・感覚には無意識に使っているところがある
 
 
と教えていただきました。
 
 
運動が苦手より以前に、体の場所や使い方がわかっていないなんて…
 
 
でも大丈夫!ボディ・イメージを育てる簡単な方法があることも教えてもらいました。
 
 
我が家で実践している取り組みをお伝えします。
 
 
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2.いつ、どこで、どのように使っているかがわかりにくい体の感覚があります

 
 
みなさんは知っている感覚を挙げてくださいと聞かれたら、何種類ぐらい答えることができるでしょうか?
 
 
おそらく、視覚、聴覚、味覚、嗅覚、触覚の「5種類」ではないでしょうか?
 
 
この5つをまとめて「五感」と言いますが、この5つは「どこで感じているか」「いつ使っているか」「どのように使っているか」がわかると思います。
 
 
このように、「どこで感じて、いつ使って、どのように使っているか」が自覚できるときには、私たちはその感覚が使えないときの大変さや困難さがある程度理解できると思います。
 
 
しかしほとんど意識せずに使っている感覚があるとしたらどうでしょうか?実は「五感」以外にも、「固有受容覚」と「前庭覚」という大事な感覚があります。
 
 
 
 

◆固有受容覚が未発達でボディ・イメージができておらず動作手順がつかみづらい

 
 
固有受容覚(固有覚)とは、体のボディ・イメージ(体の地図)を把握するために必要な感覚で自分の身体の位置や動き、力の入れ具合を感じる感覚 。相手の動きをまねしたり無意識に手足を動かしたりすることに大きな役割を担います。
 
 

◆前庭覚が未発達で体のバランスがうまくとれない

 
 
前庭覚(平衡感覚)とは、自分の体の機能を把握するために必要な感覚の一つで自分の体の傾きやスピード、揺れや回転を感じる感覚。体を無意識にコントロールするために大事な感覚で、体を思い通りに動かすという意味での運動にとても大きく関わっています。
 
 
 息子にあてはめると、
 
 
・ボディ・イメージができていないので動作手順がつかめず 、ケンケンパで一つ一つの動作に時間がかかる
 
・縄跳びの動作がバラバラになってしまう。
 
・うまくバランスが取れないので 、ケンケンの片足立ちでふらつくために常に足元をみている
 
・縄跳でどこへジャンプしたら良いかわからないので前に進んでしまう
 
 
となります。
 
 
手足の位置の感覚や動かす力加減が良くわかっていないから、動作のイメージを作り上げることが難しく、「不器用」「ぎこちない動き」として現れてしまっていたのです。
 
 
そしてこれらは発達障害グレーゾーンの子ども達によく当てはまる特性の一つです。
 
 
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3.発達障害グレーゾーンの子どもはクイズで体の位置を覚えよう!ボディ・イメージの育て方

 
 
ではどうやってボディ・イメージを育てるか?
 
 
お母さんと楽しくコミュニケーションを取りながら簡単にできる方法があります。それは手でタッチされた場所を言い当てるという簡単なクイズをするだけ!
 
 

◆STEP1 タッチされた体の場所を当てる

 
 
① 1か所ずつ体の場所を手でタッチしていきます。 お母さんが頭をタッチしたら、「あたま」と答えます。
 
 
② タッチする部位を増やします。 お母さんが頭と肩をタッチしたら、「かた」「あたま」と答えられればOKです。
 
 
③ 今度はタッチされた順番通りに答えられるかやってみましよう。 頭、肩の順でタッチしたのなら「あたま」「かた」の順で答えられたら正解です。
 
 

◆STEP2 同時に複数の場所をタッチしたり、目を閉じてやってみる

 
 
 ④ 同時に複数の部位をタッチして答えられるかやってみましょう。
 
 
⑤ ①-④を目を閉じてやってみましょう。
 
 
⑥ 目を閉じて、同時に複数の部位を数回に分けてタッチして答えられるか挑戦してみましょう。
 
 
お子さんにタッチしてもらい、お母さんがタッチされた場所を答えるのも良いですね。
 
 
我が家では息子とこのクイズを寝る前にやるようにしています。
 
 
その結果、以前よりも運動に対する苦手意識が少なくなりやらないで避ける事は少なくなり自分から挑戦しようという姿がみられるようになってきています。
 
 
 
 
クイズを続けることで、聞かれることに注意を向けることができるようになり、聞く準備をするので、発達障害グレーゾーンの子どもたちが苦手とする聞く力も同時に育ちます
 
 
幼稚園の帰りに予定があって、退園時に前の方に並んで早く帰れるようにしたい日の朝には、今日は予定があるから前の方に並んでねと伝えると意識して前の方に並ぶようになりました。
 
 
聞いたことを覚えていてそれを実行する力ついてきています。
 
 
お子さんとのコミュニケーションを通して体を思い通りに動かせるようボディ・イメージを楽しく育てる方法、ぜひやってみてくださいね。  
 
 
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親子のコミュニケーションを通して体を思い通りに動かせるようボディ・イメージを楽しく育てる方法をお伝えしています。
 
 

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執筆者:池乃希子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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