【海外 学校情報】宿題って本当に意味あるの?アメリカの小学校2年生の宿題大公開!

毎日の宿題バトルでヘトヘト。こんなに頑張って宿題やらせて本当に意味あるの?と思われることはないですか?今日は、最新の宿題研究とアメリカの小学校2年生の宿題から、悩みのタネとなっている宿題を捉え直すきっかけをご提供させていただきます!
 

【目次】

 

1.宿題って本当に意味あるの?

 
 
お子さんは、毎日の宿題に何分くらいかかっていますか?楽しんで取り組まれていますか?
 
 
毎日机に向かわせるだけでももう大変
宿題に楽しく取り組むなんてありえない!
宿題バトルで毎日もうくたくたです!
 
 
という声が聞こえてきそうです。
 
 
宿題って、子どもがスイスイやってくれないと親子ともにストレスになりますよね。
 
 
 
 
それなのになかなか無視できないのは、宿題やったらいい理由がたくさん頭に思い浮かぶからだと思います。
 
 
宿題ってたしかに
 
・学校で勉強したことの復習ができたり
・お家での学習習慣がついたり
・繰り返しすることで頭に定着していったり
 
と、色々な効果が頭に浮かびます。 
 
 
ただ、宿題するのにすごく時間がかかってしまっていたり、お母さんの声掛けの効果もあまりみられなかったり、子どももとても嫌がっていたり…
 
 
そんな時は、宿題って何のために必要なの?本当にこの宿題この子にとって意味があるのかしら?と。ちょっと手を止めて考えてみることお勧めします。
 
 
今日はそんな哲学のような問題を考えるヒントを今日はお伝えします!
 
 
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2.これまでの宿題研究をご紹介!

 
 

◆① 成績だけじゃなくウェルビーングも上げる宿題

 
 
さて、先日面白い研究レポートを読みました。
 
 
それはスタンフォード大学の教育学大学院と提携している”Success Challenge”という学校改革を行っている団体が出した宿題についてのレポートです。
 
 
Success Challengeは、テストの点数をあげることに意識が向きすぎる今の学校に警戒を鳴らします。なぜなら、21世紀の社会で大事な学力以外の「自立、適応、倫理的で、批判的な思考力など」といったスキルが見落とされがちだから。
 
 
 
そこで目指されているのは生徒の成績ウェルビーイングを上げることです。
 
 
ここで、「成績」はわかると思いますが、この「ウェルビーイング」って聞いたことはありますか?
 
 
英語ではWell-beingと書き、まさに字の如く、良い(Well)状態でいる(Being)ことです。頭だけじゃなく、心も身体も社会的にも満たされる状態のことです。
 
 
つまり、勉強だけでなく、睡眠時間、ストレスの量、友達付き合いや、感情の豊かさといった子ども全体の発達も大事にしようとするものです。
 
 

◆② 意味のある宿題って?

 
 
Success Challgeの行ったウェルビーングと成績の両方をあげられる宿題についてのレポートは、2020年8月に出された「量より質ー効果ある宿題をつくりあげるもの」という報告書です。
 
 
 
このレポートで、Success Challengeはこれまでのたーくさんの宿題に関する研究と自分たちの研究からこう言っています。
 
 
子どもの成績とウェルビーイングをあげる宿題とは
 
 
子どもたちが楽しんでできるもの!
子どもたちが意味がある、価値がある、と感じるもの!
 
 
つまり、子どもたちがワクワクしながら取り組めるような宿題が意味がある宿題だと言ってるんです!
 
 
 
 
 
これを見てどう感じましたか?
 
 
私は、え、それって当たり前じゃないの?とちょっと拍子抜けしてしまいました。
 
 
とは言っても例えば小学生でも同じなの?と思うかもしれません。
 
 
そこで小学生に関してどんなことが書かれているか見てみると、宿題研究の第一人者のハリス・クーパーさんの研究を紹介して
 
 
小学生は宿題に取り組むことと成績とはほとんど関係は見られない
 
 
と書かれています。
 
 
また、その後の研究では、特に学年が小さい小学生の子どもは、
 
 
宿題を大人主導で取り組むよりも,
子どもたちのやりたいことを思いっきりやったり、遊んだり、読書したり、自由な時間を過ごす時間が長い方が、目的を達成していく力がある。
 
 
という研究も報告されています( Barker et al, 2014 as cited in Challenge Success 2020)
 
 
こんな研究結果を知っているだけでも気持ちが少し楽になると思います!
 
 
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3.アメリカの小学校2年生の宿題大公開!

 
 
さて、私にはアメリカの小学校2年生に通う娘がいます。
 
 
実は、「宿題終わった?」と聞いたことがないのです。というのも、いつの間に終わっているからです。
 
 
なぜかと言うと、その宿題というのがえ!? これが宿題だったの!? というくらい日常生活にブレンドされてしまっているからなのです。
 
 
彼女のクラスで出される宿題はなんと
 
 
好きな本を20分間読む
 
 
たったそれだけなのです。
 
 
たったそれっだけなのですが、ちょっと奥が深いのです。
 
 
なぜならば、自分で自分の力をちょーっとあげられるような本を選ぶということも含まれるからなのです。
 
 
簡単すぎず、難しすぎず、自分の読む力をすこーし引き上げてくれる本をどうやって自分で見つけるか
 
 
どんなことを意識しながら読むといいか。
必要と感じるなら、もちろん漫画でもオーディオブックでもOK。
 
 
 
 
 
時々先生から、娘が好きそうだけど自分ではきっと手に取らないような本が手渡されたりもします。
 
 
学校に行くと「あの本どうだった?」と先生と世間話をしながら、一人ひとりのお子さんが興味持ちそうで、かつ難しすぎず簡単すぎない本を探すお手伝いをしてくださいます。
 
 
これは先生や州によっても違うと思いますが、娘の学校では、
 
本を好きになってほしい
リラックスして楽しみながら読む力を付けて欲しい
 
なぜならそれはこれから学んでいく上で基盤となる力だから!と学校全体の方針としてどの先生からも伝わってきます。
 
 
アメリカの学校に通わせていると、日本の丁寧な宿題と先生方のフォローが恋しくなることは正直あります。
 
 
もし日本の宿題バトルで疲弊している小学校低学年のお子さんがいらっしゃいましたら、ほとんど宿題のない国もあるということ、ちょこっと思い出してみてくださいね。
 
 
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執筆者:白石あやこ
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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