片づけできない子どもには「まねっこ作戦」!おもちゃ出しっぱなしを3日で解決

 

おもちゃが出しっぱなし、散らかり放題のリビングにうんざりしていませんか?何度言っても指示が通らず、片づけができない子どもには指示を出さずに「まねっこ作戦」でサクッと解決しますよ。
 

【目次】

1.おもちゃが出しっぱなし!散らかり放題のリビングにうんざり
2.子どもに指示が通らず片づけできない理由
3.声掛け不要「まねっこ作戦」
4.片づけできない子どもの3日後の変化

 
 

1.おもちゃは出しっぱなし!散らかり放題のリビングにうんざり

 
 
我が家にはYouTubeが大好きな発達凸凹の小学1年生の男の子がいます。
 
 
なんでもYouTubeを見ながらなので、私の声掛けも上の空で全く届きません。
 
 
「片づけてから○○しようね。」
「一緒に片づけよう!」
「ここにこれいれようね。」
 
 
いろんな声掛けを試しても動こうとしてくれませんでした。
 
 
レゴなどブロックを使って車や街を作るのが好きな子どもは完成したものや作りかけの物を移動したり壊されることを嫌います。
 
 
子どもが動かないので私が片づけようとすると「片づけないで!」と怒り出していました。
 
 
 
 
そんな状態なので片づけができず、おもちゃは万年出しっぱなし、散らかり放題のリビングにうんざりしていました。 
 
 
やったらやりっぱなし、ずっと片づけできないままなのかな?
 
 
散らかったリビングを何とかしたい!
 
 
せめて片づけさせてくれないかな。自分で出したものは片づけられるようになって欲しいと思っていました。
 
 
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2.子どもに指示が通らず片づけできない理由

 
 
「片づけしよう」の指示が通らず、片づけできないのにはその子どもの脳の得意、不得意があるからです。
 
 
・聞いているけど指示が通らない
・目に入ったものにすぐに飛びつく
・YouTubeを見だしたら止まらない
 
 
お子さんにこんな特徴はありませんか?
 
 
脳に目から入る情報を受け取るのが得意(視覚優位)な特性がある可能性があります。
 
 
視覚が優位ということは、目から入る情報への対応力が優れていて、耳から入る情報よりも先に目から入る情報に反応してしまいます。
 
 
ですから、ママの「片づけよう」の声掛けよりも目の前に見えていることへ集中してしまって指示通りに動けず、片づけできないのです。
 
 
 
 
 
耳から入る情報が受け取りにくい場合は、得意な目から情報を受け取るようにして指示を出すと効果的です。
 
 
・動画で見たものを真似て遊ぶ
・ママの真似が好き
 
 
など、視覚からの情報に反応をしやすい子どもは真似をすることが好きな傾向があります。
 
 
普段子どもが楽しんでできることを取り入れて片づけの行動を起こすきっかけになるように働きかけると子どももママもストレスなく取り組むことができます。
 
 
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3.声掛け不要「まねっこ作戦」

 
 
そこで、子どもに自分から片づけできるようになってほしい、おもちゃが出しっぱなしのリビングを何とかしたいと私がとった作戦は「まねっこ作戦」です。
 
 
子どもは片づけしなくてOK。私が寝る前に片づけをすることにしました。
 
 
ただ今まで出しっぱなしだったおもちゃをいきなり全て片づけると子どもが拒否反応を示すことが予想されます。
 
 
また、私一人で全部片づけると思うとやる気が出ません。
 
 
そこで、その日子どもが久しぶりに出したおもちゃに注目しました。
 
 
いつも遊んでいる物はそのまま、その日に出したおもちゃだけを片づけることにしました。
 
 
 
 
 
その日から私が取った行動は「寝る前にその日に出したおもちゃだけを片づける」たったこれだけです。
 
 
就寝準備が整ったところで寝る前に「これだけ片づけるねー」と軽く声を掛けてみました。 
 
 
特に反応はありませんでしたが、嫌がる様子もないので子どもがYouTubeを見ている横で片づけをして先にベッドに入るという行動を続けました。 
 
 

4.片づけできない子どもの3日後の変化

 
 
すると3日後、子どもの行動に変化がありました。
 
 
おもちゃを片づけて「ベッドで待ってるね」と先に寝室に行くと寝支度を済ませた息子がやってきました。
 
 
なかなかベッドに入らずもじもじした様子で「一人でトイレに行けないから着いてきて」というので着いて行くと「何か気づかない?」と得意気に言います。
 
 
よく見るといつも脱ぎっぱなしの服がありません。
 
 
「脱いだ服は?もしかして片づけてくれたの?」
 
 
驚いて見せると「どう?こんなの簡単!」と自慢気です。
 
 
「え?服どこに行ったの?」 
「どこどこ?」 
「洗濯カゴに入れてくれたの?」 
「嬉しぃ!!!助かっちゃう!!」 
 
 
驚いたり、感謝したりしてオーバーに褒めました。 
 
 
私の反応に子どもは上機嫌です。 
 
 
トイレを済ませた後ベッドに行こうとすると息子が急に足を止めて「片づけて寝なきゃね」と言って出しっぱなしのおもちゃを片づけ始めました。 
 
 
「そうだよね!」と私も一緒に片づけ始めると「僕はこっち片づけるからお母さんそっち片づけて」と自分が片づけるものと私が片づけるものを決めました。 
 
 
子どもが片づけると決めたものは自分のお気に入りのおもちゃだけで、私との量には明らかに大きな差があります。 
 
 
そんなのはスルーです。 
 
 
「オッケー!」ご機嫌で返し作業に取り掛かりました。 
 
 
 
 
さらに驚いたのは「丁寧に。丁寧に」と言いながら、ぐちゃぐちゃ、ガサッとおもちゃ箱に入れるのではなく、折りたたむものはたたんで、箱の中にも順番に綺麗に並べてしまったことです。
 
 
その間も
「そうだよね。丁寧に片づけると良いよね」
「わぁ!綺麗に並べてるね」
「あともうちょっとだね」
「お母さんはまだこれだけしかできてないんだけどもうそんなにかたづけたの!?」
 
 
共感や驚き、励ましの声掛けをし続けました。
 
 
こんな調子で今まで数か月間、片づけできないと諦めていたリビングはスッキリ!綺麗に片付きました。
 
 
綺麗になったリビングを見て「わぁ!綺麗になったねー!」ハグして喜び合いました。
 
 
いかがでしたか?
 
 
声掛けなしでもママがやっている姿を見せるだけで子どもは真似をして自分から動き出してくれるんです!
 
 
良かったら試してみてくださいね。
 
 
 
 
 
 
このほかにもYouTubeとの上手な付き合い方や解決方法をたくさんご紹介しています!

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執筆者:福原かおり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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