夏休みの宿題を先延ばしにしない!勉強嫌いな子への声かけ術

 

勉強嫌いな1年生の子が夏休みの宿題を先延ばしにして、このままじゃ宿題が終わらない!と心配になっていませんか?勉強嫌いな子どもに授けたいのは「宿題できた!」という自信です。2学期を元気に迎えるために、たくさんの自信をつける夏にしましょう。
 

【目次】

 
 
小学生になって初めての夏休み!
 
 
1か月以上もお休みがあるとわかり、小1の娘はわくわくでいっぱいでした。
 
 
発達障害グレーゾーンの娘は宿題だけでなく、普段からイヤなことは後回しにする癖があります。
 
 
あと片付けは「あとで」、お風呂も「あとで」。
 
 
寝る間際になって宿題ができていない、お風呂も歯磨きもできていないと大暴れ。
 
 
「宿題しなくてもいいよ」と言ってもそれはイヤで、「やらなきゃ学校に行けない」と泣きながらしていました。
 
 
夏休みの宿題のことを考えるだけで、疲れを覚える親御さんも多いのではないでしょうか。
 
 
1年生の夏休みの宿題と言えば、国語・算数のワーク、自由研究・工作、日記、読書、あさがおの観察などがあると思います。
 
 
やることが多く感じますが、計画通りに進めれば余裕を持って終わらせられる量です。
 
 
 
 
子どもの宿題なんだから、できれば子どもの自主性に任せたいとは思いますよね。
 
 
ですが発達に凸凹のある子は特に、見通しを立てるのが苦手で、宿題を計画通りに終わらせることが簡単ではありません。
 
 
それが「できなかった」という失敗体験になると、勉強に対するネガティブイメージ強化されてしまいます。
 
 
大人がほどよく関わることで勉強への苦手意識を少なくし、2学期への自信につなげてあげたいですよね。
 
 
 
 
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2.なぜ宿題を後回しにするの?3つの「ない!」

 
 
サッと宿題を済ませてしまえばあとがラクなのに…と思ったことはありませんか?
 
 
嫌いなことにいつまでも取りかからず、後回しにしてしまうのはなぜでしょうか?そこにはいろいろな理由があります。
 
 

◆①字を書くのが苦手、書きたくない!

 
 
本を読むのは大好きなのに文字を書くのが苦手という子は少なくありません。
 
 
わが家の娘もそうで、お手本をじっと見て同じようにまねして書くことがとっても苦手。
 
 
ひらがなを習ったばかりの小学1年生にとって、文字を書くことは大変なことです。
 
 
ですが、書くことが極端に苦手な場合は書字障害の可能性もあります。
 
 
書字障害とはディスグラフィアとも言われ、知的障害はないけれど文字を書くことに極端に困難を抱えている学習障害のひとつです。
 
 
特徴としては
 
・文字が枠に収まらない
 
・形のバランスが悪い
 
・「め」や「ぬ」などの文字を書き間違える
 
・小さな「っ」を書き飛ばす
 
・「きゃ・きゅ・きょ」の音を聞いて、「き」のあとに入る文字が書けない、など。
 
 
習いたての1年生ではよくあることです。
 
 
ただ、練習をしても間違えを繰り返し、書くことがどんどん嫌になっているとしたら、書字障害の可能性もあります。
 
 
国語や算数のワーク、日記、調べ学習では、学習の内容以上に「書く」という作業でつまづいているかもしれません。
 
 
 
 

◆②気が散りやすく、集中力が続かない!

 
 
学校の授業は45分もあるんだから、そのくらいは集中力が続くのでは?と思ってしまいますよね。
 
 
ですがそもそも低学年が集中できるのは5~10分程度。
 
 
授業では45分間ひとつの課題に取り組み続けることはさせず、先生方も集中力が切れないよう工夫しています。
 
 
そして集中力が続かない理由に、環境も大きく関わっています。
 
 
気になるものが目に入ると、そっちが気になり勉強が進まない…。
 
 
そんなことも多いのではないでしょうか。
 
 
宿題をする時の鉄則は、手の届くところに物を置かないことです。
 
 
できれば気になるものが目に入らないよう片づけたり、隠したり、壁に向かって座るのもひとつです。
 
 

◆③ぜんぜん楽しくない!

 
 
本来「新しいことを知る・わかる」ことは楽しいことです。
 
 
脳は「わかった!」という経験をしたときに発達が進みます。
 
 
つまり楽しいと感じることで脳が成長するということです。
 
 
宿題を後回しにするということは、楽しいこと、興味があることではなさそうですよね。
 
 
1年生の夏休みの宿題は楽しさ重視でOK!
 
 
できないことを自覚させて、自信を失くす必要はありません。
 
 
また字を書くことが苦手な子にとっては反復練習は苦痛でしかありません。
 
 
その他にも楽しくない・やる気が出ない理由は考えられます。
 
 
眠い、おなかがすいた、疲れたという状況では、そもそも大人でもやる気が出ません。
 
 
「早くしなさい!」と怒られてからすることが多いとしたら、ネガティブ感情と宿題が結びついているかもしれません。
 
 
行動は、やり始めるときが一番エネルギーを使います。
 
 
ネガティブなイメージは、動き出すまでの大きなハードルになってしまいます。
 
 
宿題=楽しくないは、早めに払拭したい部分です。
 
 
 
 
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3.勉強嫌いな子でも「宿題できた!」育てたいのは子どもの自信

 
 
宿題にポジティブな印象を持たせて、子どもの自信を育てるには、「自分で決めて動いた」と実感を持たせることが大切です。
 
 
今すぐできる声かけのコツとママの対応をご紹介しますね。
 
 

◆予定の立て方と声かけのコツ

 
 
そもそも1年生ではまだまだ時間の感覚が育っていないことも。
 
 
夏休みの期間がどれくらいなのか、ちゃんとわかっていない子も多いのではないでしょうか。
 
 
そこで本人の目で見て理解ができるよう、子ども専用カレンダーを用意するのもおすすめです。
 
 
カレンダーには夏休みのイベントの日にシールを貼ったり書き込んだりしてもらいます。
 
 
本人の誕生日・旅行・お盆のお出かけなどワクワクすることや、登校日・宿題の提出日など動かせないものです。
 
 
カレンダーに書き込むと一気に夏休みが楽しみになります。
 
 
そしてここからは一旦大人の出番です。
 
 
ワークは毎日1ページずつ進めると何日かかるか?絵日記は何日分あるか?など、宿題全体の把握をします。
 
 
「ワークは〇ページあるね。1ページずつしたら、カレンダーのこの日には終わるよ」と伝えて、どんなペースで進めるか自分で決めてもらいます。
 
 
大体の目途が立ったら、最後は宿題をどの時間帯にするか確認をしておきます。
 
 
お昼ご飯より前なのかあとなのか。ここまでできれば少しは安心できますね。
 
 
計画が立ったらいよいよ実行ですが、放っておいてやってくれることはありません。
 
 
そこで思い出せるよう声をかけます。
 
 
「宿題は午前にするんだったね。おやつか宿題どっちが先?」という感じで、選択肢を与えて本人に順番を決めてもらいます。
 
 
「ゲーム30分と、宿題15分どっちから?」と、選択肢に子どもの好きなことを入れるとやる気につながります。
 
 

◆宿題を成功体験にするママの対応

 
 
宿題ができたらカレンダーに花丸やシールを貼るとやる気アップにつながりますよ。
 
 
私たち大人は、夏休みの宿題=1学期にできなかったことを克服するため、と考えがちです。
 
 
ですが勉強が嫌いな子にとって、苦手なことを教え込むような学習方法では、ますます勉強嫌いに磨きがかかってしまいます。
 
 
低学年はまだ勉強を始めたばかり。苦手だから勉強ができないのではなく、楽しいと思えないだけかもしれません。
 
 
つまずきそうな問題は大・大・大ヒントを出して、×がつかないよう正解に導きます。
 
 
 
 
字が汚くてもOK!
 
 
全部ひとりでできなくてもOK!
 
 
我が家では夏休みの宿題で“わたしにもできた!”を目指しました。
 
 
大人になっても必要な「自分で学ぶ力」を育てるために、勉強の時間は楽しい!と思えることが大切だと感じたからです。
 
 
夏休みの宿題を、子どもの自信を育てるチャンスにしてくださいね。
 
 
 
 
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執筆者:本田ひかり
(発達科学コミュニケーションリサーチャー)
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