グレーゾーン 夏休み

日記・絵日記の1番の悩みは「本人がやりたがらない」こと!発達障害グレーゾーンの子どもが楽しく取り組めるコツ教えます!

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「夏休みの日記・絵日記を子どもがやりたがらない…」こんな風に困っているお母さんは多いようです。実は子どもがやりたがらない理由は発達障害・グレーゾーンの「苦手」が関係しています。ここでは子どもがサクサクできるようになるコツをお伝えします。
 
 

【目次】

 

1.夏休みの日記・絵日記の宿題で困っていませんか?

 
 
夏休みの宿題で出ることの多い日記・絵日記。「子どもがやりたがらない」と悩んでいるお母さんは多いようです。
 
 
日記や絵日記は、ドリルやワークのように答えがなく、取り組むときにどう書こうか考えるところから始める必要があります。
 
 
日記だと毎日つけるように指示がある場合もありますし、絵日記だと文章だけではなく絵も描かなければいけません。
 
 
つまり、一口に日記・絵日記といってもやらなければいけないことがたくさん含まれているのです。 さらにこの「やらなければいけないこと」の多くが発達障害・グレーゾーンの子どもにとって苦手な分野に当てはまるのです。
 
 
例えば根気のいる作業が苦手な子どもは毎日コツコツ取り組むというところで、不器用傾向のある子どもは絵を描くところでつまずいてしまう可能性があります。
 
 
このように子どもの苦手が何なのかによって、子どもが日記や絵日記をやりたがらない理由は異なります。当然、対応すべき方法も変わってくるのです。
 
 
つまり、発達障害・グレーゾーンの子どもにスムーズに日記・絵日記に取り組ませるためには、子どもの苦手を理解して、お母さんがそれに合った対応をしてあげることが必要なんです。
 
 
 
 

2.発達障害・グレーゾーンの子どもの苦手を理解して対応しよう

 
 
ここでは、日記・絵日記に取り組むときに、発達障害・グレーゾーンの子どもがつまずきやすいポイントについて見ていきます。
 
 
ポイントは主に
①何について書けばいいのか分からない
②どう書いたらいいのか分からない
③毎日コツコツ書けない
④絵を描くことが苦手
の4つがあります。
 
 
まず、すべての項目に共通して夏休みが入ったらお母さんにしてほしいことがあります。それは毎日子どもが遊んでいる様子を何枚かスマホで撮影しておくようにするということです。
 
 
基本的に日記は「過去にあったできごとを思い出しながら書く」という作業です。ところが発達障害・グレーゾーンの子どもの場合、短い時間でも記憶することが苦手なタイプも多く、その日にあったできごととは言え、すんなり思い出すことに苦労することがあります。
 
 
さらに、発達障害・グレーゾーンの子どもは目から情報を入れることの方が得意な場合が多いため、写真を見せることで日記を書く作業がスムーズになるのです。こうすることで、サポートをするお母さんもぐっと楽になるんです。
 
 
では順に項目を見ていきましょう。
 
 

①何について書けばいいのか分からない

 
 
これは日記や絵日記に取り組む時に一番最初にぶつかる課題です。日記や絵日記はドリル類とは異なり答えがないため、テーマを決めるのが自由という点が子どもにとっては苦手ポイントになってしまうこともあります。
 
 
自分でどんどん自由に発想を展開していくことが好きな注意欠陥多動性障害(ADHD)タイプの子どもにとっては「テーマが自由」という課題は得意分野です。
 
 
しかし、ルール化されていることの方が得意な自閉症スペクトラム(ASD)タイプの子どもには「テーマが自由」という課題は苦手な分野になります。
 
 
この問題を解決するにはお母さんがテーマを見つけるヒントを出してあげるということです。自由な発想が得意なADHDタイプも日記をかく段階で今日のできごとをすんなり思い出すことができず、自分でテーマを決めるのが難しい場合もあるため、お母さんの手助けはです。
 
 
ここで大事なのはお母さんが楽しい雰囲気を作ってあげることです。発達障害・グレーゾーンの子どもは苦手なことに取り組む時には大人の何倍ものエネルギーを必要とします。反対に子どもが「おもしろそう!」と思えば一気にスイッチが入ります。
 
 
写真を見せながら、「今日は公園で○○を見つけたよね!」「おうちで○○して遊んだよね!」「○○食べたよね!」など子どもがワクワクできるように話してあげましょう。
 
 
また、絵日記の場合は2枚など枚数が少ない場合が多いので、あらかじめ旅行などイベントと合わせて取り組むことを決めておくと、書くテーマで困ることがなくなると思います。
 
 

②どう書いたらいいのか分からない

 
 
テーマが決まった次の段階です。「書くことは決まったけど、どうやって文章をかけばいいのか分からない」という状態ですね。
 
 
ADHDタイプの子どもは自分の好きなテーマを設定することさえできれば後は自分でスラスラ書いていくことが多いです。
 
 
一方、自分でなかなか書き進められないタイプの子どもには、テーマを決める手順と同じで、写真を見せながらお母さんがヒントをどんどん出してあげることが必要です。
 
 
ここで1つ注意が必要です。学校では日記を書く際に「必ずその時の自分の気持ちを書くように」という指導が入る場合があります。
 
 
ASDタイプの子どもは人の話に調子を合わせたり共感するということが苦手な傾向があるため、自分の感想を持つということが難しい場合があります。
 
 
さらにこだわりが強いと「とりあえず楽しかったって書けばいいじゃない」なんて親が言ってもすんなり受け入れてくれないこともあります。
 
 
ここでお母さんが対応を間違うと、子どもは章を書くこと自体を嫌いになる可能性があります。お母さんにはASDタイプの子どもは感想を持つのが苦手、アウトプットするのに時間がかかるという点を頭に置いて対応してほしいのです。
 
 
ASDタイプは頭のいい子が多いです。お母さんが「どこがおもしろかった?」「そっか、なんで面白かったの?」などと丁寧に話を聞いてあげながら、子どもが自分で納得できるような言葉を見つける手伝いをしてあげることが大切です。
 
 
書き終わったら、「自分でちゃんと書けたね!頑張ったね!」と子どもが日記に取り組めたことをたくさん褒めてあげてくださいね。
 
 

③毎日コツコツ書けない

 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもは毎日コツコツやるのではなく、気が向いたときに一気に取り組む傾向があります。これは集中力を保つのが苦手であるなどの特性を持っているためです。
 
 
お母さんから見れば毎日コツコツやってほしいという気持ちがあるかとは思いますが、「まとめてでもやればいいや」くらいの気持ちで見守ってあげてください。
 
 
ただ、まとめてやるのもなかなかスムーズにいかない場合はお母さんの工夫が必要です。
 
 
例えば週に1回取り組む日を決めておくと、まとめて取り組む量も1週間分で済むため、夏休みの最終日に慌てるということもなくなります。「過去のできごとを思い出すのが大変」という問題は写真を毎日撮ることで解決できます。
 
 

④絵を描くのが苦手

 
 
これは絵日記の場合に関係してきます。ここでもあらかじめ撮影した写真を活用してください。
 
 
ASDタイプの子どもは不器用な傾向があるため、絵を描くことが苦手な場合が多くあります。一方、ADHDタイプの場合は絵を描くこと自体は苦手でなくても、丁寧に作業することが苦手であるため、雑な仕上がりになってしまうことがあります。
 
 
両方のタイプに共通してお母さんにやってほしいことは子どもの絵にダメ出しをすることは絶対にしないで、できているところをどんどん褒めてあげてほしいということです。
 
 
学校によっては「色鉛筆で丁寧に色を塗るように」なんて指示が出される場合もありますが、これを受けて子どもに「もっと丁寧に描きなさい!」なんて言うのは絶対にNG!
 
 
発達障害・グレーゾーンの子どもはダメ出しされたら、ますますやる気をなくして絵日記に取り組むのを嫌がるようになるだけです。
 
 
できていない部分はスルーして、「この部分、難しいのによく描けたね!」「ここ、丁寧に色塗りできたね!」と子どもが丁寧に取り組めている部分をどんどん褒めてあげてください。
 
 
子どもは褒められると自信がつくため、だんだん自分から丁寧に取り組もうとするようになっていくんです。
 
 
絵だけでなく、文字も同じです。詳しくは、『「丁寧に書きなさい」では子どもの字はきれいにならない!?発達障害ADHDタイプの子どもに効果的な対応とは』で解説していますので、ぜひ読んでみてくださいね。
 
 
 
 
いかがでしたか?日記や絵日記のつまずきポイントには、すべて発達障害・グレーゾーンの子どもの持つ苦手が関係しているんですよ。
 
 
今年の夏は子どもに合った対応をして、楽しく日記・絵日記に取り組ませてあげてくださいね!
 
 
その他、絵日記と並んでお悩みが多い「自由研究」についての対策は『自由研究の1番の悩みは「親の手伝いが必要」なこと!発達障害・グレーゾーンの子どもがスムーズに取り組めるサポート方法を紹介します!』でご紹介しています。これで夏休みの宿題対策はばっちりですよ!
 
 
執筆者:森あや
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
 
 
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