お子さんが不登校になってしまったら、お母さんは当然心配し、不安になりますよね。不登校は、お子さんだけでなく、親もしんどいのです。親がストレスを感じて不安定になってしまった時に、ストレスを和らげる方法を私の経験からご紹介します。 |
【目次】
1.不登校の子どもが増えれば不登校の子どもを持つ親も増える!
2.子どもが不登校になって不安な気持ちがいっぱいになった私
3.親のしんどい気持ちを和らげる方法とは?
◆発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学ぶ
◆不登校の子どもを持つお母さんのブログを読む
◆スクールカウンセラーに相談する
1.不登校の子どもが増えれば不登校の子どもを持つ親も増える!
皆さんは、不登校の小中学生が全国に何人ぐらいいるか知っていますか?令和2年(2020年)度の文部科学省の調査によれば、不登校の小中学生は19万人を超えるそうです。
しかも、不登校の子どもたちは平成25年(2013年)度から増え続けています。
令和2年(2020年)度には、前年度から14,855人(8.2%)増加し、在籍児童生徒に占める不登校児童生徒の割合は2.0%(前年度1.9%)になっていることが分かりました。
このように、不登校のお子さんがどんどん増えているということは、それに伴って、不登校のお子さんを持つ親もどんどん増えているということを表しています。
わが子が不登校になってしまったとき、親がどのような気持ちになるか想像できますか?
次項では、息子が不登校になったときに感じた私の不安をお伝えします。
2.子どもが不登校になって不安な気持ちがいっぱいになった私
息子が小学6年生で不登校になったとき、私はできるだけ早く学校に戻ってほしいと思っていました。
しかし、息子が不登校になったばかりのときは、「お腹が痛い」と言ったり、「死にたい」と言ったり、かなり気持ちが不安定で、とても学校に戻れるような状態ではありませんでした。
息子のそんな様子を見て、親である私もどんどん不安な気持ちがふくらんでいきました。
・子どもにどう対応していいか分からない
・自分の育て方が悪かったんだと自分を責める
・子どもが将来どうなってしまうのか不安に感じる
・きょうだいに影響がないか心配になる
など、このような不安な気持ちに加えて、小学校では毎日連絡帳に欠席連絡を書いて届けなければいけなかったり、卒業アルバムの写真をどうするかを決めなければいけなかったりと、先生とのやり取りもストレスになりました。
その上、同じ小学校に下の子がいたので、授業参観やマラソン大会などの学校行事では学校に行かなければならず、そのときに息子のクラスメイトの保護者の方に会うことも苦痛でした。
子どもが不登校になると、親もさまざまなストレスを抱え、しんどい状況になります。
私がそのストレスをどのように和らげていくことができたのか、いろいろと試した中でも効果があったと実感できたものを次項でご紹介します。
3.親のしんどい気持ちを和らげる方法とは?
息子が不登校になってから、2年ほどが過ぎました。今も不安が全くなくなったわけではありませんが、落ち着いて過ごすことができています。
ここでは、私がしんどい気持ちを和らげるために、効果的だった方法をご紹介します。
◆発達科学コミュニケーション(発コミュ)を学ぶ
そもそも私が発コミュを学ぼうと思ったのは、息子の不登校がきっかけではありませんでしたが、発コミュを学び始めたのとほぼ同時に、息子の不登校が始まりました。
私が発コミュを学び息子への対応を変えていくと、息子も本当に少しずつですが、変わっていきました。
発コミュの学びに加え、私の気持ちが少しずつ前向きになってきたのは、発コミュを学んでいる仲間に、子どもの不登校を経験している方がいると知ったことでした。
そのため、自分だけが悩んでいるんじゃないと思えました。
また、パステル総研の記事にも、不登校に関するものがたくさんあるので、それらを読むことで対応へのヒントも得ることができます。
参考になりますので、皆さんもぜひ読んでみてください。
◆不登校の子どもを持つお母さんのブログを読む
不登校の子どもが増えている現状では、不登校の子どもを持つお母さんが発信しているブログもたくさんあります。
現在進行形の不登校のお子さんの様子や、すでに不登校ではないお子さんがどのように不登校を卒業されたかが書かれたものなどがたくさんあります。その中から、自分に合ったものを見つけてみてください。
私はそれらを読むことで、将来の不安を減らすことができました。
◆スクールカウンセラーに相談する
みなさんのお子さんの学校にもスクールカウンセラーがいると思います。
私は、特に子どもが不登校になったばかりの時は、スクールカウンセラーの方とお話しをすると、心が軽くなりました。
もし、まだ相談したことがないという方は、一度相談してみることをおすすめします。スクールカウンセラーの方でも、自分に合う方と合わない方がいると思います。
お子さんの学校のスクールカウンセラーの方がちょっと違うなと思ったら、自治体の相談窓口にもカウンセラーの方がいることが多いので、そちらに相談してみてもいいかもしれません。
自治体の他にも、大学や病院にもカウンセラーの方がいる場合があるので、自分に合う方を探してみてくださいね。
いかがでしたでしょうか?
子どもが不登校になると、親もしんどいです。そんな時は、じっと立ち止まったまま一人で悩まずに、自分の気持ちが軽くなる方法をいろいろと試してみてください。
お母さんの気持ちが安定すれば、お子さんも少しずつ元気になっていきます。ぜひ自分に合った方法を探してみてくださいね。子どもが不登校でも、前向きに進んでいきましょう!
子どもが不登校でも前向きになれるヒントが多数あります
執筆者:佐藤とも子
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)